続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「TULIP CONCERT TOUR 2019 is There」@大宮ソニックシティ

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昨晩。
チューリップの音楽に出会ったのは高等学校二年生の頃だったので、
彼是、四半世紀が過ぎており、随分と月日の流れを感じずには居られない。
今でも、「魔法の黄色い靴」を初めて聴いた時の衝撃は忘れられない…。
生で聴く機会を恵んで頂き、二〇〇八年六月十四日の入間市市民会館
二〇〇九年六月十三日の熊谷文化創造館さくらめいと
二〇一一年四月十七日の須坂市文化会館メセナホールの「財津和夫ライブ&トーク」、
二〇一二年十一月一〇日の神奈川県民ホール「TULIP “THE LIVE”
40th memorial tour」に引き続いて、今回は地元、
大宮の音速都市会館で行われる公演の切符を頂戴すると言う幸運に恵まれる。
如何せん、こうして生の音楽を聴きに行きたいのだが、日常生活に疲労し、
行動力の著しい欠如に因り、自発的に動く事は困難なので、涙が出る程に有難い。
二〇一四年に、結成当初からの構成員で、有棹撥弦楽器担当の安部俊幸が亡くなり、
二〇一七年に、財津和夫が大腸癌を患って休養し、復帰した姿を拝見するのも初で、
四人に成ってしまったチューリップと言うのも初めてで、感慨深いものが有る…。

●「TULIP CONCERT TOUR 2019 is There」
 @大宮ソニックシティ大ホール
(第一部)
 1.Welcome To My House
 2.夏色のおもいで
 3.見すごしていた愛
 4.セプテンバー
 5.木馬
 6.丘に吹く風
 7.もしも僕が
 8.VOLUME・10
 9.走れ!ムーン号
10.仔牛のロー・カウジー
11.ムトウス
12.置いてきた日々
13.街は黄昏がれに抱かれ
14.愛は不思議なもの
(第二部)
15.2222年ピクニック
16.心を開いて
17.ブルー・スカイ
18.娘が嫁ぐ朝
19.悲しきレイン・トレイン
20.ここはどこ
21.風のメロディ
22.虹とスニーカーの頃
23.ぼくがつくった愛のうた~いとしのEmily~
24.青春の影
25.Shooting Star
26.心の旅
(EC.1)
27.銀の指環
28.私のアイドル
29.夢中さ君に
(EC.2)
30.魔法の黄色い靴

Vo、Key、G、Cho:財津和夫
Vo、Dr、Per:上田雅利
Vo、Key、G、Cho:姫野達也
Vo、B、G、Cho:宮城伸一郎
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Key:小泉信彦
Dr:田中 徹

右端だが、一階七列目と言う良い席で、興奮を抑える様にヂッと待つ。
十七時半の開演時間より、一分遅れて面々の御出座し。
一曲目は英語詞の「Welcome To My House」で幕開け。
行き成り、周囲の昔のギャルが総立ちに成った為、全編に亙って八割方、
舞台上は宮城伸一郎の顔しか見えない状態が続くが、音が聴けるだけで十分。
松本 隆作詞の「夏色のおもいで」以降は渋い選曲。
「走れ!ムーン号」からは恒例の「生ギターコーナー」。
第一部は、巡業前半戦の昨年と全く同じ構成の様だ。
十五分の休憩が入り、昔のギャル達が一目散に厠を目指して、驀地に詰め掛ける。
一気に広間は大行列が形成され、男に生まれて良かったと痛感する…。
第二部は賑賑しく、「2222年ピクニック」で幕が開く。
此処から終盤に向かって、徐々に盛り上がり、有名な曲を畳み掛けて来る。
巡業前半戦の昨年とは、若干、曲順を入れ替えて来た模様。
「虹とスニーカーの頃」以降は、怒濤の名曲勢揃い。
ワーキャー、ワーキャー、茶色い歓声が飛び、本当、皆さん元気だわね。
僕なんぞ、疲れるから立てないし、尤も、座ってじっくりと聴きたいからだが…。
今回は、安部俊幸の穴を埋めるべく、補助構成員が三人入っており、
孰れも、財津和夫の単独公演では御馴染みの面々で、電子鍵盤楽器、太鼓、
有棹撥弦楽器と、音に厚味を齎し、名うての演奏家達だ。
形式上の本編最後は、最大の大当たり曲「心の旅」で、会場一同の大合唱で、
何かの自己啓発セミナーで、壺を買わされそうな一体感が有る。
一旦捌けた後、御決まりの拍手が巻き起こり、再度の御出座し。
演らない筈が無い一曲を残して、三曲演った後、再度捌け、又しても拍手が渦巻く。
此処迄は予定調和、言ってみれば茶番劇で、客席はチューリップ劇団員の様。
脚本通りに進行し、最後の一曲の為に、三度目の登場にやんややんやの大喝采
舞台上の様子は良く見えないが、僕がチューリップを好きに成った切っ掛けの曲、
「魔法の黄色い靴」の大合唱で、「ジャパンライフ」の総会の様な盛り上がり。
勿論、行った事は無いけど…。
心の中で歌いつつ、二時間半強の夢の歌の宴も大團圓を迎える。
改めて、此の様な機会を与えて下さり、感謝申し上げたい。