続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん・らあめん 福は内」【妻沼】

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 ◎「かれつけ(大)」八五〇円

 …昨日。
  水曜日、木曜日の休日も最終日。
  水曜日の夜から何と無く憂鬱な気分に陥り、「サザエさん症候群」ならぬ「怒り新党症候群」か…。
  朝は九時前に起床し、最後の休日を有効に使おう。
  風呂に入り、身を清め、身支度を整えて九時半過ぎには家を出る。
  大宮駅周辺で野暮用を済ませた後、群馬県は新田を目指す。
  国道十七号線を走行し、鴻巣から熊谷バイパスに入り、国道四〇七号線に入る。
  新田に行くには、我が故郷、深谷から利根川を渡った方が分かり易いが、ちょいと寄り道。
  折角、県北地域を通り掛かるのだから、是非、一度は訪れておきたかったラーメン店が在る。
  此方は、旧・妻沼町の「道の駅めぬま」の敷地内に店を構える。
  高田馬場の名店「俺の空」出身の店主が営む店で、大宮の「狼煙~NOROSHI~」も同じく、
  「俺の空」の出身なので、言ってみれば兄弟分とでも言おうか。
  県北地域でも屈指の人気、旨さを誇っているのは知っていたが、伺う機会を逸していた。
  店に着いたのは午前十一時半過ぎ。
  田舎なので店内が広い所為か、又は平日の所為か、行列や待ち客は無く、すんなりと入店出来る。
  冷水を自分で汲み、先ずはメニューを眺めよう。
  メニューは「つけめん」、「辛つけ」、「かれつけ」、「らーめん」のみ。
  つけ麺は間違い無く、ドロッとした濃厚魚介系豚骨で、勝手知ったる今流行りの味わいだろう。
  どうせなら、偶には違った物を頂いてみようと、「狼煙~NOROSHI~」でも一度頂いた、
  カレー味のつけ麺「かれつけ」にしてみようと、大盛りで発注する。
  店内は仕事の合間の月給取りや肉体労働者で賑わっており、此れが土日だったらもっと混むのだろうな。
  さて、十五分程で待ち兼ねた「かれつけ」が運ばれて来る。
  おっ!見た目は「狼煙~NOROSHI~」の「かれつけ麺」に瓜二つだ。
  海苔の上にあしらわれた赤唐辛子を見ると、此れを「*」に座薬と間違えて挿入したら…、
  と考えるだけで、大量の汗が噴き出して来そうで怖い。
  そんな妄想は兎も角、早速、冷めない内に頂こうかね。
  麺を手繰り、カレー臭のするつけ汁にどっぷり浸せば、案の定、ドロッと濃厚な粘度だ。
  此れを、汁が飛び散らない様に慎重に啜れば、魚介と豚骨の出汁がふんだんに出ており、
  此の出汁が勝ってしまうと思いきや、中々如何して、カレー風味も負けていない。
  ともすると、カレーは風味付け程度に成ってしまい、濃厚なつけ汁に埋没してしまい勝ちだが、
  香辛料も確りと効いており、毛穴が開いて覚醒する様な刺激的な感じだ。
  蕎麦屋のカレー饂飩と言うより、カレー屋が拵えるカレー饂飩とでも言おうか。
  まあ、饂飩じゃないがね…。
  麺は、店内の製麺室で打たれる自家製麺で、黄色味を帯びた太麺だ。
  表面はややザラッとした感じで、歯を押し返す様な腰こそ無いが、ムチッとした弾力は良い。
  大盛りで麺の量は四〇〇グラムと言うが、其れ程、多いとは感じられない。
  カレー味で食欲が増進されるのか、スルスルと食べられてしまう。
  具は叉焼と麺麻が入っているが、叉焼は旨いは旨いのだが、もう少し軟らかさと、
  ホロトロ感を兼ね備えていると文句無しに旨く、麺麻は極太ではないが、やや太目の部類。
  カレー味のつけ麺なので、出来ればトッピングにチーズが有ると尚の事宜しい。
  又、〆に御飯を投入するのも良かろうが、如何せん、デヴなので止す…。