続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん大 汐留店」【新橋】

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◆「らーめん大 汐留店」【新橋】

 ◎「らーめん」六八〇円

 …昨日。
  最近は休日の朝は、妙に早く目が覚めてしまい、六時には起き出している。
  とは言え、十分に睡眠が取れたかと言えばそうではないので、
  起きた後に眠くて転寝をしたりと、だらしない暮らしをしている。
  理想は、十分に寝足りたと言う状態で、六時前には起床したいのだが、
  如何せん、寝るのが好きなので、如何も、其の境地には達しない様だ…。
  さて、話は遡って昨日。
  此の日は朝から流刑地に入り、残務を熟したり、蟹工船に乗船したり。
  十四時に下船し、池袋の漁協へと出向かねば成らない。
  新橋に到着し、乗り換える前に、色気を出して昼御飯でも食べようかしら。
  すっかり、変な時間に食べざるを得ない暮らしだ。
  晩御飯も二十三時過ぎだったりで、身体に良い訳が無いわね…。
  バシシンで何を頂こうかと悩み、無難に「らぁめん ほりうち」も良いが、
  八月二十一日に頂き、余り、身体の欲求が高まっていないので回避。
  「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」でも良いが、今一、食指が動かない。
  思案した結果、大蒜は入れられないが、久し振りに此方にしてみよう。
  昨年九月十五日以来、奇しくも、丸一年振りの訪店。
  僕が「ラーメン 二郎」の産湯を使い、洗礼を受け、其の昔は足繁く通った、
  旧「ラーメン二郎 堀切店」の系列で、汐留店は直営ではなく加盟店の様だ。
  店に入ると、こんな時間だが、其れなりに客入りは有る。
  券売機で、今回は大人しく「らーめん」の食券のみを購入し、冷水を汲み、
  カウンター席の一番奥に腰掛け、食券を提示する。
  厨房内は男性一人体制で、ペペ桜井と同じ編成…。
  冷水を呷り、ヂッと、グッと堪える様に出来上がりを待つ。
  一〇分程で、無料の乗せ物を訊かれ、「野菜多目、脂で」と告げる。
  此方は「野菜多目」、「野菜増し」、「野菜増し増し」と選択せねば成らない。
  食が細く成って来たので、増さなくても良かったのだが、つい…。
  丼を受け取り、手元へと下ろし、いざ啜ろう。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜る。
  堀切系特有の甘辛い、あっさり目のキリっとした非乳化の味わいだが、
  何とは無しに、何時もよりも何だろう、化学的と言うか、コクが有ると言うか、
  僕の馬鹿舌では仔細は分からないが、僕が足繁く通っていた、
  今から十七、八年前とは味わいは大きく違っているのは明々白々だ。
  あの頃の「ラーメン二郎 堀切店」は最高だったナァ…。
  野菜の山には、卓上の「ラーメンダレ」をドレッシング感覚でぶっ掛ける。
  シャキシャキとクタクタの中間より、ややシャキシャキ寄りの食感。
  背脂が淡雪の様に降り注ぎ、其の甘味が円やかで旨い。
  麺は「丸山製麺」の物で、此れも往時の麺よりも細くなり、畝りも少ない。
  中太程度の太さで、茹で加減は素晴らしく、ポキポキ、モキモキとした、
  腰の効いた弾力の有る食感が堪らず、噛むのが愉しい。
  豚はと言うと、すっかり駄目に成ってしまったので、期待はしていない。
  パサパサの薄っぺらの豚臭い物が一枚入り、残念の極み。
  其れこそ、「ラーメン二郎 堀切店」の豚は、小振りながら、軟らかく、
  ジューシーで、脂身が蕩ける味わいで、味付けも秀逸だった。
  もう、別物と捉えるのが適切だろうな。
  プースーは飲み干さず、空腹を満たし、漁協へと帰るポンコツおぢさん。