続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】

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◆「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】
 
 ◎「豚増しラーメン」七五〇円
 
 …休日の筈の昨日、出勤して厚木へと出掛け、午前零時に帰宅。
  へとへとで此の距離を、二時間掛けて帰って来るのはきつい。
  況してや、先週末の地獄の世間様の三連休の日の疲労が抜ける事も無く、
  疲労の上塗りをする暮らしなので、肉体疲労、精神疲労は最高潮。
  二週に一遍、週に休みが一日しか無い状態なので、一向に休まらない。
  取り敢えず、昨日の代休を今日確保し、明日の休日と合わせて連休に。
  もう若くないので、毎日深夜の帰宅とか、十二時間ぶっ通し勤務とか、
  心、身体の彼方此方に影響が出て来て、財津一郎以上に、非常に厳しい…。
  昨晩は例によって午前一時半過ぎに気絶し、死んだ様に眠る。
  とは言え、仕事の夢に魘され、夜中に目が覚めたり、
  暑さに邪魔され、ズリオロスパンチョスに成ったり、寝た気がしない…。
  結局、朝は何時もより早く、八時には起きてしまう。
  此れじゃ、疲れも取れないわね。
  只、偶の休日を寝て過ごすと言うのも、却って疲労してしまう気がして…。
  今朝も朝から暑く、生きる気力が殺がれる。
  只でさえ、ストレス満載の日常なのに、此れに暑さが加わっては、
  とてもじゃないが、生きる自信も無いし、寧ろ、生きて居たくない。
  午前中は極めて自堕落に過ごし、駄目人間振りに拍車が掛かる。
  正午を前に、身支度を整え、暑い中、家を飛び出す。
  昨日からずっと、連休に成ったのだからと、暴力的なラーメンを頂こうと、
  譫言の様に浮かび、もっこりとした形状を思い描いて来た。
  好きなラーメンも食べられない暮らしなんて、してても仕方無いよ、全く。
  モワッとした蒸し暑い空気を掻き分ける様に、一路、黄色い看板を目指す。
  店頭の待ちは無く、一瞬、臨時休業かと思う程。
  然し、「営業中」の木札は出ており、安心して中に入る。
  良し、空席が奇跡的に三席も有るとは、日頃の行いの賜物だな。
  券売機で何時も通り、「豚増しラーメン」の緑色の食券を購入する。
  期間限定の「旬とうもろこしの無化調つけ麺」と言うのも有るらしいが、
  僕には「豚増しラーメン」さえ有れば良く、此れだけが目当てなのだ。
  水を汲み、着席し、一口飲み、フッと落ち着いてみる。
  店内には御馴染み、「大沢悠里のゆうゆうワイド」が流れている。
  レディオは断然、FMよりAMだ。
  さて、厨房内には店主の姿は無く、助手二名で切り盛りしている。
  木曜日に御邪魔すると店主が居ない事が多いので、木曜日定休なのだろうな。
  良いな、休みの曜日が定まっているって…。
  愚痴に成るが、不定休だと、何の予定も立てられないし、何も出来ない。
  其れは兎も角、程無くしてトッピングを訊かれ、「全増しで」と告げる。
  六月十二日以来、一ヶ月半振りに暴力的なラーメンとの御対面。
  おっ、今日の豚は厚味や塊と言うより、叉焼に近い切り口の物が殆どだな。
  少し残念な面持ちで丼を受け取り、手元へと下ろす。
  さあ、丼を慎重に傾け、鼻の頭に豚が当たりつつもプースーを啜る。
  何時もは醤油ダレが立って、すっきりとして切れの有る味わいだが、
  今日のはやや乳化気味で、微乳、貧乳傾向。
  個人的には乳製品は大好きなので、ホルスタイン大歓迎だ…。
  閑話休題
  此方は非乳化の系統で行くのかと思ったが、少しではあるが乳化気味で、
  一寸得した気分と言うか、久し振りの味わいに嬉しく成る。
  野菜を遣っ付けるが、盛りが良く、汗だくで片付ける。
  今日は背脂の塊も少なく、「油増し増し」にすれば良かったか。
  麺を引っ張り上げよう。
  テロテロ気味の平麺で、適度なざらつきが啜り心地を良くして呉れる。
  以前の「ジャンクガレッジ」の様な縄の様な麺も好きだが、
  直系「二郎」らしさを堪能出来る此の麺も、味わい深くて良い。
  豚に取り掛かろうかね。
  厚さ五ミリメートル強の豚は、赤身と脂身の部位がはっきりしている。
  一口齧れば、トロンと蕩ける事は無く、確りとした噛み応え。
  然し、味付けは抜群で、齧った瞬間に旨さが電流の如く、体内を駆け抜ける。
  赤身の部位は硬さ、パサパサ加減は有るも、旨味は有り、豚臭さは無い。
  脂身は蕩ける感じではないが、プルンとして、先ず先ず。
  然し、七切れは入っているだろうか、迫力は十分だ。
  肉を喰らい、辛目の大蒜も存分に摂取し、汗達磨で食べ終える。
  周りの猛者は、汗一つ掻かず、涼しい顔で啜っているが、低体温症なのか。
  其れとも僕が可笑しいのか…。