続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」【新橋】

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◆「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」【新橋】

 ◎「とろろ肉そば(中)」九八〇円

 …火曜日。
  夏季繁忙期が終わったのが、つい此の前と言った感じだったが、
  気付けば、九月も下旬に差し掛かり、時間の流れの速さに付いて行けない…。
  心身の不調は相変わらずで、些細な事を気に病んだり、熟睡出来なかったり、
  疲れ易かったり、如何してこんなに怠いのだろうと考えてしまう。
  こんな調子じゃ、死ぬ迄、果たして生きられるのだろうか…。
  さて、話は遡って火曜日。
  此の日も朝から池袋に出向き、午後から出掛ける暮らし振り。
  蟹工船に乗船する前に、確りと腹拵えをしようと、偶には昼御飯を摂ろう。
  七月二十五日以来の「北大塚ラーメン」に御邪魔しようと向かうも、
  何てこったい、選りに選って、此の日は十七時から営業すると言う。
  前回は改装で休業中、今回は臨時休業と、全く以って運が無い。
  如何して僕ばかり、こんな憂き目に遭うのだろうか。
  人生、不公平だなと心底感じる。
  しょぼくれて踵を返し、一先ず、バシシンへと向かう事にする。
  然りとて、「らぁめん ほりうち」、「ラーメン二郎 新橋店」の気分でもなく、
  此の儘、食べなくても良いかなと思うも、取り敢えず、何かを入れようと、
  半ば仕方無くと言っては何だが、此方で蕎麦を手繰ろう。
  時刻は十四時を大きく廻っていると言うのに、待ちが発生している有様。
  他を探すのも面倒なので、二名待ちの最後尾に接続し、程無くして食券購入。
  「肉そば」だけでは、つけ汁の甘味がきついだろうと、とろろを加え、
  「とろろ肉そば」にし、麺の量は同一価格だが、以前の様に「大」は厳しく、
  大人しく「中」に自重し、食券を購入し、間も無くカウンター席に通される。
  厨房内は男性四人体制で、玉川カルテットと同じ編成。
  冷水を呷り、出来上がりをヂッと待ち、一〇分程で配膳される。
  其れにしても、此方の刻み海苔と白胡麻の消費量は半端ではないだろうな。
  蕎麦が見えない程に埋め尽くされている。
  蕎麦の上の肉と刻み海苔、葱をつけ汁に移しつつ、蕎麦を手繰り、つけ汁に浸す。
  此れを啜れば、つけ汁の甘味が強めだが、辣油が確りと効いており、
  甘ったるさを緩和させ、コクを加え、仄かな辛味が心地好さを齎す。
  辣油は十五グラム投入されていると言う。
  蕎麦は平壌冷麺を思わせる、護謨の様な強烈な弾力と腰が特徴。
  口の中でアウンアウン言ってしまう。
  白胡麻がプチプチ弾けて香ばしく、刻み海苔の風味が堪らない。
  肉も甘辛く煮込まれている為、全体的には甘さが勝って来る。
  途中、無料の卓上の玉子を割り入れ、ヅルヅル感を増す。
  残念乍ら、天かす、追加の辣油は隣りの客の前に置かれている為に断念。
  三七〇グラム有ると言う蕎麦を平らげ、最後は玉子の黄身を口内に含み、
  とろろ諸共つけ汁を流し込み、黄身を割り、幸福感を得る。
  次回は「肉キムチぶっかけそば」なんてのも良いだろうな。