…昨晩は酒を一滴も遣らずに床に入り、今朝は九時半過ぎに起床。
休日は如何してこうも目覚めが良いのだろう…。
今朝も起きてみれば天気が良く、窓を開け放ち、空気を入れ換える。
何をする訳でもなくぼんやりとし、洗濯物を遣っ付け、再びぼんやりとする。
正午を過ぎ、週末の最後の娯楽である、此方での昼酒に出掛ける…。
休日は如何してこうも目覚めが良いのだろう…。
今朝も起きてみれば天気が良く、窓を開け放ち、空気を入れ換える。
何をする訳でもなくぼんやりとし、洗濯物を遣っ付け、再びぼんやりとする。
正午を過ぎ、週末の最後の娯楽である、此方での昼酒に出掛ける…。
◎「生ビール（中）」五八〇円
…店内は何時に無く賑わっており、三組の客が居る。
若干、落ち着かない中、先ずは麦酒で喉湿し。
カラッとした湿度の低い好天なので、特に麦酒が美味しく感じられる。
爽やかな喉越しで、シュワッと弾ける炭酸が刺激的で良い。
明日からの仕事の事は考えない事にする…。
…店内は何時に無く賑わっており、三組の客が居る。
若干、落ち着かない中、先ずは麦酒で喉湿し。
カラッとした湿度の低い好天なので、特に麦酒が美味しく感じられる。
爽やかな喉越しで、シュワッと弾ける炭酸が刺激的で良い。
明日からの仕事の事は考えない事にする…。
◎「鮪の血合い焼き」五一〇円
…麦酒をチビチビ遣っていると、「何か作ってやろう…」とマスターが小さく呟き、
冷蔵庫から取り出した赤い物体に卸生姜を載せて、奥に引っ込んでしまう。
其れだけで十分なヒントで、何が出て来るは早々に合点が行く。
奥でフライパンがヂウヂウと音を立てた後、ママさんが持って来て呉れる。
先週に続いての鮪の血合いを焼いた物。
此れが堪らなく旨く、知る人ぞ知る逸品。
表面はこんがりとカリッと焼き上げられており、中は半生に近く、
ホクホクとした食感は肉に似ているが、執拗くなくサッパリとしている。
生姜が効いている為に臭味は全く無く、麦酒が進むったら有りゃしない…。
◎「〆さば」二三〇円
…寿司へと取り掛かり、先ずは〆鯖を発注すると、マスターが渋い顔をする。
何でも脂の載りが弱いらしく、先週迄の淡路産の物ではなく、相模湾産の物と言う。
魚の目利きもそうだが、此方の仕込みの腕に惚れ込んでいるので、構わず御願いする。
然し、頂いてみるとそんな懸念は全く無く、今の時期にしては十分に脂が載っており、
腹身が薄いのをマスターは気に病んでいたが、甘味が有って中々に旨い。
◎「小鰭」一六〇円
…順番は前後したが、何時も欠かさない小鰭を頂く。
小鰭は実に見た目が美しく、目でも満足させて呉れる。
豹柄、縞馬柄の服を着用している小母様方が居るが、是非、小鰭柄の服が有れば着用して頂きたい程…。
丁寧に仕込みがされ、〆た酸味が身体に心地好く染み込んで行く。
◎「細魚」二三〇円
…暫く御無沙汰の細魚が入荷しているので、「サヨリスト」としては頂かざるを得ない。
春迄が旬と言うが、未だ十分に美味しく頂けそうだ。
透き通った身は見るからに美しく、気品溢れる感じが堪らない。
腹が黒い魚と感じさせない程にしっとりとした旨味が有り、上品な仄かな甘味が感じられる。
◎「生ほっき貝」二三〇円
…貝フェチで、何時もは海松貝を頂くのだが、気紛れで北寄貝を頂いてみる。
別段、嫌いに成った訳ではなく、寧ろ大好きなのだが、他に頂く物が多く、順番が廻って来ない…。
貝紐付きの三貫で出して呉れ、其の貝紐はコリコリとした食感が愉しい。
身はクニュッとした食感で、貝特有の甘味が強く、何とも言えない旨さ。
◎「子持ちしゃこ」三二〇円
…此方に於いて、すっかり蝦蛄は欠かせない一品に成りつつある。
プリン体フェチとしては、甲殻類も気に成る存在で、海老とは違う蝦蛄は魅力的。
濃厚な煮ツメを塗られ、口に頬張ればブリブリとした弾力が絶妙で、
魚卵がプチプチと細かく弾け、煮ツメと酢飯を混ざり合う様にして解れて行く。
◎「すみいか」三二〇円
…墨烏賊も、此方に来たら頂かずには帰れない逸品。
そんじょ其処等の烏賊とは訳が違い、其の旨さたるや、筆舌に尽くし難い…。
獲れ立ての物を少し寝かせて身を落ち着かせた物は、サックリとした快い歯触りと、
ネットリとした奥深い甘さが口一杯に拡がり、下手な菓子よりもよっぽど甘くて旨い。
◎「すじ子」三二〇円
…寿司の〆は例の如く、プリン体の核弾頭・筋子で。
鮭ではなく姫鱒の筋子だが、中々如何して、此れが粒は小さいがしっかりとした弾け具合。
プチプチと弾けると、中からは濃密なプリン体が溢れ出して来る。
塩気も絶妙で、醤油漬けのイクラとは又違った味わいで乙だ…。
◎「煮穴子」三二〇円
…食事の〆はデザートの煮穴子で。
中華料理の食べ放題で、〆のデザートで炒飯を掻っ込む様な人間だ…。
刷毛で塗られた煮ツメが輝く様で、一口で頬張れば何時もと変わらぬ旨さ。
ふっくら、フワフワとした柔らかさは天下一品で、飲み込んでしまうのが惜しい。
昼酒を締め括るに相応しい至高の逸品だ…。
此の日は麦酒三杯を頂戴し、良い心持ちの儘、ふらふら歩いて帰宅…。
http://map.olp.yahooapis.jp/OpenLocalPlatform/V1/static?lat=35.55.42.137&lon=139.36.25.619&width=300&height=300&appid=W1qFr9qxg670CvNyxlvhyPNdo28yI.79qjMU5GQUAQ7n72DE0Y5PTUUuK6U66w--&datum=tky&logo=off&pointer=on&z=16
※2010年5月9日時点の情報です。
ID:0000301944
ID:0000301944
