…昨日。
金曜日の二十二時前に、やっとの思いで二泊三日の静岡出張から帰還し、
「和匠喜酒 かもん」で細やか乍らの打ち上げを、鰺と鱸の刺身で開催する。
其の後、マスターと呑みに出掛け、重たいトランクケースを転がして帰宅したのは、
午前三時に迫ろうかと言う刻限で、流石に其の儘、床に倒れ込む様にしてバタンキュウ…。
朝は十一時に起床し、洗濯物を遣っ付ける気力も無く、風呂に入り、ダラダラと過ごす。
疲労の疲れも頂点に達しそうなので、此の日は何もしないと固く決め、
そうと成れば、最高の休日の贅沢である昼酒をしに、此方へと出掛ける。
金曜日の二十二時前に、やっとの思いで二泊三日の静岡出張から帰還し、
「和匠喜酒 かもん」で細やか乍らの打ち上げを、鰺と鱸の刺身で開催する。
其の後、マスターと呑みに出掛け、重たいトランクケースを転がして帰宅したのは、
午前三時に迫ろうかと言う刻限で、流石に其の儘、床に倒れ込む様にしてバタンキュウ…。
朝は十一時に起床し、洗濯物を遣っ付ける気力も無く、風呂に入り、ダラダラと過ごす。
疲労の疲れも頂点に達しそうなので、此の日は何もしないと固く決め、
そうと成れば、最高の休日の贅沢である昼酒をしに、此方へと出掛ける。
◎「生ビール（中）」五八〇円
…土曜日に御邪魔するのは久し振りで、店内には五名の客が居るが、座敷席は空いており、
ゆったりと、寛ぐ様に腰を落ち着かせ、自然に出て来る麦酒に口を付ける。
夜中の二時過ぎ迄呑んで、其の一〇時間後に迎え酒…。
外は良い天気で、陽射しも温かく、何とも静かな午後だ。
時間がゆっくりと流れ、日常からの現実逃避をするには持って来いだ。
冷たい麦酒がスッと入って行く感覚が心地好い。
…土曜日に御邪魔するのは久し振りで、店内には五名の客が居るが、座敷席は空いており、
ゆったりと、寛ぐ様に腰を落ち着かせ、自然に出て来る麦酒に口を付ける。
夜中の二時過ぎ迄呑んで、其の一〇時間後に迎え酒…。
外は良い天気で、陽射しも温かく、何とも静かな午後だ。
時間がゆっくりと流れ、日常からの現実逃避をするには持って来いだ。
冷たい麦酒がスッと入って行く感覚が心地好い。
◎「真鱈の白子」五一〇円
…此の日は嬉しい事に、鮟鱇肝も真鱈の白子も両方入荷が有る様で、
酒の摘みには、先週に続いて真鱈の白子にしてみる。
ポン酢のなみなみと浴びせ掛け、白子を黒い海に浸してから頂く。
サッと蒸し上げられた白子は、温かさがやや残り、プルンとしている。
口に入れれば、トローッと蕩ける様で、滑らかな口当たりで、円やかさが有る。
クリーミーとは正に此の事で、冬の味覚を堪能する。
残ったポン酢は、とろみが付き、此れも残らず飲み干す。
◎「〆さば」二三〇円
…白子を存分に堪能した後は、寿司へと取り掛かる事にする。
小鰭と〆鯖を同時に発注した所、先ずは〆鯖から先に出て来る。
先週の金華鯖の旨さは最高で、此れから益々、脂の載りが良くなり、旨くなる季節だ。
此の鯖も肉厚で、身がしっかりとして、勿論、脂の載り、〆具合、どれを取っても言う事無し。
◎「小鰭」一六〇円
…続いては、順番が逆に成ったが小鰭を。
其れにしても、何時見ても美しく、小鰭は実に絵に成る寿司だ。
絶妙の〆加減で、酸味と塩気が心地好く、疲労した身体に染み入る感覚。
身は肌理が細かく、しっとりとして柔らかさを持ち合わせていて旨い。
◎「鰺」二三〇円
…此の日は頂きたい物が多く、何時もの鰯を端折って鰺を頂く。
余談だが、帰りしな、此の日の鰯は脂の載りが先ず先ずだと薦めていたのを聞き、落ち込んでみる…。
其れは兎も角、前日に「和匠喜酒 かもん」でも鰺を頂いたが、適度に脂も載り、
プリッとした弾力、歯応えも有り、味わい深さが有って、鰺は旨い。
◎「生サンマ」二三〇円
…秋も深まり、そろそろ、秋刀魚の時期も終わろうとしているが、
今回も秋刀魚が置いてあり、何だか妙に安心してしまうと言うか、ホッとしてみる。
輸送技術が発達し、こうして秋刀魚が生で頂けると言うのは嬉しい限りだ。
此れ又、プリプリとして、身が口の中で躍る様で、脂も載っており、秋の味覚の揺ぎ無い地位を保つ。
◎「やりいか」三二〇円
…此の日は久し振りに、槍烏賊、墨烏賊の両方が有るので食べ比べをしてみる。
槍烏賊と言えば、サックリとした歯触りと、ネットリとした深い甘味が特徴。
獲れ立ての烏賊では此の食感と甘さは出ず、少し寝かせないとこうは行かない。
口の中でトローッと蕩ける様な甘さが拡がり、烏賊はこんなにも旨いのかと吃驚する。
◎「すみいか」三二〇円
…続いては、見た目ではさっぱり分からないが、一応、墨烏賊。
槍烏賊よりも、サクッとした食感が強く、俗に甲烏賊とも言われる。
槍烏賊同様、ネットリとした甘味が有り、何れも甲乙付け難い旨さ。
烏賊の旨さを此方で教えられたので、此方では欠かさず烏賊を頂く様に成ってしまった…。
◎「まぐろ」二三〇円
…烏賊と来れば、お次は赤い鮪と相場が決まっている。
烏賊と同じく、鮪の旨さを改めて教わったのも此方だ。
生の鮪に拘るマスターが仕入れる鮪は外れが無く、冷凍物とは明らかに違う旨さ。
此の日の鮪はネットリ感が強めで、赤身の鮪らしい味わいが感じられる物。
◎「あんこう肝」三二〇円
…麦酒の摘みに真鱈の白子を頂いたので、鮟鱇肝は寿司で頂く。
此れが又、寿司で頂くと、違った旨さが有り、座り小便して馬鹿に成ってしまいそう…。
ポン酢を掛け、大口を開けて頬張ると、鮟鱇肝のコッテリとした味わい、ポン酢の酸味、
酢飯、海苔の風味、此れ等が渾然一体と成って解れて行くのが堪らなく良い。
◎「すじ子」三二〇円
…そろそろ時刻も十四時半に成り、〆へと向かう刻限だ。
筋子を発注すると、マスターから「海苔は？」と訊かれ、先週、上に刻み海苔を塗して呉れ、
其れと同じかと思いきや、今回は軍艦で出して呉れる。
筋子の塩気を海苔の甘味が和らげ、風味も良くなり、筋子の御握りの様で、プリン体の偉大さを感じる。
◎「煮穴子」三二〇円
…勿論、大トリは煮穴子と決めている。
今回は脇に山葵を添えて呉れ、此れを乗せて頬張る。
然し、山葵の辛さを全く感じない程で、穴子はふっくらと驚異な迄に柔らかく、
煮ツメは濃厚で、其れで居て執拗くなく、正に珠玉の逸品。
大晦日の晩の寿司は、豪勢にも二皿分握って貰おう…。
此の日は麦酒四杯を頂戴し、酩酊で帰宅し、後は失神する様に午睡する…。
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※2010年11月21日時点の情報です。
ID:0000301944
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