続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 イマジ」【西武新宿】

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◆「つけ麺 イマジ」【西武新宿】

 ◎「つけ麺(並盛)」八〇〇円

 …何だか、随分と久し振りな感じだが、一応は生きている。
  腰痛じゃ死なないのね、死ぬ程に痛いのに…。
  寝込んでも可笑しくない程の腰痛にも拘らず、土曜日に無事に引っ越しを済ませる。
  此の腰の痛みなので、片付けをする気力は起こらず、段ボールの箱に囲まれた儘…。
  何時の間にか、つい此の前、マッカーサーが来たと思ったら、もう師走だ。
  道理で涼しい訳だな。
  引っ越しの当日に喉の痛みを発症し、風邪っ引きの岡っ引き。
  昨日から薬物を服用し、怠いけれども仕事は休まない。
  十二月と言えども、背広は羽織っても外套は羽織らない。
  電車の中は未だ未だ暑いから曲者だ…。
  今日は新宿に出掛け、朝から黙々と、山積した仕事を一から片付けて行く。
  十三時に成り、一先ず、休憩を挟もう。
  減量と倹約を目的に、此処最近は立派な食事をしておらず、此の駄ブログの更新も滞り勝ちだ。
  風邪っ引きなので、ちったぁ栄養を蓄えようと思い、久方振りにラーメン店へ。
  ラーメンが栄養満点とは思わないが、気分転換も兼ねてね…。
  文明の利器・携帯電話で検索した所、濃厚魚介豚骨つけ麺を売りにする店が引っ掛かり、訪店。
  如何わしい、風紀の良くない桃色繁華街の一画に在り、店内には一人しか客が居ない。
  些か不安に陥りつつも、意を決して入店し、券売機と対峙する。
  最近、安価な牛丼に慣れてしまっているので、八〇〇円のつけ麺は余りにも高価だ…。
  「中盛」は一〇〇円増し、減量中と言う事も有り、「並盛」で手を打つ。
  食券を手渡し、席に着くが、接客の応対は良いとは言えないな。
  一〇分強、点いているテレヴィヂョンをぼんやり眺めていると、ぶっきらぼうにつけ麺が配膳される。
  つけ汁は見るからに濃厚で、粘度が高そうで、魚粉があしらわれている。
  今流行りのと言うか、もう数年ずっと席巻している系統なので、味の想像は付く。
  艶々と光り輝く麺を手繰り、ドロッとしたつけ汁に浸して啜る。
  つけ汁には厳選された一級の鰹や、高級食材として知られる焼きアゴをふんだんに使用し、
  其の他にも様々な食材と一緒に、風味豊かな出汁を取っており、互いの良さを邪魔しないように、
  豚骨スープと合わせていると、能書きには記されている。
  更に、動物系に関しては、専属の職人がスープ工場で火加減を調整し乍ら十二時間掛けて、
  他では中々御目に掛かれない三万キロカロリーと言う高火力の瓦斯バーナー四台を使用し、
  一日に一八〇キログラムもの骨の旨味を凝縮させており、化学調味料で誤魔化さない、
  本物の豚骨の旨味と謳っており、其の為、少量のスープしか取れないと言う力の入れ様。
  鶏ガラも炊き出している様で、どちらかと言うと、鶏の円やかさ、コクが真っ先に伝わって来る。
  滑らかな舌触りで、酸味は無く、味付けは一般的なものと言えよう。
  麺はと言うと、厳選された国産小麦を一〇〇パーセント使用し、
  「三河製麺」が特注ブレンド製麺した「イマジ」特注ブレンド麺と言う。
  此の麺、流石は「三河製麺」だけあり、噛むとガシっとした歯応えで、高密度の確りした麺。
  きちんと水で〆てあり、ひんやりとして、ツルツルとして実に秀逸だ。
  つけ汁がべっとりと纏わり付き、噛むのが愉しい麺だ。
  脇には檸檬が添えられており、中盤、此れを麺に搾って啜れば、爽やかな酸味が心地好い。
  具は、材木の様な刻み叉焼が二本、極太の麺麻が一本。
  八〇〇円のつけ麺にしては、割高感は否めないか。
  減量中、然も、金曜日に成人病検診が有るのは承知だが、つけ汁は飲み干す駄目中年…。