続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華 たけいし」【東武練馬】

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◆「中華 たけいし」【東武練馬】

 ◎「カタヤキそば」四八〇円

 …昨日。
  気付けば、九月も最後で、あっと言う間だ。
  つい此の前、マッカーサーが来たと思ったら、もう秋だ…。
  個人的には、未だ半袖じゃないと無理なので、季節は夏だがね。
  土曜日、日曜日の十二時間労働も何とか乗り切るも、相変わらず、風邪っ引きの岡っ引き。
  確か、九月十三日に喉の痛みを覚えてから、彼是二週間以上も患っている。
  鼻水、咳、痰が抜けず、此処数日は声も掠れ、碌に発声が出来ない程。
  嗚呼、歳を取ると、風邪も治り難くなるのね…。
  効き目が全く感じられない市販の感冒薬を服用し、怠い身体を押して此の日も仕事へ。
  十三時からの仕事を前に、正午過ぎに到着し、昼御飯を済ませる。
  其の昔、ペー氏が頻りに、風邪を引いたら栄養を摂る為に中華丼を食べろと言っていた。
  まあ、多くの具材が入っているので、栄養が摂れると言う意味だろう…。
  気分的に中華丼ではないが、其れに近い物を頂こうと、先週に続いて此方を訪れる。
  此方では過去、「カツレツ中華丼」、「タケイシメンミックス」と、餡掛け物を頂いているので。
  店内は其れなりに賑わっているが、席数が多いので空席は有る。
  奥側のカウンター席に腰掛け、女将さんから氷だけが入ったコップを受け取る。
  餡掛けの中で、気に成っていたのが「カタヤキそば」で、其れを発注する。
  固焼き蕎麦を頂く度に記して申し訳無いが、故・村田英雄先生が、「カタ焼そば」と言う文字を見て、
  「力夕焼そば」、即ち、「チカラユウヤケソバ」と読んだと言うネタが堪らなく好き。
  一体、どんな蕎麦なんだよ…。
  其れは兎も角、発注が済むと、直ぐ様、調理が始まる。
  驚いたのは麺だ。
  自家製麺である事は既知だが、其の場で麺を揚げると言うのが驚き。
  固焼き蕎麦に関しては既製の麺を使用するのかと思いきや、此れも自家製とは、恐れ入谷の鬼子母神
  女将さんが麺を揚げ終わると、マスターが餡掛けを拵える。
  御二人の共同作業に依って、素早く提供される。
  皿から食み出しそうな、縮れっ毛の様な麺が魅惑的だ。
  早速、バリバリと頂こう。
  此方の餡掛けの味は知っているが、多目の油で、強い火力で一気に仕上げられた感じが良い。
  具は豚肉、キャベツ、人参、韮が入る。
  味付けは甘からず、辛からず旨いな。
  麺は揚げ立てなので、口の中を怪我しそうな程にパリパリだ。
  子供の頃、芋けんぴで口内を切りそうになったのを思い出す…。
  麺のパリパリの部分も好きだが、餡掛けが馴染んで軟らかくなった部分も好きだ。
  麺が軟らかくなるのを促進する為、卓上の酢をぶっ掛ける。
  普段、酸っぱい物は好んで頂かないが、固焼き蕎麦に酢を大量投入するのは好き。
  添えられた練り辛子を塗しつつ、噎せそうになるのを堪え、酸味の加わった麺を頬張る。
  此のしんなりした具合が絶妙だ。
  其れにしても、此れで四八〇円と言う価格設定。
  営業努力には頭が下がるわぃ。