続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「鈴木庄兵衛商店」【新所沢】

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◆「鈴木庄兵衛商店」【新所沢】

 ◎「牛肉蕎麦」七一〇円

 …此の暑さで、気が違いそうに成る。
  地球温暖化現象の影響が確実に、忍び寄って来ていると感じざるを得ない。
  昨晩は我が故郷・深谷の恒例の夏祭りで、深谷駅前に集結した各町内の山車の叩き合いを見、
  すっかりヘベのレケで電車に乗車し帰宅し、五輪ピックには目も呉れず轟沈…。
  決して、愛国心が無い訳ではなく、寧ろ、有る方なのだが、世間様が挙って大騒ぎする事に、
  如何しても背を背けたくなる天邪鬼な性分なもので…。
  冷房を点けて寝るも、途中、何度も起きた為、勿論、寝起きはぐったり。
  然し、平日と違い、休日と言うのは気分が相当に楽なので助かる。
  其の分、朝からサザエさん症候群を軽く患ってみる。
  朝から茹だる様な暑さで余計にぐったりしつつ、午前中の大半を過ごす。
  十一時に成り、そろそろ、汗だくで身支度を整え、出掛ける準備をする。
  又しても、「ケータイ国盗り合戦」の「夏の陣」の対象駅巡りをする。
  普段、電車では行く機会が無い、近郊の地点を巡ろうと、「新秋津」と「立川」を目指す。
  勿論、暑いので自動車で…。
  先ずは新秋津駅周辺を目指し、所沢方向へと向かい、昼御飯の目星も付けておく。
  今年三月三十一日に新規開店したと言う、川越「笑堂」や新所沢「ブロンソン」出身と言う店主が、
  あの虎ノ門に在る「港屋」に触発されて作ったと言う此方を訪れてみる。
  川越の「笑堂」は未訪店だが、「つけめん ブロンソン」は二〇一〇年九月二十五日に、
  「港屋」は今年の五月一〇日に御邪魔しており、何れも一定の衝撃を受けている。
  さて、灼熱地獄の中、新所沢駅周辺に辿り着き、自動車を駐車場に停め、店を探す。
  携帯電話を片手に地図を頼りに探すと、ビルヂングの一階に白い看板が見え、随分と洒落た店構えだ。
  店頭にはメニューが設えられており、扉を開けて中に入ると、店内は仄暗く、黒を基調としており、
  造りも「港屋」を意識しており、立ち喰い方式と言うのもそっくりだ。
  唯一異なるのは、「港屋」は料金先払いだが、此方は食券式だ。
  早速、券売機で食券を購入するのだが、「港屋」では「温かい鶏そば」を頂いたので、
  「牛肉蕎麦」頂いてみようと、購入し、立ち喰い蕎麦屋同様、カウンターに食券を提出する。
  すると、「大蒜入れますか?」と、丸で「ラーメン 二郎」宛らに訊かれ、勿論、御願いする。
  三十五分待ちだった「港屋」と違い、店内には一名しか客も居らず、場所も選び放題。
  席と言うか場所を確保し、出来上がりを待つが、「港屋」よりも時間が掛かり、三分程を要す。
  「港屋」同様、盛り方が豪快で、蕎麦の上には大量の白胡麻と刻み海苔が嫌がらせの様に乗る。
  卓上の天かすと生玉子は入れ放題で、此れも本家と同じで助かる。
  さあ、蕎麦の上の刻み海苔を、冷たいつけ汁に投入し、食事に取り掛かる。
  蕎麦は胡麻を纏い、啜れば、つけ汁の甘辛さと、胡麻の香ばしさが一杯に拡がる。
  冷たいと言っても、温いと言う表現が適切だろうか。
  蕎麦はボソボソした口当たりだが、「港屋」の様なポキポキと言う腰の強さは感じられないのが残念。
  然し、腕白な食べ物である事は間違い無い。
  そして、蕎麦の上に盛り付けられている牛肉も投入し、蕎麦と一緒に頂く。
  牛肉も甘辛に煮付けられており、脂身がトロトロに蕩ける様な感じで旨い。
  そして、卓上の生玉子を割り入れれば、丸で、牛丼を頂いてるかの様な感覚も無くは無い。
  天かすもコッテリ感、コクが増して中々だ。
  其れにしても、蕎麦の量が多いので、腹が膨れ、夏バテも防げそうな感じで良い。
  此の季節、喰わにゃ駄目だわね。
  〆は卓上の蕎麦湯で割り、汗だくに成りつつ、胃袋を温めてみる。