「かしら屋大宮西口店」【大宮】 - 続・ＲＯＣＫ‘Ｎ’ＲＯＬＬ退屈男

◆「かしら屋大宮西口店」【大宮】

　…昨晩。
　　昨日は休日だったが、所用で職場に行き、用事が済み次第、直ぐにドロン予定も、
　　何だかんだで、結局、普通に十四時半過ぎ迄労働すると言う暮らし。
　　其の後、ルービーとシースーを堪能し、大宮へと戻って来る。
　　先日、無性に此方の「かしら」を食べたくなり、禁断症状に似た物が出たので、
　　晩は焼きとんとホッピーと決め、今回は西口の此方へ潜入。
　　地下一階に下り、店内に入れば、煙が充満しているが、満席の様子。
　　少し待ち、直ぐに案内され、カウンター席の隙間に挟まる。

　◎「サッポロ生ビール（中）」五〇〇円
　…腰を落ち着け、先ずはルービー発注。
　　休みの日は、一日中、体内に酒を摂り込んで居たいわね。
　　目の前の焼き台で、「カシラ」が焼かれる光景を見乍ら、グイッと呷る。
　　テーブル席の集団が矢鱈と五月蠅いのが鬱陶しいが、酒は旨い。
　　こうも暑さが続くと、暑気払いと行きたくなる。

　◎「カシラ」一四〇円
　…着席と同時に、否応無しに割り当てられるのが「かしら」。
　　要らないと言う迄、皿が空くと自動的に配られる方式。
　　此れを食べたくて、数日間を過ごした。
　　秘伝の味噌ダレを刷毛で塗り、いざ齧ろう。
　　串の先頭、斬り込み隊長は、主役のかしら肉。
　　適度な噛み応えが有りつつも軟らかく、瑞瑞しくてジューシー。
　　味噌ダレの辛味と旨味、大蒜のコクが絡み合い、悶絶する旨さ。
　　葱は我が故郷、深谷の新戒、中瀬地区の深谷葱を使用しているのだが、
　　二月の大雪の影響で、深谷葱が不作と成り、六月中迄、他の葱を使用との事。
　　勿論、深谷葱が良いが、然したる違いも分からないので、何ら問題無い。
　　真ん中に挟まれしは、豚トロの部位。
　　此れが実に旨く、カリカリに焼かれ、噛めば夥しい量の肉汁が。
　　もう、至福としか言い様が無いわね。
　　嗚呼、一々旨い！

　◎「味付けとうふ」三〇〇円
　…さっぱりさせる意味で、豆腐を発注しよう。
　　普通の冷奴ではなく、ピリ辛風のテレレが掛かっている。
　　昔は必ず発注していたな…。
　　「カシラ」を齧り、豆腐を摘み、此れだけで十分だ。
　　酒場の極みだな。

　◎「ホッピー」三六〇円
　…酒は麦酒は一杯で止し、ホッピーへと替える。
　　焼きとんと言えば、ホッピーだわね。
　　僕はカクテルの中ではホッピーが一番好き。
　　ザギンのバーじゃ置いてないだろう。
　　「ナカ」は二回御替わりしてみる。

　◎「タン」一四〇円
　…「カシラ」以外にも頂いてみようと、「ハツ」と「レバー」を発注する。
　　「ハツ」も偶には良かろうと齧ると、確りとした歯応え。
　　焼き台の婦女子店員から、他の店員が間違って「タン」を配ってしまったと。
　　まあ良いと、豚とデープキッスをしてみる。
　　「カシラ」には劣るが、偶には良い。

　◎「レバー」一四〇円
　…此方は「カシラ」も勿論だが、「レバー」も侮れない。
　　其れこそ、新鮮でないと、此の旨さは有り得ない。
　　タレ焼きでも出して呉れるが、久し振りなので、普通に味噌ダレを塗って頂く。
　　変な臭味は無く、肝臓の旨さが存分に堪能出来る。
　　僕の肝臓は傷んでいるが、此のレバーは最高。