続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン専門 ひまわり」【新旭川】

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 ◎「モルメン(正油)」八〇〇円
 
 …昨日から北海道入りし、札幌で仕事をし、其の儘、昨晩は札幌駅前の宿で宿泊。
  今日は旭川での仕事の為、九時丁度発「スーパーカムイ」七号に乗車し、
  僕の三十五年の人生に於いて、最北端の地を訪れる。
  風は冷たいものの、思ったよりも寒くなく、一〇度は有るだろうか。
  乗り合いバスに乗車して仕事先に向かい、五人してせっせと精を出して仕事を熟す。
  十三時に成り、腹拵えをするべく、昼御飯を摂りに出掛ける。
  旭川で有名か如何かは分からないが、ホルモンが入ったラーメンが有ると言い、
  初めて旭川を訪れる僕は、旅慣れた同僚の方々にくっ付いて行く。
  店頭の幟には「モルメン」と記されており、恐らくはホルモンラーメンを略して「モルメン」…。
  店に着き、「モルメン・ラーメン ひまわり」と染め抜かれた暖簾を跳ね上げて店内に入る。
  すると、衝撃が走る。
  僕等を出迎えて呉れたのは、まあ若くて綺麗な美しい店員さん。
  スラッとして細身で、半袖の白衣の袖を折り、其処からは真っ白な透き通る様な細い腕が伸び、
  器量はと言えば、思わず息を飲む様な美人で、咄嗟に求婚したく成ってしまう。
  言っちゃ何だが、「如何してこんな所に」と思わざるを得ない。
  恐るべし道産子…。
  もうこう成ると、ラーメンの味なんて如何でも良く、飽きる迄眺めていたいね、此りゃ。
  此れは「美し過ぎるラーメン店員」とか、インターネット上で話題に成っても可笑しくない。
  今し方、文明の利器・インターネットで調べた所に因ると、「ひまわり小町」と呼ばれている様子。
  にこやかな笑顔こそ無いものの、きびきびと甲斐甲斐しく仕事をする姿に見蕩れてしまう…。
  さて、座敷席に上がり、ヨッコイ、ショーイチと腰を下ろし、メニューを眺める。
  此処は矢張り、「モルメン」と言うのが一押しの様で、メニューの頭に載っている。
  味は正油、塩、味噌と三種類有る。
  北海道のラーメンと言えば、札幌は味噌、函館は塩、旭川は醤油と言う印象なので、
  「モルメン(正油)」を、注文を聞きに来た「ひまわり小町」を冷めた仕草で熱く見て発注する。
  実に美しく、ずっと見ていても飽きない…。
  ラーメンの出来上がりを待つ、否、「ひまわり小町」が運んで来て呉れるのを待っていると、
  一〇分強で、麗しの「ひまわり小町」が配膳して呉れる。
  接客態度としては、笑顔が無いので満点ではないが、其れを補って余り有る美貌が有るので得だ。
  さぞ、ラーメン本来の味以外の調味料が加わって旨いものと期待して頂く。
  先ずは蓮華でスープを啜ると、濃い茶褐色をした醤油豚骨風で、香ばしさと甘味が感じられる。
  香ばしさの正体は、具のホルモン炒めである事は言う迄も無かろう。
  主役のホルモンは結構な量が入っており、ゴロゴロとして具沢山。
  脂身の付着したコッテリ系の物ではなく、小腸と思しき部位で、七輪で焼いた様な焦げ目が付き、
  香ばしく、其れで居て柔らかく、程好い弾力が有るが、噛み切れないと言う様な事は無く、
  「ホルモン教徒」としては嬉しい感じで、具は他にキャベツ、萌やし、人参、韮が入る。
  麺はと言えば、此方の暖簾を寄贈した「加藤製麺」の物らしい。
  此方の麺は、旭川ラーメンに於いては御用達らしく、「蜂屋」、「山頭火」と言った有名店も使用。
  中細で、加水率が低いのが特徴との事で、ややボソボソ感の有り、個人的には好きな食感で、
  スープとの絡みも良く、中々の旨さだ。
  全体的な味としては、吃驚する様な物は無いが、何しろ、「ひまわり小町」が居ちゃ、
  何倍も美味しく感じられ、「ひまわり小町」目当てで訪れる客も居るらしいと言う噂も頷ける。
  ラーメン店で働かせておくのは勿体無い程のモデルの様で、又、旭川に来たくなってしまう…。

~御負け~
 札幌駅に停車中のL特急「スーパーカムイ」。
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ラーメン専門ひまわり [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ

住所: 北海道旭川市大雪通3丁目
営業時間、定休日:
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※2011年4月7日時点の情報です。
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