続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「横浜家系ラーメン 壱成家」【南越谷】

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◆「横浜家系ラーメン 壱成家」【南越谷】


 ◎「ラーメン」六五〇円

 …昨晩。
  日中はケーブルテレヴィヂョンで巨人対中日戦を観戦し、見事な勝利で清清しく成り、
  御負けに腰の痛みも幾分和らぎつつある様に感じられなくもない。
  すっかり、「笑点」を観逃してしまううっかり八兵衛振りは相変わらずだが…。
  十八時半に成り、徐に重たい腰を擡げ、のそのそと活動を始める。
  諸般の事情で新三郷に出掛ける事に成っており、文明の利器・自動車で走り出す…。
  其の帰り、時刻は二十一時半を廻った頃、越谷で晩御飯の時間のタイムと相成る。
  「レイクタウン」に「ジャンクガレッジ」が出来たよなぁ…等と頭に過るが、
  如何言う訳だか、家系ラーメンを頂く事に成り、此方を初めて訪れる。
  何でも此方は、「ラーメンデータベース」上で「越谷市」の括りで一位に成っている。
  家系ラーメンは一口目は此の上無く旨いのだが、味の想像が出来てしまうのと、
  食べていると徐々に飽きてしまうので敬遠し勝ちだが、越谷市で一位と言う評判に期待しよう…。
  店内に入り、先ずは券売機と対面し、普通に「ラーメン」の釦を押す。
  気分的に、味付玉子や海苔や菠薐草を追加する感じではなかった。
  食券を手渡す際、「好みは?」と訊かれたので、「伊東美咲です」と答えそうになるのを堪え、
  「麺固目で…」と御願いし、水を注いで席に着く。
  出て来たのは、如何にも家系ラーメンらしく黒い丼で、決して大きくはなく、寧ろ小さ目だ。
  見るからにスープは濃厚そうで、僕の様な「濃厚民族」には堪らない。
  蓮華で掬って、期待の一口目を啜ると、醤油ダレが多目なのか、濃い味が感じられる。
  そして、トロッとしたとろみの有る濃厚スープは、普通の家系とは一線を画す味わい。
  通常は豚骨と鶏ガラの両方を煮込んで出汁を取る所が多いと思われるが、
  此方は鶏ガラのみらしく、其の点でとろみが強く、クリーミーで円やかな味わいが感じられる。
  平凡な在り来たりの家系ラーメンを想像していただけに、良い意味で裏切られる。
  麺は家系ラーメン店御用達の「長多屋製麺」の物を使用している様子。
  中太の平打ち麺で、家系らしさがかんじられる。
  固めで御願いしたので、モチモチとした弾力が有り、家系では矢張り麺固目が良いと痛感する。
  具の叉焼は味はしっかりと染みているが、若干パサパサ感が有る家系特有の物。
  菠薐草はスープと良く絡み、野菜嫌いの僕でも好感が持てる。
  他には海苔が三枚入り、スープにどっぷり浸し、油分を吸わせてから頂くのが好き。
  鶏ガラのみと言う点では「家系」の定義からは少し外れるのかも知れないが、
  此れは此れで美味しく頂け、新しい家系ラーメンと言った趣きか…。