◆「塩ホルモン ぶーたん」【大宮】
…先週月曜日。
毎日、蟹工船に絶賛乗船中。
未だ、三分の一が過ぎただけだが、既に心身は疲弊し、疲労困憊している。
そんな中、何とか見付けた先週月曜日の代休に、束の間の安息。
精を付けたくて、晩は此方でホルモンを炙ろうと御邪魔する。
随分前に一度だけ連れて来られた覚えが有るが、此方はレバーが目当て。
…月曜日と言う事も有り、空席が有り、何とか潜入出来、カウンター席へ。
先ずは、此の日の口開けにと、ルービーを発注。
こうも蒸し暑いと、のべつ呑みたくなってしまう。
休みで何もしていないが、翌日からは激務に戻るので、まあ良かろう。
プリン体は実に旨い。
…此の日の御薦めが記されたペラ紙のメニューを眺める。
おっ、噂のメニューは此れか。
豚のハツ。
目の前に焼き台は有り、炙って頂く事が出来る。
食べ方は客の自由だ。
さっくりとした歯応えの新鮮なハツは、あっさりしているが最高に旨い。
…最大の御目当てが此れ。
朝に〆た生ホルモンのみを使用している此方ならでは。
豚のレバー。
目の前に焼き台は有り、炙って頂く事が出来る。
食べ方は客の自由だ。
胡麻油と塩のテレレで頂けば、トゥルンとして、プリップリで瑞瑞しい。
嗚呼、悶絶して如何にか成りそう…。
…夏は冷やし赤茄子が定番の酒の摘みだが、丸ごと浅漬けにした物が有ると言う。
漬かりは浅く、然程、漬かった感じはしないが、さっぱりして良い。
生姜が更に爽やかにして呉れる。
夏らしい、涼やかな一品だ。
…定番メニューを炙ってみよう。
先ずは「ホルモン」。
俗に言う塩ホルモンで、塩揉みされている。
朝に捌いたホルモンは昼には入荷すると言い、鮮度が売り。
豚らしい風味は有るが、塩気が絶妙だ。
「ハラミ」はギュッと噛み締めたくなる弾力。
…通常の「タン」ではなく、高級な方の豚舌を。
希少部位を使用した数量限定と言う事で、一皿に二頭分と言う。
軽く炙り、焼き過ぎない様に注意する。
サクッとした歯触りで、豚とデープキッス。
驚く程ではないが、薄っぺらい物よりは遥かに旨い。
…気付けば、毎度の御近所さんが合流、否、急襲し、酒を酌み交わす事に。
「特撰レバー焼き」も御替わりし、酒も進んだ所で、御近所さん発注。
一〇種類もモツが入っているとの事で、多くの部位が愉しめる。
コラーゲンたっぷりで、じっくりと此れで酒を呑みたい。
◎「焼きうどん」
…炭水化物も摂って置きたい。
塩ダレっぽい感じで、胡麻油が効いていて珍しい味わいだ。
紫蘇が乗っているので、其の風味も相俟って軽い感じか。
麦酒一杯、ホッピー三杯、緑茶ハイ二杯、他にも「特撰レバー焼き」や、
ホルモンを頂き、酩酊して良い心持ちの駄目中年…。