続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「インドカレーハウス サニー・タージ」【上大岡】

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◆「インドカレーハウス サニー・タージ」【上大岡】

 ◎「Aセット(チキンカレー、ナン、マンゴーラッシー)」八四〇円

 …昨晩から俄かに気分を害し、不貞寝をする。
  寝起きは勿論悪く、朝はグッタリとして、週の二日目を迎える。
  こんな調子で一週間持つかしら…。
  身支度を整えて家を出、駅迄の道程を歩く途中、余りの暑さに辟易とする。
  汗がじわりと滲み出し、徐々に其れは噴き出る様に成る。
  駅に着き、電車を待つ間、余りの暑さに背広の上っ張りを脱ぎ、大量の汗を拭う。
  何なんだ、此の暑さは。
  矢張り、未だ夏だ…。
  湘南新宿ラインに揺られ、横浜駅へ向かい、京浜急行に乗り換えて上大岡へ。
  南下したので余計に暑い。
  汗をかきかき仕事に没頭し、十三時に昼休憩を挟む。
  何時もならば迷う事無く「インドカレーハウス サニー・タージ」に行くのだが、
  何と無く、偶には他にしようと当て所無く彷徨うが、此れと言った食指の動く店が無い。
  と成ると、必然的に此方へ舞い戻る様に引き寄せられる。
  店に入ると、相変わらずの無愛想で脱力感たっぷりの接客を受け、カウンター席に座る。
  メニューを見る迄も無く、「Aセット、チキン、ナン、マンゴーラッシーで」と発注。
  辛さを訊かれ、何時も通り、日本の中辛より辛いと言う、普通の辛さで御願いする。
  先にマンゴーラッシーが提供されるが、〆に飲みたいので口は付けない。
  厨房内では、浅黒い印度人が、鼻歌混じりにナンを焼き、調理をしている。
  遣っ付け仕事の様に見えるが、出来上がりは早く、五分程で運ばれて来る。
  今日も今日とて、ナンは容器から大きく食み出し、魅惑的な大きさをしている。
  何度も記して申し訳無いが、其れは丸で、老婆の垂れ下がった乳房の様で、
  露天風呂から上がる際、ドッコイショと自分で踏んでしまいそうな形状…。
  直ぐにでも此の熱熱のナンを頂きたい所だが、先に鬱陶しい野菜から片付ける。
  邪魔者が消えた所で、さて、ナンを千切り、カレーに浸して頂こう。
  赤々としたカレーは、仄かな酸味が有り、恐らくは赤茄子が入っているのだろう。
  爽やかな味わいで、此の酸味が辛味を少し和らげて呉れているのかもしれない。
  辛さは確かに感じるが、辛いのが駄目な僕でも美味しく頂けるので、品の良い辛さと言えよう。
  鶏肉が所狭しとゴロゴロと入り、此の鶏肉から染み出す旨味も多分に効いているのだろう。
  さて、垂れた乳房の様なナンはと言うと、パリッと香ばしい部位も有りつつ、
  更には、ふっくら、ふかふか、ふんわりとした柔らかい部位も有りと、幾つもの顔を持っている。
  色々な印度料理店のナンを頂いたが、此方のナンは秀逸だ。
  カレーライスもメニューに有り、気に成るのは確かだが、矢張り、ナンを頂かないと損だ。
  遣っ付け仕事の様に拵えたナンでも、吃驚する程に旨い。
  此れでナンの御替わりが出来れば文句無いのだが、世の中、そんなには甘くはない…。
  暑い日に辛い物を頂いたので、勿論、汗達磨だが、〆はマンゴーラッシーを頂き、
  午後からの仕事の英気を養う…。