続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】
 
 ◎「チャーシューざる」一三五〇円
 
 …先週木曜日。
  今、こうして、ブルジョワジー様の休日に駄ブログを記していると言う事は、
  僕も、先週に続いて、日曜日に休日が宛がわれている。
  と言っても、今日だけだが…。
  八月下旬に休日が取れず、九月上旬に七日の休日を消化せねば成らず、
  図らずも、日曜日休みの御鉢が廻って来たに過ぎない。
  然し、七日の休日予定も、休日出勤を一日している為、又もや持ち越し。
  何時に成ったら、真面な人間らしい暮らしが出来るのやら。
  九月後半は荒れ模様が予想され、僕も如何成る事やら…。
  当分、気が休まる事は許され無さそうだ。
  そんな時は、ストレス解消に余念が無い。
  話は遡って先週木曜日。
  四連休明けの此の日。
  気分は当然、重苦しいサザエさん症候群に支配され、足取りも重たい。
  せめて、職場に着く前迄は、少しでも四連休の延長気分を引っ張りたい。
  と来れば、此方しか無いわね。
  十四時からと言う、小料理屋の女将の様な出勤時間の為、
  普段は摂れない昼御飯を、予め、此方で済ませてから行こうと言う寸法だ。
  十二時過ぎに新宿駅に到着し、何時もの道順で現場へ急行する。
  十二時十三分に到着すれば、店頭に待ちは無し。
  中に入り、店内を見渡す事無く、即座に券売機と向き合う。
  何時もの様に、「チャーシューざる」の食券を購入し、行列の最後尾に接続。
  先客は一〇名と、全く以って、許容範囲内。
  食券の改札を受ければ、店内は相変わらず、訳の分からないフュージョン
  AMレディオの方が良いのだが…。
  十五分程待ち、着席し、冷水を呷り、出来上がりを待つ。
  と言っても、三分経たずに配膳されるのが助かる。
  先に出されたつけ汁を見遣れば、何度見ても雄雄しい佇まい。
  心が豊かに成ると言うか、心丈夫、心強さを感じる。
  麺も出揃った所で、さあ、頂きましょう。
  叉焼の隙間を見付け、麺を手繰り、其処を目掛けて捻じ込む様に浸す。
  勢い良く啜り上げ、真っ先に伝わるのは、和風出汁の上品な味わい。
  鶏油の様な、円やかで奥深いコクがじんわりと口内を覆い尽くす。
  何度味わっても良いな。
  此の滋味に富んで、優しみの有る味わいには救われている。
  其の味の後に、酢の酸味のさっぱり、すっきりとした味わいと、
  七味唐辛子のピリッとした辛味が追い掛ける様にして訪れる。
  麺はピロピロした平麺で、啜り心地が良いの何の。
  水での〆、水切り、此の作業が確りと施されているので、水っぽさが無く、
  つけ汁が薄まる心配も無いので安心出来る。
  然し、つけ汁に熱さが無いので、温く成るのは早いが…。
  叉焼から染み出した油分が、外気に触れて白く凝固して行くのが分かる。
  で、其の叉焼だ。
  断面の肉の繊維を見るだけで、カウパーが出て、甘酸っぱい気分に成る…。
  先ずは、つけ汁の底に沈んだ刻み叉焼から頂く。
  うん、中りだ。
  軟らかく、口の中でいとも簡単に解れる様にして蕩ける。
  続いては、大振りな五枚の肉塊に挑む。
  肉の繊維に逆らっては駄目なので、沿う様にして噛り付く。
  すると如何だろう。
  繊維に沿って、面白い様に解れ、適度な歯応えを持って口内に収まる。
  嗚呼、此の噛み締める度に滲み出る味わいが堪らない。
  何回か噛めば、蕩けて消えてしまい、飲み込むのが勿体無い程。
  今回のは脂身も有り、プルンとして、甘味も有って最高だな。
  ヴィタミンB壱も見えないが、ちゃんと摂取出来ているのかな。
  あっと言う間に麺も食べ切ってしまい、最後はつけ汁を完飲。
  叉焼の養分を残すのは馬鹿で、余す事無く、確りと摂取し、生きる糧とする。