「はなまるうどん」【足利】 - 続・ＲＯＣＫ‘Ｎ’ＲＯＬＬ退屈男

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　◎「温玉ぶっかけ（温・中）」三九九円

　…足利滞在二日目。
　　朝は八時過ぎに起き、朝御飯を摂り、御飯を二膳頂く…。
　　仕事は午後からで、十二時半集合の為、午前中は時間が有る。
　　宿の近くに足利市の観光名所の足利学校、鑁阿寺が在るが、生来の出不精、
　　観光嫌いの為、出掛ける気持ち、気力も無く、部屋で読書に耽って過ごす…。
　　予め、昼御飯を済ませておく様に指示が出ているので、街に出てみる。
　　とは言え、朝から二膳も平らげた為、全く以って腹は減っていない。
　　然し、肉体労働に備えて、胃袋に押し込んでおかねばならない。
　　昨晩、ＪＲ足利駅前を彷徨った際、「はなまるうどん」が在った事を思い出し、
　　数年振りに此方のチェーンを訪れる。
　　埼玉県人は肉汁饂飩に代表される武蔵野饂飩に慣れている上、
　　讃岐饂飩を頂くにしても、大宮には「やま泉」と言う名店が在るので、態々此方には訪れない。
　　精々、こう言う時に訪れるのが精一杯だろう…。
　　店内に入り、盆を手に取る。
　　天麩羅や稲荷寿司等が置かれており、自分の好きな物を好きなだけ取る仕組みになっている。
　　然し、今の僕には余分な惣菜を頂くだけの胃袋の余裕が無い…。
　　何も取らず、会計のレジスターの手前の饂飩発注所の前に立つ。
　　メニューをザッと眺め、一瞬、「納豆ふわとろ」と言い掛けて止め、「温玉ぶっかけ」と言い直す。
　　特に意味は無い…。
　　大きさは、「小」では小食のオフィスレデー気取りで嫌、「大」では多過ぎるので、
　　間を取って「中」にし、更には冷たいのと温かいのが選択出来ると言うので、
　　単なる気紛れで温かいので御願いする。
　　冬と言えども室内では必ず暑がる癖に、温かいのにしたのには、頼んだ後で後悔する…。
　　数十秒で饂飩が出来上がり、代金を支払い、揚げ玉、卸生姜をぶっ掛けて席に着く。
　　箸で温泉玉子を割り、全体に馴染ませてから啜る。
　　矢張り、温かい饂飩は腰が無くて駄目だ…。
　　フニャフニャした感じで、病院食を食べている気分に陥る。
　　饂飩は水でキリリと〆て、強靭な弾力でアウンアウン言い乍ら、其の腰を堪能しないと…。
　　つゆが温かいので、食べ進めるに連れ、身体が汗ばんで来る。
　　だから冷たいのにすれば良かったのに、如何言う風の吹き回しか、温かいのにしてしまうと言う失態…。
　　僕の気紛れと、頼んだ後に後悔する「後のフェスティヴァル」症候群は治りそうにない…。

はなまるうどん足利駅前店　[ うどん、そば、丼 ] - Yahoo!グルメ