…昨日。
三月末に日曜日から労働し、六連勤と言う週が有った為、其の分の代休消化に充て、
経費を意識した行動を心掛け、且つ、身体の静養に充ててみる…。
土日から三連休の最終日で、外は生憎の雨模様。
食事をしに行きがてら、自動車を走らせて見る事にする。
何とは無しに蕎麦を頂きたい気分だったので、我が故郷・深谷市で蕎麦屋を検索した結果、
中学校、高等学校の学区内で、勝手知ったる場所に在ると言い、地図を見る必要も無い…。
学生時分、何度もボウリングをした「アライボウル」の隣りに、竹林で囲まれた、
随分と風情の有る、趣き深い佇まいの中に此方は在る。
十四時と到着が遅くなってしまったが、店内には客が居り一安心…。
三月末に日曜日から労働し、六連勤と言う週が有った為、其の分の代休消化に充て、
経費を意識した行動を心掛け、且つ、身体の静養に充ててみる…。
土日から三連休の最終日で、外は生憎の雨模様。
食事をしに行きがてら、自動車を走らせて見る事にする。
何とは無しに蕎麦を頂きたい気分だったので、我が故郷・深谷市で蕎麦屋を検索した結果、
中学校、高等学校の学区内で、勝手知ったる場所に在ると言い、地図を見る必要も無い…。
学生時分、何度もボウリングをした「アライボウル」の隣りに、竹林で囲まれた、
随分と風情の有る、趣き深い佇まいの中に此方は在る。
十四時と到着が遅くなってしまったが、店内には客が居り一安心…。
◎「舞茸天ぷら」四〇〇円
…店内は木の香りが漂う様な感じで、小洒落た喫茶店と言う雰囲気も有り、
横並びのカウンター席が空いていたので、「ドッコイショ」と腰掛ける。
メニューを眺めると、蕎麦にも惹かれたが、天麩羅に惹かれてしまう…。
如何も、舞茸の天麩羅には弱いらしく、思わず発注してみる。
皿には四つ盛られており、此れを塩で頂く。
齧り付くと、表面はサクッと香ばしい歯触りがしたかと思ったら、
中からは「茸汁」とも言うべき舞茸のエキスが染み出して来る。
シャキシャキと瑞々しい食感で、塩で頂く所為も有り、油っぽさや諄さは感じられない。
天麩羅は天つゆ派なのだが、鶏肉と舞茸の天麩羅に関しては塩で頂くに限るな…。
◎「セイロ」七五〇円
…蕎麦はと言うと、当初、「麦トロ丼セイロセット」と言う、蒸籠蕎麦と麦とろ御飯を発注。
然し、生憎、とろろが足らない様なので、敢え無く「セイロ」のみで御願いすると、
申し訳無いのでと、大盛りにして頂き、却って申し訳無い感じに成ってしまう…。
蕎麦は適度な黒さで、蕎麦らしい色をしており、僕の想像の中の蕎麦と合致する。
店主の拘りが感じられ、蕎麦粉は八ヶ岳山麓で収穫した物を使用しているらしく、
此の「セイロ」は蕎麦粉十割の十割蕎麦。
此れを箸で手繰り、蕎麦つゆに半分程浸して、後はツルッと啜る。
水でしっかりと〆られていると見え、冷たく、キリッとした凛凛しさ感じられる。
ポキポキと言う腰が程好く効いており、其れで居て、モチッとした弾力も感じられる。
十割と聞いて、もっとボソボソしているのかと思いきや、喉越しも良く、
スルスルと胃袋にいとも簡単に収まって行く。
蕎麦つゆにも奥深い拘りが有る様で、出汁と返しに秘密が有るらしい。
砂糖を加えて煮切った味醂に醤油を合わせて、此れに火を通して一定の温度迄加熱する、
「本返し」と呼ばれる製法が秘訣らしく、醤油を生の儘、味醂と合わせて寝かせる
「生返し」よりも円やかな味わいに成ると言う。
醤油は川越の「松本醤油商店」の「はつかり醤油」、味醂は岐阜の「白扇酒造」の「福来純」、
出汁は「マルサヤ」の「本枯本節二年物」を使用しているとの事。
蕎麦に関しては疎いので、詳細迄は理解出来ないが、兎に角、旨い事位は分かる。
薬味は辛味大根、山葵、深谷葱の三種類が付き、何れも良い脇役を熟している。
〆は蕎麦湯をしっかり頂き、薄ら寒いにホッと落ち着いてみる。
故郷にこんな隠れ家的な風情の良い美味しい蕎麦屋が在ったとは意外だ…。
※2010年4月13日時点の情報です。
ID:0006667841
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