続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺屋 やすべえ」【池袋】

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◆「つけ麺屋 やすべえ」【池袋】

 ◎「味噌つけ麺(大盛り)」八二〇円

 …昨日。
  仕事始めの月曜日は、朝一で池袋へと向かう。
  午後から静岡へ一泊の出張に出掛けねば成らず、トランクケースを転がした儘、
  超満員電車の埼京線に乗るのは迷惑だと思い、湘南新宿ラインに変更してみる。
  池袋駅で降り易い様に、最後尾の車両に乗車すると、何てこったい、埼京線よりも混んでやがる。
  雨降る中、傘の差し方が下手糞なので、背広のズボンを濡らし乍ら歩き、
  幾ら涼しく成ったとは言え、こちとら生来の暑がり故、駅に着けば汗だく。
  其の状態の儘、満員電車に押し込められたら、蒸し風呂状態…。
  汗を拭うのも儘成らない混雑に、僕の人生、遣る事為す事全部裏目…と今更乍ら嘆いてみる。
  選りに選って、こう言う時に限って、赤羽駅で急病人発生で電車が停まる。
  仕方無く、埼京線に乗り換え、幾らか空いており、やっとこさっとこ池袋駅に辿り着く。
  朝っぱらから汗だくだわ、雨に濡れるは、嫌な週の始まりだ…。
  打ち合わせやら、出張の準備やらに追われ、十二時半に漸く出発の準備が整う。
  東京駅へと向かう前に、先ずは池袋で腹拵えをして行く事にする。
  普段であれば、「麺処 花田」で旨い味噌つけ麺を啜るのだが、生憎、定休日の月曜日だ。
  駄目な時は、何を遣っても駄目だ…。
  当て所無くサンシャイン通りを歩いていると、不意に此方を思い出す。
  以前、渋谷店に足繁く通ったものの、他に旨い店が幾らでも在る事に気付き、足が遠退いていた。
  且つ、矢鱈と行列が出来ており、とてもではないが並ぶ価値を見出せずに居た。
  此の日は行列も無く、すんなり入れる気配の為、数年振りに入ってみる。
  券売機で食券を購入する直前迄、普通に甘酸っぱいつけ麺を頂こうと言う腹積もりだったが、
  券売機に「味噌つけ麺」と言う文字を発見し、急遽、予定変更で「味噌つけ麺」に決定。
  味噌つけ麺に影響されているのは、件の「麺処 花田」の所為であるのは言う迄も無い。
  此方では、並盛り、中盛り、大盛りと麺の量が同一価格なので、勿論、大盛りの食券を購入。
  直ぐに着席出来、其の出来上がりを待つ。
  普通の醤油味のつけ麺が甘酸っぱいので、味噌味は一体どんな味だろうと想像を膨らませる。
  此方は注文を受けてから麺を茹で始めると言うより、引っ切り無しに麺を茹で続けている感じなので、
  思ったよりも出来上がりが早いのだけは救いだ。
  そして、一〇分程で期待の味噌つけ麺の大盛りが目の前に差し出される。
  見た感じ、何の変哲も無い、至って普通の味噌つけ麺で、期待感は削がれる…。
  いざ、麺を手繰って、つけ汁に浸して啜ってみる。
  すると如何だろう、何の捻りも無く、甘酸っぱい儘の味噌味…。
  「やっちゃたぁ…」と心の中で呟きつつも、折角なので、良い所を見付けて食事を続ける。
  「自家製味噌ダレはコク、旨みが絶妙。本場北海道の味噌ラーメンにも勝る味わい。」と謳うが、
  醤油味のつけ麺もそうなのだが、甘酸っぱさが立ってしまって、味の奥行きが感じられない。
  誤解の無い様に補足するが、決して不味い訳ではなく、美味しいのだが、感動が無いと言うだけ…。
  具は挽き肉、萌やし、韮、人参、葱、麺麻。
  麺は、並盛り二二〇グラム、中盛り三三〇グラムで、大盛りは四四〇グラム。
  此方で褒めたいのは、麺の盛り付けが綺麗と言う点。
  ツルツルとした喉越しが良く、適度なモッチリ感も有るが、もう少し腰が欲しい所。
  総体的に見ると、今一、ガツンと来る物が無いのが残念。
  量は嬉しいのだが…。
  少し残念な心持ちで、静岡へと出掛ける。