続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンプ」【一ノ割】

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◆「ジャンプ」【一ノ割】

 ◎「ラーメン(並)」七八〇円+「豚増し」二〇〇円

 …溜まった休日を消化させようと、今日で四連休の三日目。
  とは言いつつも、昨日は出社し、三、四時間普通に労働し、のんびり気分も無い。
  休んでいるんだか、働いているんだか、良く分からない…。
  昨晩は「かしら屋」で焼きとんとホッピーで酔い痴れ、帰宅後は億劫に成り、
  煙塗れにも拘わらず、風呂にも入らずに轟沈。
  最近の熱帯夜続きで、夜は窓を開けて寝ており、其れでも暑いので、
  何時もは寝惚け乍ら、上のシャツを捲り上げ、下のパンテーをずり下ろす、
  ズリオロスパンチョス状態だが、昨晩は凌ぎ易く、寝るには持って来い。
  朝は一〇時近く迄、寝床でだらだらと過ごす駄目さ加減。
  起床後、風呂に入り、身を清め、全うな人間に戻る。
  昼間に成り、腹の虫が喧しく鳴り始めたので、昼御飯の心配をする。
  如何も、中毒性、麻薬性が有るので、モッコリとしたラーメンを身体が欲す。
  食べ終わった後は、暫くは要らないかなと思うも、少し経てば無性に欲しくなる。
  健全な飛鳥涼みたいなものだ…。
  向かった先は、先週も御邪魔した此方。
  胃袋にずっしりと圧し掛かり、食後は随分と難儀したのだが、異様に食べたい。
  嗚呼、更生施設に入らないと駄目かしら…。
  雨がそぼ降る中、現場へ急行すると、店頭に待ちは無し。
  駐車場も大して待たずに停める事が出来、店内へいざ突入し、食券を購入する。
  「ジャンクガレッジ」や此方では、決まって「ラーメン(中)」なのだが、
  先週の苦戦振りを考えると、無難に「ラーメン(並)」で美味しく頂こうと。
  麺の量が一〇〇グラム減れば、余裕を持って、美味しく平らげられるかなとね。
  勿論、「豚増し」は譲らない。
  空席も有り、水を汲み、直ぐに着席。
  先週と同じ、店主と助手の組み合わせだ。
  さて、一〇分程で無料トッピングを訊かれる段に相成る。
  「全増し、玉子で」と告げ、何時もより、一回り小さい丼を受け取る。
  其れにしても、「並」とは言え、迫力は遜色無いな…。
  先ずはプースーを啜ろうと、蓮華を沈めれば、丼の縁からプースーが溢れ出す。
  ラーメンの表面張力と言うのは中々無いわぃ。
  いざ啜れば、醤油ダレが立った、仄かな酸味の有る味わいが舌を撃ち抜く。
  そして一気に、豚の濃厚で濃密なエキスが押し寄せ、くらくらとする程。
  空腹の胃袋をがっつりと掴み、身体中に電流が走るかの様だ。
  嗚呼、重いけど堪らない。
  野菜には大量の背脂がぶっ掛けられ、凝固した白濁液の様。
  此れが実に甘味が有って、コラーゲンたっぷりで旨い。
  野菜にと掛けた卓上の醤油ダレも相俟って、極めて美味しく頂ける。
  野菜は言わずもがな、茹で加減は抜群で、プースーも染みて食べ易い。
  萌やしだけでなく、ベツキャーが結構入っている。
  続いては麺を、熱熱の丼の奥底から引っ張り上げる。
  「ジャンクガレッジ」では「浅草開化楼」や「ニッセーデリカ」の業者だったが、
  今は自家製麺と言う事で、其れが中々に秀逸で良い。
  ざらつきは少な目で、ややツルツルした感じの表面で、モッチリとしている。
  強靭な腰や弾力と言うよりは、口当たりと食感の良さで喰わせると言った感じか。
  さあ、期待の豚だ。
  今回も大振りの物が三枚入っている。
  バラ肉を巻いた物で、内縁の赤身の部位は、ホロっと解れ、豚臭さも無い。
  外縁に行くに連れ、脂身が増え、軟らかさが増し、何とも言えない絶品だ。
  ずっと噛み締めて居たい程で、味付けも確りしており、泣けて来る旨さ。
  今の「ジャンクガレッジ」では出せない出来栄えの代物。
  味付け玉子は黄身がトロトロで、齧るのに注意が要る。
  此れが無料トッピングと言うから、恐れ入谷の鬼子母神だ。
  「中」を食べ終わった程の苦痛は無く、至って美味しく完食。
  来週も来てしまうのかな…。