続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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 ◎「魚介豚骨つけ麺(特盛)」七八〇円+「半肉増し」一五〇円

 …昨晩は「生ラムジンギスカン 十勝平野」で、存分に羊肉のギスカンを堪能し、御酒も頂戴し、
  帰りの乗り換えの大宮駅構内の洋菓子店で、気紛れでチーズケーキを購入し、
  帰宅して其れを頂き、すっかり酔いも廻り、結局、風呂にも入らず、轟沈する駄目中年…。
  羊の煙に塗れた儘、炬燵で潰れ、午前零時半に目が覚め、寝床に移動して就寝。
  何時に成ったら、此の駄目な生活が改まるのだろうか…。
  気絶する様に眠り、夜中は雪隠に起きる事も無く、九時過ぎに起床。
  平日の仕事の日と違って、寝起きは然程悪くない。
  起き抜けに風呂に入り、羊の煙の臭いを洗い流し、漸く、真面な状態に。
  午前中はボーっと自堕落に過ごし、時折、東京の街を大勢して走る群集をテレヴィヂョンで観、
  こんな疲れる思いをして、一体、何が楽しいのだろうと、其の神経を理解し兼ねてみる…。
  僕なんぞ、そんなに走った日にゃ、右心房と左心室がベコボコ言って、心肺停止してしまう。
  そんな疲れる集団が映し出される画面を尻目に、身支度を整える。
  正午に迫ろうと言う頃合いなので、昼御飯を摂りに、駅の方向へ。
  此の辺りで、日曜日の昼間に全うな食事を頂けるのは、此方か、「鮨処 いっしん」しか知らない。
  「鮨処 いっしん」は、毎度の如く、日曜日の晩の御愉しみ故、此方に決定。
  店に着けば、行列こそ無いが、券売機の前で先客がもたついている。
  苛苛しつつ、番が廻って来たので、食券を購入する。
  前回の昨年一〇月三〇日は「濃厚煮干しつけ麺」だったので、今回は「魚介豚骨つけ麺」で。
  そして、序に「半肉増し」の釦も押し、満席なので、暫し、入口付近で待機。
  待っている間、何の気無しに店内を見回していると、出入り口の硝子戸に貼り紙が有る。
  何と新メニューに、通常の「濃厚煮干しそば」に更に煮干しの風味を加えたと言う、
  「ど煮干しそば」と言う魅惑的な物が有ると言い、其の貼り紙は券売機の直ぐ脇にも有り、
  周りの見えていなさ加減に愕然とし、僕御馴染みの「後のフェスティヴァル」…。
  此方を訪れる数少ない機会を見す見す逃がしてしまい、心の底から落胆してみる。
  如何して僕は何時も軽率なのだろうか。
  昼間はうっかり八兵衛、夜はもっこり八兵衛、否、今や終日、ぽっちゃり八兵衛だ…。
  程無くして席が空き、着席し、対面出来なかった「ど煮干しそば」に思いを馳せてみる。
  「三河製麺」の特注麺を使用との事で、其の文言が一層、僕の心を落ち込ませる。
  こう成ると、出て来た「魚介豚骨つけ麺」には何の罪も無いが、気も漫ろだ。
  全く以って、僕が悪いのは間違い無いが、些か、残念な心持ちで食事に取り掛かる。
  僕の性格上、一度落ち込むと、暫く其れを引き摺り、立ち直るのに可也の時間を要するので困る…。
  さて、久し振りの「魚介豚骨つけ麺」はと言うと、以前よりも甘味が控え目の印象。
  もっと、素材から溢れ出す自然の甘味が特徴的だったが、塩気、辛味がやや強く出ている。
  此れは、僕がこんな気持ちの儘、半ば、乗り気じゃない中で啜っている所為なのか…。
  麺は相変わらず、「完全国産小麦麺」を謳うだけあり、密度の高い、噛むとミシっと言いそうな、
  強い腰と弾力の効いた物で、水で確りと〆られているので、引き締まっていて旨い。
  余談だが、今日もそうだが、券売機脇の一番奥の席に座ると、厨房内の水道に近い為、
  勢い良く麺の水切りをしていると、時折、其の水が撥ねて飛んで来る事が有るので注意が必要だ。
  具の叉焼は秀逸で、味付けも絶妙で、赤身はホロッと、脂身をトロンとして、
  「半肉増し」にした甲斐が有ると言うものだ。
  麺麻はと言うと、以前は贔屓にしていたが、今回のは太さ、歯触りは良いのだが、
  色は黒々と、松崎しげるよりもロイクーで、醤油の味が染み過ぎ、醤油の苦味が出てしまっている。
  〆は、つけ汁をグイッと飲み干し、少々、何時もより塩気が強いので、思いの外、塩分補給出来る…。