続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん山頭火 本店」【旭川】

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◆「らーめん山頭火 本店」【旭川


 ◎「しおらーめん」八〇〇円

 …昼間の「ひまわり小町」の美しさに逆上せつつも仕事を熟し、十八時に仕事を終える。
  乗り合いバスに乗車し、旭川駅前に宛がわれた宿に、えっちらおっちら辿り着く。
  日中は陽射しが出ていた分、風が強くても耐えられる気温だったが、
  晩に成ると、風が冷たく感じられ、外套を羽織らずには外は歩けない。
  そんな中、今夜は同僚の方々一同に口を揃えて旨いと絶賛するギスカンの店が有るとの事で、
  前以って、昨日の内に部長が電話を入れて予約し、十九時に勇んで出掛ける。
  ギスカンと言えば、北浦和に在る「生ラムジンギスカン 十勝平野」で、
  氷蘭産の羊肉の筆舌に尽くし難い旨さを知ったが、此方も聞きしに勝る旨さで、
  全く臭味も無く、肉の切り方も大きく、厚く、食べ応えが有り、柔らかくて最高!
  五人で十二人前の生ラム肉を平らげ、僕は麦酒を三杯程…。
  此の後、旨いラーメン店が有ると言うので、味噌っかすの僕は後を付いて行く。
  「ラーメン 蜂屋」と言う、旭川ラーメンでは有名な店で、僕も名前だけは聞いた事が有る。
  然し、出掛けるも生憎、閉店時間を過ぎてしまった様で、閉店ガラガラ…。
  ギスカンを鱈腹頂いたが、デザートのラーメンは別腹なので、胃袋を空けているだけに残念。
  他にラーメン店は無いかと歩き回り、「蜂屋」と並ぶ旭川ラーメンの有名店「山頭火」を発見。
  今や日本全国にチェーン展開を進め、関東地方でも彼方此方で頂けるので珍しくはないが、
  其の本店にまさかこうして訪れようとは、夢にも思わなかった。
  店に入ると、先客一名のみで、店内はガランとしており、超有名店だけに拍子抜け…。
  テーブル席に着くと、店員が冷水と一緒にメニューを持って来て呉れる。
  呑んだ後なので、流石に限定の「特選とろ肉らーめん」は控えようと思い、
  此方の一押しメニューである通常の「しおらーめん」発注。
  そして、昼間の「ひまわり小町」とは似ても似付かない、然もオッサンが運んで来て呉れる…。
  まあ、良い、そうそう美人は居まい。
  気を取り直し、卓上の蓮華を手に取り、乳白色のスープを先ずは啜る。
  「山頭火」の味は、個人的には「風来居」で最初に味わった。
  塩ラーメンと言えども、透き通ったすっきりとした味わいと言う物ではなく、
  コッテリとコクの有る、円やかで甘味の有る味わい。
  塩辛さは無く、丸味の有る味わいが、呑んだ後の胃袋を優しく包み込んで呉れるかの様だ。
  麺は、昼間の「ラーメン専門 ひまわり」同様、旭川ラーメン御用達の「加藤製麺」の物だろう。
  加水率の低い麺はボソボソした感じが有り、茹で時間も短く、腰が効いていて良い。
  ツルツルとした加水率の高い麺も、喉の通りが良くて旨いが、スープとの絡みを鑑みたら、
  こうしたボソッとした感じの物が合うのかも知れない。
  具の叉焼は、しっかりとした噛み応えが有り、歯が減り込む様な感じだが、
  ホロッと解れる様な食感で、脂身も有り、プルンとしている。
  具は他に麺麻、木耳、小梅が入る。
  スープを全て飲み干す元気は無いが、酔っているとは言えども、美味しく頂戴する。

~御負け~
 「成吉思汗 大黒屋」の「生ラム」五人前。
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