続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 無限大」【津田沼】

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 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …如何も、夢見が良くないと言うか、十分に寝た気がしない。
  夢に仕事が出て来たり、魘される様に目が覚めたり、良い睡眠が確保出来ていない。
  引っ越しで彼是と切羽詰っているのか、良くない暗示か…。
  目覚ましが鳴る一時間前に目が覚めてしまい、其処から、ぼんやりとしてみる。
  時間に成り、重たい身体を擡げ、身支度を整え、駅へと向かう。
  昨日の様な電車の遅延は無く、遣れば出来るじゃんJRさんよと、電車に乗り込む。
  安心したのも束の間、大宮駅を過ぎてから、ずっと徐行運転。
  御蔭で、何時もは普通に乗り換え出来る、武蔵浦和駅での武蔵野線に乗り遅れる始末。
  徐行運転に関しての車内放送は一切無く、訳も分からない不可解な怠慢な運行に苛立つ。
  相変わらず、独占企業の殿様商売体質が露骨に見え、僕の中で、完全に信用は失墜している…。
  其の所為で、津田沼には何時もより到着が遅れ、昨日に続いて出鼻を挫かれる。
  気を取り直して、仕事に入り込み、苛立ちを収束させる。
  夕べは麦酒の摘みに青柳を頂いただけなので、早々に腹の虫が喚き散らし出し、
  十三時に成り、待ってましたとばかりに昼休憩を取る事にする。
  「必勝軒」も食傷気味だし、他に行く当ても無いし、半ば仕方無く、毎度の此方へ。
  八月三十一日以来で、其の時は期間限定の「肉つけ麺」だったが、
  今回は如何しようかしら、未食の「味噌ラーメン」、「塩ラーメン」にでもしようかしら、
  否、初心に帰り、「ラーメン」にしようと、何と無く思いつつ店に到着。
  店に入り、券売機に対峙し、初志貫徹、「ラーメン」の食券を購入して店員に手渡す。
  脂の量を訊かれ、普通でと御願いし、席に着く。
  「東池袋大勝軒」と「ラーメン 二郎」系の味を両方出す、節操の無い「茨城大勝軒」系だが、
  偽者とは言え、其れなりの味わいの「二郎」系が頂けるのであれば、まあ良いか…。
  麺を茹でるのに一〇分程掛かると言う貼り紙なので、急がずゆっくり待とう。
  其の間、例によって、冷水を只管呷り、身体の冷却作業に努める。
  ぼんやりとしつつ、一〇分強待ち、目の前にスッと丼が差し出される。
  まあ、亜流なので、こんな感じだろう。
  卓上の刻まれた醤油漬けの大蒜を盛り付け、ラーメンダレを野菜にぶっ掛けてから頂く。
  何をぼんやりしているのか、プースーから行かずに、行き成り野菜から食べ始める呆け具合。
  茹で加減は好みで、シャキシャキとクタクタの丁度中間で、此の歯触り、スープの染み具合が好きだ。
  正気に返り、プースーを啜れば、背脂が大量に浮かんでいるので、其の甘味、コッテリ感と、
  醤油ダレの甘辛さが感じられ、本家本元とは乖離も甚だしいが、此の手のラーメンは久し振りで、
  何だか心地好く、身体が欲しているのか、美味しく頂ける。
  空腹と言うのも大きいだろう。
  麺は極太で、縮れが効いており、啜ると唸りを上げる様な力強さが漲る。
  ムッチリとして、其れで居て、シコシコした腰も有り、此の麺は好きだ。
  此れ位の衝撃度が無いと、食事をした気がしない。
  野菜の壁に横たわる様に盛り付けられた叉焼は、厨房内では保温状態で置かれている為、
  固くなる事も無く、ホロトロ感が味わえ、最初は余り好きではなかったが、
  徐々に其の旨さが理解出来る様になり、叉焼増しにしたい程。
  今回は卓上の魚粉等は投入せず、其の儘の味を堪能し、大人しく御馳走様。
  食事をすれば汗が噴き出し、僕の夏は未だ終わらない…。