続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺場 七人の侍」【池袋】

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◆「麺場 七人の侍」【池袋】

 ◎「肉つけそば(大盛)」八八〇円

 …金曜日。
  腰が劇的に痛いので、今回も簡素版で悪しからず。
  と言う訳で、花金の一昨日。
  久方振りの池袋に出掛け、黙々と残務を熟す。
  十三時に成り、独り徐に、昼御飯を摂りに外へ出、池袋の街を徘徊する。
  此の暑さと腰痛が相俟って、此れと言って、食べたい物が無いので困る。
  不意に、其れこそ久方振りに、三月二十一日以来の此方が気に成り、訪店してみる。
  腰を庇いつつ闊歩し、六又交差点を渡り、目的地を目指す。
  其れにしても、何だ。
  渋谷はスクランブル交差点だが、池袋辺りは六又交差点だ。
  其りゃ、ロイクーなルーギャーは居まい…。
  其れはさて置き、店に着けば、繁華街から外れている所為か、何時も空いていて助かる。
  早速、券売機と対峙すれば、何と、「肉つけそば」と言うメニューが有るのに気付く。
  此れはと思い、麺の量は「特盛」迄は無料だが、一応、気遣って「大盛」の釦を押し、食券購入。
  席に着き、食券を手渡し、只管に冷水を呷る。
  そして、一〇分強で、初対面と成る「肉つけそば」登場。
  つけ汁は吃驚する様な葱の山で覆われ、幾ら、深谷出身でも、其れは多過ぎ…。
  いざ、麺を手繰り、浸し、一気に啜る。
  通常の「つけそば」は、あっさりとして、豚骨、魚介共に強烈な印象は無く、
  酸味も加わり、さっぱり系の均整の取れた感じだが、流石に其れとは変えてある。
  豚骨が強めに出ており、背脂も浮かび、甘辛さが強く感じられる。
  察するに、武蔵野饂飩の肉汁を意識したのだろう。
  つけ汁の中には挽肉が沈殿し、具には豚バラ肉が使用されている辺り、正にそうだ。
  然し、個人的な意見として、つけ麺には豚バラ肉ではない気がする。
  無論、饂飩ならば文句は無い。
  好みの問題だろうが、鰹出汁の効いた甘辛い饂飩のつけ汁には合うが、
  豚骨や、鶏ガラの出汁がふんだんに出ているつけ汁には、少々、執拗い感じは否めない。
  麺はと言うと、店内奥の製麺室で打たれた自家製麺
  「かちどき製粉」製の高級中華麺用粉「北京竜」に、「日清製粉」のオーションを混合している様だ。
  ツルツルとした口当たりだが、確りと腰が効いて、粉の風味が感じられる。
  全体的には悪くはないのだが、最後、つけ汁を原液の儘、飲み干す気には成らず、完飲は断念して退店…。