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◆「そばきりや 薫風」【柳瀬川】
「そばきりや 薫風」【柳瀬川】
◎「ひれかつ付カレーうどん(チーズ入り)」一〇五〇円
…昨日。
此の日は強い風が吹き荒れる中、新座へと同行で出掛ける。
余りの強風で、ヅラの人は顎紐をしっかり結わないと飛ばされそうな程だ…。
仕事も押し気味で、僕は疾うに御疲れ気味。
此の一週間の長く感じる事たるや、漸く、金曜日迄辿り着いたと言う感じが強い。
十四時半過ぎに柳瀬川駅迄歩いて戻り、やっと昼御飯の時間のタイムに相成る。
「柳瀬川~流れる岸辺 想い出は帰らず~」と心の中で鼻歌を歌い、
「広瀬川だろ!」と独りで突っ込んでみる遊びが僕は好き…。
駅前の「ぺあもーる」と言う鰻の寝床の様な商店街に入り、飲食店を探す。
「マクドナルド」、中華屋、豚カツ屋の中に、蕎麦屋を見付け、二人して入る。
とっくに昼時を過ぎている為、店内には先客一組のみ。
テーブル席に腰掛け、空腹で萎縮した胃袋に入れる物を物色する。
壁に貼られた御薦めメニューの中に、随分と蠱惑的な物を発見する。
「ひれかつ付カレーうどん(チーズ入り)」…。
はい、決定!
ヒレカツは無くても良いのだが、カレーにチーズの組み合わせには頗る弱い。
「CoCo壱番屋」に於いては、チーズをトッピングしないで頂いた事は無い程に好き。
「ひれかつ付カレーうどん(温玉入り)」にも揺らいだが、此処は矢張りチーズで発注。
あっ、発注した後に気付いたが、此方は蕎麦屋だ。
蕎麦屋で蕎麦を頂かずに如何する、と言う何時もの「後のフェスティヴァル」状態。
此の早とちりで性急な性格は生涯直らないだろうな…。
蕎麦茶を啜りつつ、疲労困憊で陽炎の様にぼんやりしていると、芳しい香りが遣って来る。
見た目に旨そうで、腕白中年の心を擽るカレー饂飩。
春一番が吹いたとかで、暑がりの僕にとっては夏到来の此の陽気。
暑がりで、昨年不意に気付いた猫舌の癖に、熱々のカレー饂飩を発注した事に些かの後悔も感じる…。
先ずは匙で汁を掬うと、如何にも蕎麦屋のカレーと言う趣きが実に良い、餡掛け状に成っている。
啜るととろみが有り、且つ出汁が存分に効いているので、円やかで優しい味わい。
香辛料の効いたカレーも良いが、此の手の和風なカレーは胃袋がホッとする感じ。
饂飩は結構な太さで、一本一本の長さは無いが、モッチリとした食感。
又、とろみの有る汁の持ち上がりも良く、絡みも辛味も程好い。
そして、熱でチーズが蕩けるに連れ、其のコクが増して行く。
チーズの円やかさが、一層、カレーを優しくして呉れる。
矢張り、カレーにチーズは欠かせないな。
此れに更に温泉玉子が加わると、オジサンはもう大変…。
ヒレカツはカレー味の汁を吸い、衣が剥がれそうな勢い。
熱々の汁を吸った揚げ立てのヒレカツを齧るのは、猫舌には至難の業なので、
赤子に御粥を与える時の様に、十分に冷ましてから齧り付く。
サクッと言う快い歯触りが感じられ、肉は柔らかくて直ぐに噛み切れる。
豚カツはロースに限る僕だが、此処は此れで良い…。
具には更に豚バラ肉も入り、脂身の甘味も染み出しているものと思われる。
饂飩を全て啜り、残った汁に取り掛かる。
欲を言えば、此処に御飯を投入して掻っ込みたい衝動に駆られるが堪える…。
此のカレー饂飩の謳い文句としては「野菜の旨味たっぷり」としてある。
野菜嫌いで御馴染みの僕だが、微塵切りの人参を舌で感じつつも、
汁を全て飲み干し、野菜の旨味を堪能してみる。
食後は当然、風呂上がりの様に成り、汗は止め処無く滴り落ち、鼻水は垂れ、
花粉症も相俟って、実にだらしない三十四歳に成ってみる…。
此の日は強い風が吹き荒れる中、新座へと同行で出掛ける。
余りの強風で、ヅラの人は顎紐をしっかり結わないと飛ばされそうな程だ…。
仕事も押し気味で、僕は疾うに御疲れ気味。
此の一週間の長く感じる事たるや、漸く、金曜日迄辿り着いたと言う感じが強い。
十四時半過ぎに柳瀬川駅迄歩いて戻り、やっと昼御飯の時間のタイムに相成る。
「柳瀬川~流れる岸辺 想い出は帰らず~」と心の中で鼻歌を歌い、
「広瀬川だろ!」と独りで突っ込んでみる遊びが僕は好き…。
駅前の「ぺあもーる」と言う鰻の寝床の様な商店街に入り、飲食店を探す。
「マクドナルド」、中華屋、豚カツ屋の中に、蕎麦屋を見付け、二人して入る。
とっくに昼時を過ぎている為、店内には先客一組のみ。
テーブル席に腰掛け、空腹で萎縮した胃袋に入れる物を物色する。
壁に貼られた御薦めメニューの中に、随分と蠱惑的な物を発見する。
「ひれかつ付カレーうどん(チーズ入り)」…。
はい、決定!
ヒレカツは無くても良いのだが、カレーにチーズの組み合わせには頗る弱い。
「CoCo壱番屋」に於いては、チーズをトッピングしないで頂いた事は無い程に好き。
「ひれかつ付カレーうどん(温玉入り)」にも揺らいだが、此処は矢張りチーズで発注。
あっ、発注した後に気付いたが、此方は蕎麦屋だ。
蕎麦屋で蕎麦を頂かずに如何する、と言う何時もの「後のフェスティヴァル」状態。
此の早とちりで性急な性格は生涯直らないだろうな…。
蕎麦茶を啜りつつ、疲労困憊で陽炎の様にぼんやりしていると、芳しい香りが遣って来る。
見た目に旨そうで、腕白中年の心を擽るカレー饂飩。
春一番が吹いたとかで、暑がりの僕にとっては夏到来の此の陽気。
暑がりで、昨年不意に気付いた猫舌の癖に、熱々のカレー饂飩を発注した事に些かの後悔も感じる…。
先ずは匙で汁を掬うと、如何にも蕎麦屋のカレーと言う趣きが実に良い、餡掛け状に成っている。
啜るととろみが有り、且つ出汁が存分に効いているので、円やかで優しい味わい。
香辛料の効いたカレーも良いが、此の手の和風なカレーは胃袋がホッとする感じ。
饂飩は結構な太さで、一本一本の長さは無いが、モッチリとした食感。
又、とろみの有る汁の持ち上がりも良く、絡みも辛味も程好い。
そして、熱でチーズが蕩けるに連れ、其のコクが増して行く。
チーズの円やかさが、一層、カレーを優しくして呉れる。
矢張り、カレーにチーズは欠かせないな。
此れに更に温泉玉子が加わると、オジサンはもう大変…。
ヒレカツはカレー味の汁を吸い、衣が剥がれそうな勢い。
熱々の汁を吸った揚げ立てのヒレカツを齧るのは、猫舌には至難の業なので、
赤子に御粥を与える時の様に、十分に冷ましてから齧り付く。
サクッと言う快い歯触りが感じられ、肉は柔らかくて直ぐに噛み切れる。
豚カツはロースに限る僕だが、此処は此れで良い…。
具には更に豚バラ肉も入り、脂身の甘味も染み出しているものと思われる。
饂飩を全て啜り、残った汁に取り掛かる。
欲を言えば、此処に御飯を投入して掻っ込みたい衝動に駆られるが堪える…。
此のカレー饂飩の謳い文句としては「野菜の旨味たっぷり」としてある。
野菜嫌いで御馴染みの僕だが、微塵切りの人参を舌で感じつつも、
汁を全て飲み干し、野菜の旨味を堪能してみる。
食後は当然、風呂上がりの様に成り、汗は止め処無く滴り落ち、鼻水は垂れ、
花粉症も相俟って、実にだらしない三十四歳に成ってみる…。
※2010年2月27日時点の情報です。
ID:0000492319
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