続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「白河手打中華 賀乃屋」【北上尾】

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◆「白河手打中華 賀乃屋」【北上尾】

 ◎「ワンタンメン」八〇〇円

 …漸く、永く辛く厳しい一週間を乗り切ったと言う感じ。
  夕べは呑みにも行かず、家でヂッと大人しくして過ごす。
  と言うのも、今週末は休日が今日の土曜日しか無く、明日日曜日から出張の為、
  此の一日を有効に利用しなければいけないからだ…。
  とは言うものの、相変わらずの熱帯夜で寝苦しく、冷房を点けていても眠りは浅い。
  夜中に何度も起き、レム睡眠を繰り返し、朝を迎えると言った感じ。
  八時過ぎには寝床から這い出せば、外は既に焼ける様な暑さ。
  少しは気を遣って、陽射しを控え目にすると言う心配りが無いのだろうか…。
  何時もの様に、「ぶらり途中下車の旅」を観れば、僕の心の酒の師匠・なぎら健壱氏が旅人。
  其れを観終え、暑い中を身支度を整え、苦行の様に、駅へと歩き出す。
  先週、高等学校時分の悪友の所に車検を出し、其れが完了したので受け取りに行田へ。
  今回はバッテリーやら、諸々を交換したので、十四万円と言う出費は痛過ぎる。
  十四万円有ったら、一体、替え玉が何回出来るか…。
  其れは兎も角、自動車を受け取り、絶望的にシーコーがズイマーなので、
  午後一で御医者に掛かろうと考え、其の前に、昼御飯でも済まそうかね。
  行田から自動車を走らせ、高崎線沿線のラーメン店を検索する。
  其処で食指が動いたのが、北上尾駅周辺に在る、白河ラーメンの店。
  奇しくも、明日から郡山に出掛けるので、其の予習がてら初潜入。
  何でも、昨年の伴天連正月に新規開店したばかりで、白河ラーメンの名店「とら食堂」で修行し、
  「とら食堂 松戸分店」の店主の弟弟子に当たるとか。
  店に着き、中を覗けば空席が有り、透かさずに入店を試みる。
  カウンター席に着席する様に促され、腰を庇う様に座り、メニューを眺める。
  白河ラーメンは、二月一〇日に大井町の「青竹平打ち中華そば 麺壱 吉兆」以来だが、
  其れに続き、今回も「ワンタンメン」にしてみる。
  何だか、妙に雲呑と言う物に惹かれてしまう…。
  さて、十五分程で配膳されたラーメンは、醤油の澄んだプースーで、最近、余り食べ付けていない感じ。
  夏場は此れ位にすっきり、さっぱり、あっさりした感じの方が良い気がするのだが、
  どうも、茶濁したこってりとした、重い物を欲張って頂いてしまう駄目中年…。
  早速、蓮華でプースーから啜ると、切れの有る醤油の味わいが真っ先に伝わり、仄かな醤油の酸味も有る。
  あっさり系のラーメンに有り勝ちな、さっぱりし過ぎて物足りなさが有ると言うのを防ぐかの様に、
  表面には鶏油が浮かんでおり、プースー全体の鶏ガラの優しい、芳醇な甘味を引き立てる様に、
  深いコクと円やかさを感じさせて呉れ、陳腐に成り勝ちな此の手のラーメンとは一線を画している。
  何口もプースーを啜りたくなる。
  麺はと言うと、自家製麺を謳っており、白河ラーメンの特徴である縮れの効いた麺。
  やや不揃いな感じで、緩やかな縮れの所為で、啜る際、唇に当たる感覚が心地好い。
  ピロピロし過ぎておらず、モッチリとした弾力が印象的だ。
  雲呑を頂こうと口に入れようとすると、トゥルンと勢い良く入ってしまい、
  危うく喉ティムポを火傷しそうに成るので要注意だ。
  皮だけでなく、小さい乍らも中にちゃんと餡が包まれており、韮の風味が感じられる。
  叉焼は三枚入っており、肩ロースだろうか、二枚は赤身の部位、一枚は脂身の有る部位。
  縁が赤く、頂いてみると、燻した風味が感じられ、偶にはこう言うのも良いな。
  ムッチリとした赤身と、トロッと蕩ける脂身が頂ける。
  具は他に、菠薐草、海苔、麺麻、鳴門が入る。
  偶さか頂く此の手のラーメンを美味しく頂いていると、最終盤に成って気付く。
  刻み玉葱を別の容器で配膳された事に。
  危うく、昼はうっかり八兵衛、夜はもっこり八兵衛に成る所だったわぃ…。
  遅きに失した感は有るが、慌てて刻み玉葱を投入すると、ショリショリとした食感と、
  仄かな辛味の中に甘味が浮かび上がって来て、食べた後の臭いは気に成るが、まあ良い。
  粗方、プースーも啜り、汗を拭き拭き御馳走様。

~御負け~
帰りしな、上尾市内の旧中仙道で見付けたスナックと思しき店。
年上も好きな僕としては、一寸、入店してみたい。
「BA・BAR オバチャンホンポ」…。
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