…今日の日帰り仕事ぶらり旅は、北本へと出掛ける。
地元・埼玉県、然も、我が故郷の深谷市へ通じる国道十七号線沿いの街は愛着が有る。
渋谷や池袋には、とてもでないが所縁は感じられない…。
仕事を開始するも、余りの煩雑さに途方に暮れてしまい、十二時半過ぎに食事休憩を取り、
作戦会議も兼ね、北本と言えば此方と言う、武蔵野饂飩の超有名店へ三名で出掛ける。
埼玉県の県北地域に生まれた者にとっては、饂飩は馴染み深い物で、
此の「田舎っぺ」は其の代表と言うべき名店で、「熊谷店」と此の「北本店」は何度も訪店済み。
「田舎っぺ」には二〇〇七年六月一〇日以来、二年半振りの御無沙汰…。
地元・埼玉県、然も、我が故郷の深谷市へ通じる国道十七号線沿いの街は愛着が有る。
渋谷や池袋には、とてもでないが所縁は感じられない…。
仕事を開始するも、余りの煩雑さに途方に暮れてしまい、十二時半過ぎに食事休憩を取り、
作戦会議も兼ね、北本と言えば此方と言う、武蔵野饂飩の超有名店へ三名で出掛ける。
埼玉県の県北地域に生まれた者にとっては、饂飩は馴染み深い物で、
此の「田舎っぺ」は其の代表と言うべき名店で、「熊谷店」と此の「北本店」は何度も訪店済み。
「田舎っぺ」には二〇〇七年六月一〇日以来、二年半振りの御無沙汰…。
◎「名物きんぴら」二一〇円
…饂飩が出て来る迄は、此の金平牛蒡で繋ぐ。
何を隠そう、僕は大の野菜嫌いだが、此方の金平牛蒡は大好き。
麦酒の摘みにも十分に成り得るが、如何せん、此方では酒類を提供していない…。
牛蒡、人参が極太で、胡麻油をふんだんに使い、ピリ辛に味付けされており、
此の繊維質の塊が、固くてバキバキ言う様な事は一切無く、吃驚する程に柔らかい。
味付けも非常に宜しく、実家に帰って、御節料理で金平牛蒡が有っても見向きもしないのに、
此方のは特別に旨く、大量購入したい程だ…。
◎「肉ねぎ汁うどん(特大盛り)」八四〇円
…「熊谷店」であれば、「塩肉ネギ汁うどん」が有るのだが、特許出願中らしく、
「熊谷店」限定メニューなので、此方では醤油味の「肉ねぎ汁うどん」を発注。
麺の量は、「並」、「大盛り」、「特大盛り」、「かさね」、「1キロ」…と有り、
此方では何時も「特大盛り」を発注している。
「並」で四五〇グラム、「大盛り」で六〇〇グラムと言うから、
「特大盛り」は七〇〇グラム以上は有るのだろうか…。
金平牛蒡で和んでいると、其の巨大な饂飩の山が遣って来る。
一本一本が太く、丸で、縄の様、否、綱の様な太さだ…。
此れを、醤油味のつけ汁に浸し、後はヅルヅルと豪快に音を荒げて啜るのみ。
然し、余りに太過ぎるので、不器用な僕では箸で手繰るのも一苦労…。
何かのリハビリテイションの様に、容易じゃなさげに手繰り、やっとの思いで口へ運ぶ。
噛むと、歯を押し返す様な、物凄い強靭な腰、弾力に圧倒される。
口の中がアウンアウン言ってしまい、顎が鍛えられる程の腰。
正に、此の地方に伝わる「手ぶちめんこ」と言った感じだ。
「手ぶち」=「手打ち」、「めんこ」=「麺」。
「手打ち麺」と言うよりは、「手ぶちめんこ」と言った方が、明らかに腰が強くて旨そうに聞こえる。
肉汁は、薄切りの豚バラ肉から染み出した脂の甘味と、葱の甘味が感じられ、
醤油味を円やかにし、コクの深い物へと仕上がっている。
矢張り、武蔵野饂飩は肉汁に限る。
まあ、他にも、茸や茄子も有るのだが…。
其れにしても、饂飩の量が多い。
とは言っても、素麺を七〇〇グラム喰えと言われたら絶対に無理だが、
一本が太くて重量感が有るだけなので、意外とスルスルと入ってしまう。
然し、腹はくちい…。
此れが又、腹持ちの良い事。
益々、出っ張った腹がゆさゆさと揺れてしまう…。
※2009年12月18日時点の情報です。
ID:0000505861
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