続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん大 池袋店」【池袋】

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◆「らーめん大 池袋店」【池袋】


 ◎「ラーメン」六〇〇円+「こま切れ豚」七〇円+「味付卵」七〇円+「魚粉」五〇円

 …昨日。
  金曜日の夜半から、俄かに首周りが異様に強張り、発熱しそうな気配に見舞われる。
  然し、土曜日は久し振りに、会社の方と寄席に出掛ける約束をしている為、強行する。
  リンパ腺が腫れ、首や肩の凝りが酷いが、此方で大蒜を摂取すれば治るだろうと、
  寄席に出掛ける前の腹拵えに、大蒜とカネシ醤油を補給しに、今年の二月二十一日以来、
  豪い久し振りに店の敷居を跨ぐ。
  旧「ラーメン二郎 堀切店」、現「ラーメン大 堀切店」の支店。
  僕としては、「ラーメン二郎 堀切店」で「二郎」の産湯を浸かったので、思い入れが強い…。
  十一時の開店直後と言う事も有り、店内には先客三名のみで、ホッと胸を撫で下ろす。
  券売機で「ラーメン」、「こま切れ豚」、「味付卵」、「魚粉」の釦を次々に押して席に着く。
  水を飲んで落ち着いていると、不意にトッピングを訊かれる。
  出される寸前かと思って悠長にしていた為、不意打ちを喰う。
  慌てて、「野菜、大蒜、脂で…」と御願いする。
  店員は、「堀切店」で見た事有る御仁だ…。
  其の後、五分弱で、高々と聳える野菜の山の載った丼がカウンター上に置かれる。
  「堀切店」は野菜の盛りが少ないと不評だが、此処「池袋店」ではそんな心配は無用だ。
  「野菜多目」、「野菜増し」、「野菜増し増し」の夫々の盛り付けの写真が貼り出され、
  其れに忠実に対応して呉れる様で、腹っ減らしの腕白中年の胃袋を満足させて呉れる…。
  さて、蓮華に魚粉が盛られているので、野菜の山に振り掛ける様にして塗す。
  蓮華が空に成った所で、スープを啜る。
  此方の系列は甘辛さが特徴だが、今回は塩分の効いた塩辛さが真っ先に感じられる。
  此れは此れで良いのだが、もう少し甘辛い方が昔からの馴染みが有って好みだ。
  然し、魚粉が加わり、和風の感じが付加され、魚介系醤油豚骨っぽさが味わえる。
  野菜はシャキシャキ感が有り、萌やしとキャベツの旨さが堪能出来る。
  野菜嫌いの僕でも、「二郎」系の萌やしとキャベツは好きだ。
  麺は、「丸山製麺」の物で、茶色を帯びた極太麺。
  ボソボソ、モキモキ、モッチリとした食感で、のんびりと啜ると言うよりは、
  ワッシワッシと喰らい付く様に、丸で、犬喰いの様に丼を抱えて齧り付くかの様。
  豚は、残念な事にパサパサ感が有り、蕩ける様な感じは無い。
  其の昔、「ラーメン二郎 堀切店」の頃は、此の豚が非常に旨く、
  「豚ダブル」で必ず発注した物だが、今や、其の面影は感じられない…。
  「こま切れ豚」が辛うじて、脂身の付着した部位も有り、スープに浸すと其れなりに旨い。
  「味付卵」は、歯を当てると黄身が飛び出す様な感じではないが、適度に半熟。
  味は良く染みており、高血圧患者には喜ばしい事だ…。
  大蒜も辛味が効いて、風邪も吹っ飛ぶ様な豪快さで、食べ終わると汗が噴き出し、
  身体は随分とポッカポカに成った分、大蒜臭が毛穴から漂っている…。