続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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僕の夏休み~信州・上田~

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昨日、今日と名目上は夏休みと言う事で、父親の実家の在る上田へと来ている。


昨日、深谷の実家を出て直ぐに、あの様な衝撃を受けてしまい、

僕の心は正に終戦記念日玉音放送を聴いた様な心持ちだ…。

其れは兎も角、昨年一昨年に引き続き、山や田畑に囲まれた風景を見、

命の洗濯が出来ればと思ったが、あの不意打ちで今年は厳しそう…。

十七時前に上田の家へ着き、祖父母に線香を手向ける。

祖父が亡くなって四年半、祖母が亡くなって二年。

僕は只、歳を取っただけで、何ら成長していない…。

感傷的に成りつつ、夕方に成り、風も出て来て涼しさが感じられる。

盆地なので、昼夜の寒暖の差が激しく、夜とも成れば涼しい。

夕涼みがてら、恒例の散歩へと出掛ける。

先ずは、畑へと出掛ける。

子供の頃、祖父母に連れられて良く来た畑。

今は半分は田圃にし、米を作っている様だ。

畑の脇を流れる用水で、祖父に沢蟹を捕って貰ったのを思い出す。

今でも、畑に祖父母が居そうな感じで、切なさが込み上げて来る。

太陽が傾き、青々とした稲穂が夕陽を受け、そよそよと風に戦いでいる。

向こうには菅平の山々が見える。

田圃の脇を流れる水のせせらぎが実に涼やかで、心を落ち着かせて呉れる…。

風に乗って遠くから、「炭坑節」、「会津磐梯山」が聞こえて来る。

叔父の話では、隣村の盆ダンスではないかと言うので行ってみる。

すると、村人達が神輿を担ぎ、如何やら、村祭りの様だ。

長閑で宜しい…。

祖父母の眠る墓や、子供の頃に遊んだ神社等を巡り、林檎畑を擦り抜けて戻る。

家の裏手には、流木を刳り貫いた様な街灯がまだ立っており、

毎年、此れを見るのが楽しみだったりする。

正に、井上陽水の「少年時代」が似合う光景だ…。

然し、今年は何と無く、はっぴいえんどの「夏なんです」で…。

夏なんです