続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「居酒屋 ニューナガズミ」【岐阜】


 …名古屋での仕事を終え、明日の仕事に備え、岐阜駅前の宿に転がり込む。
  二週間振りに此の地へと戻って来る。
  駅前に立つ黄金色の織田信長像は、相変わらず、遠目には黄金バットにしか見えない…。
  宿で少し休憩をした後、晩御飯を摂りに、雨の上がった街を彷徨う。
  前回、気に掛かる店の目星は付けてあった…。
  店の名を「ニューナガズミ」と言い、新鮮な魚と、日本酒や焼酎を売りにしている様だ。
 
 ◎「生ビール」四五〇円
 …幾ら日本酒や焼酎の品揃えが良くても、僕には麦酒が有れば良い。
  痛風を患う手段としての麦酒が…。
  仕事が終わってから、今日は一切の水分補給をしていない為、
  此の一杯が殊更、極上の味に感じられ、至福の時を連れて来て呉れる…。

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 ◎「生がき」四八〇円
 …一〇月一日の冬牡蠣の解禁以降、其処等で生牡蠣の文字を見る様になる。
  其れだけ、冬の味覚としては魅力的で、人気の有る品なのだろう。
  そう言う僕も、大の生牡蠣フェチ故、メニューに発見すれば、必ず発注する。
  北海道は昆布森産との事で、夏に隣りの釧路で頂いた岩牡蠣を思い出す…。
  岩牡蠣と違い、冬牡蠣なので、もっと小さい物かと思いきや、夏牡蠣並みの大きさ。
  檸檬を搾り、他の味付けはせず、其の儘、大きな口を開けて頬張る。
  自然の海の塩分だけと檸檬だけで十分で、身は実にプリップリ!
  口の中で躍る様な感覚で、中はトロットロで、エキスが溢れ出して来る。

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 ◎「ネギと明太子」四八〇円
 …メニューに魚卵系プリン体の代表である明太子を発見したので発注。
  一体、如何言う代物かも分からずに発注したが、出て来て吃驚。
  細かく千切りにした葱を胡麻油等で味付けした物の上に、豪快に明太子が載っている。
  然程、驚く様な事でもないが、麦酒と言うプリン体を呑んでいる時に、
  此の手のプリン体が出て来れば、自然と心が弾んでしまう。
  葱は胡麻油の香ばしさが強く、明太子のプチプチも愉しめる逸品。

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 ◎「どて煮」四八〇円
 …昼間に「どて丼」を頂いたにも拘らず、我等「腕白ブラザーズ」は、
  とことん貪欲に、プリン体が有れば追い求めて行く…。
  名古屋圏に来て以来、すっかり御馴染みの八丁味噌で味付けされたもつ煮。
  昼間の物よりもドロっと濃厚で、酒の摘みの色合いが濃く出ている。
  もつはギュッと言う弾力が良く、トロトロの物とは違った趣きが有る。
  思わず、御飯にぶっ掛けたい衝動に駆られ、思わず「どてめし」を頼みたく成ってしまう…。

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 ◎「さんま炭火焼」四八〇円
 …秋の味覚・秋刀魚を、海無し県の岐阜で頂いておく。
  北海道は厚岸産との事で、生の秋刀魚は散々頂いたが、焼いた物は暫く振りな気がする。
  大根卸を載せ、其の上から醤油をドバッとぶっ掛けて頬張る。
  しっかりと脂が載っており、皮目は焦げ目が付いて香ばしい。
  刺身とは違って、ホッとする温かさが素敵だ。
  此れ又、御飯が頂きたく成ってしまう…。

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 ◎「あら汁」無料
 …此方の店に入る決め手として、此の「あら汁」が無料と言うのに惹かれる。
  如何も、貧乏人はロハに弱い…。
  セルフサーヴィスと記してあるが、御願いすれば持って来て呉れる。
  高血圧患者は〆に塩分を補給したくなる性分なのだ…。
  具沢山で、恐らくは鮭と思われる魚の骨の部位が入っており、身も付着している。
  魚の出汁も効いており、同時に胃袋も温まり、塩分で頭痛も痛くなる…。

 此方では麦酒を三杯頂き、胃袋が物足りないので、河岸を替えるべく徘徊を開始する…。