続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「洋麵屋 五右衛門」【大宮】

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◆「洋麵屋 五右衛門」【大宮】

 

 ◎「スパゲッティー マルゲリータ」九五〇円

 

 …昨晩は「居酒屋 やず」で一頻り酔い痴れ、大人しく帰宅し、風呂にも入らず、
  長椅子では寝ず、寝床に潜り込み、其の儘、失神する様に眠る。
  と言っても、此の花粉症と腰痛じゃ、熟睡出来る筈も無く、横に成る程度か…。
  夜中に何度も同じ夢で魘され、鼻が詰まって起き、点鼻薬を噴射し、
  再度寝ても、寝返りの度に腰の痛みで目が覚め、もう、訳が分からない。
  此れじゃ、日がな一日中寝ていても、疲れが取れない訳だわね。
  今朝は何とか九時半過ぎに寝床から這い出し、ぐったりと朝から疲労する。
  朝から、腰は痛いわ、花粉で襤褸襤褸だわ、廃人同様だ。
  此の花粉症の時期だけは、一層、ポンコツ度合いが増し、人間らしさは全く無い…。
  そんな調子なので、一先ず、風呂に入って身体中の花粉を洗い流し、身を清める。
  少しばかり小ざっぱりした所で、十一時半を廻り、昼御飯でも食べに出よう。
  其れにしても、此の強風じゃ、花粉症患者にとっては地獄だ。
  況してや、中華人民共和国から齎される黄砂と有毒物質も其れに拍車を掛ける。
  コンタクトレンズの目はショヴォショヴォで、目が開かない程。
  御負けに目は痒く、真っ赤に腫れ、鼻水は止め処無く流れ出し、鼻は詰まる。
  こんな状態ではあるが、偶にはゲッティーでも頂こうと此方へ向かう。
  其の道中も花粉症の症状は止まらず、ヴォーっとして思考回路が完全に断絶される。
  彼是と考えを巡らせる事が出来ない程で、何とか店に辿り着く。
  暖かいのは良いが、花粉が渦巻くのは御免蒙る。
  正午間も無い頃で、店内は盛況の様で、一〇分近く待たされ、店内に通される。
  勿論、ティッシュペーパーは箱の儘、持ち込む…。
  メニューを眺めるも、此の状態じゃ考えが及ばない。
  此方では過去、「海老とモッツァレラチーズのトマトクリーム」、
  「湯葉と海老とモッツァレラチーズのトマトクリーム」を頂く事が多いが、
  メニューが細かに改定された様で、今回は「マルゲリータ」と言うのにしてみる。
  ザーピー然り、具が何やかんや入っているよりも、簡素な方が良い。
  そう言う点では、「マルゲリータ」は打って付けだ。
  冷水を呷り、花粉を洗い流そうとするも、其れを遥かに上回る鼻水の量と、
  尋常ではない目の痒み、其れと、精神が錯乱しそうな程の辛さが襲って来る。
  コンタクトレンズではなく、眼鏡にすれば良かったと激しく後悔してみる…。
  程無くして、こんな襤褸雑巾の様なポンコツ中年の前にゲッティーが配膳される。
  皿の中身がごちゃごちゃしていなくて、分かり易いメニューで年寄りには有り難い。
  此方はフォークではなく、箸で頂く形式なので、此れ又、実に有り難い。
  だって、日本人だもの…。
  箸で手繰り、ヅルヅルと啜れば、口内に赤茄子と大蒜の風味が一気に押し寄せる。
  赤茄子は酸味が有るも、甘味の方が強く感じられ、大蒜の刺激を和らげて呉れる。
  そして、伊太利亜の脱法ハーブ、もとい、合法ハーブのバジルの馨しい風味が良い。
  具は小さい赤茄子のみで、至って簡素と言え、なので逆に、素材の味が堪能出来る。
  欲を言えば、此れに大量の粉チーズをぶっ掛けたい所…。
  其れにしても、赤茄子と大蒜の組み合わせのゲッティーは頗る旨いな。
  然し、花粉症の所為で有らゆる感覚が馬鹿に成っているので、体調が万全ならばもっと旨いだろうにな…。