続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】

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◆「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】
 
 ◎「豚増しラーメン」七五〇円
 
 …急遽の本厚木勤務に変わってから、早二週間。
  半月の辛抱と思って、毎日、往復四時間半の通勤に耐えているが、
  其れが如何やら、本格的に本厚木勤務と成りそう…。
  何だか、初めからこう成る段取りだったのではなかろうか。
  如何して僕は何時も、こう、損な役回りばかりなのだろうか。
  「彼奴なら文句も言わないから都合が良いか」と思われているのだろうか。
  如何やら昨年から、数年前に終わった筈の大殺界に再突入した様だ。
  大殺界って、十二年の内、半分も有るのね…。
  死んだ方が増しじゃん!
  昨晩は二十二時前に仕事を片付け、二時間強掛けて帰宅。
  毎日が旅ですよ、奥さん!
  ハイソフトとヨーグレット持って行かないと。
  風呂に入り、晩酌がてら食事を済ませ、午前一時過ぎに気絶。
  正直、寝付きだけは頗る良い。
  夜中、悪夢に魘されるも、パンテーのズリオロスパンチョスは回避。
  風邪引くしね…。
  今朝は八時半に目が覚めるも、身体が言う事を聞かず、起き上がれない始末。
  折角の休日、況してや、次、何時休めるか保証も無いのに。
  僅かばかりの力を振り絞って、何とか起き出す。
  広縁に出て、外気に当たり、景色を眺めれば、秋風が妙に心地好い。
  色々考えるわね、厚木って左遷かな…、とか。
  まあ、梲が上がらないポンコツ中年だから仕方無いけど。
  さて、偶の休日、如何して過ごそうかしら。
  本当、次の休日の予定なんて当てに成らないので、好きな事をして過ごそう。
  何だか、余命幾許も無い老人が、最期を迎える前の冥途の土産作りの様だ…。
  否、強ち嘘でもないな。
  突発的に死を選ぶ事だって有り得るから…。
  最近の御決まりの昼酒も良いのだが、大蒜の補充もすっかり御無沙汰だ。
  ブルジョワジー様の様に、連休と言う物が限り無く贅沢な賤民にしたら、
  たった一日の休日で、大蒜を大量摂取するなんざ暴挙に値する。
  然し、もう此の際、自棄だ。
  大蒜を摂らなきゃ心が折れてしまうので、下痢する位、大蒜を摂ってやろう。
  密かに、行くならば「ラーメン二郎 赤羽店.」に初潜入と思っていたが、
  如何やら臨時休業の様なので、大人しく、最寄りの此方にしておこう。
  南銀座を抜け、途中、桃色応接室が潰れているのを発見したりと、
  情報収集には余念が無いが、一先ず、黄色い看板を目指す。
  先客は一名のみで、食券を購入する前に、厨房内から声が飛んで来る。
  「何にしますか?」と、直ぐに麺を茹でる都合だろう。
  「豚増しラーメンで」と告げ、其の食券を購入し、外で待つ。
  明日から一〇月と言えども、焼ける様な陽射しで、長袖なのを後悔する。
  程無くして、一番奥の席が空き、水を汲み、着席する。
  厨房内に店主は居らず、店内には「大沢悠里のゆうゆうワイド」が流れる。
  もう、AMレディオを聴く機会すら無くなったので、妙に新鮮だ。
  FMレディオなんて小洒落た物は断じて聴かない。
  さて、其れにしても冷房が点いていないのか、相変わらずに暑い。
  況してや、プースーの寸胴が目の前なので、湯気で尚更暑い。
  そうこうしていると、トッピングを訊かれ、「全増しで」と告げる。
  丼を受け取り、期待の豚を見れば、う~ん、外れかな…。
  白茶けた感じで、パサついていそうな見た目に、運の無さを痛感。
  気を取り直し、常備される様に成った蓮華を手に取り、先ずはプースーから。
  何時もより濁りが感じられるので、いざ啜ってみれば、微乳化な味わい。
  すっかり、非乳化のすっきり、さっぱり路線で突き進むのかと思いきや、
  偶々なのか、こう言う出来、味わいの日も有るのだなと、得した気分。
  個人的には、すっきりも良いが、偶にはトロンとした乳化も味わいたい。
  野菜に取り掛かれば、上には脂が振り掛けられ、其の甘味が加わる。
  茹で加減は言わずもがな、シャキシャキとクタクタの中間で絶妙。
  卓上の醤油ダレも加え、ドレッシング感覚で野菜を頬張る。
  麺に行く前に、豚の切れ端の部分を頂いてみる。
  おおっ、端っこだけあって、味が染みて、且つ、軟らかくて蕩ける。
  此れは良いかも知れないと、ロースハムの様な大振りな豚も齧ってみる。
  すると、むっちりとした弾力が素敵な、肉肉しい食感が堪らない。
  何だろう、若い婦女子の弾ける太腿の様な、ジューシーで肉感的で良い。
  さて、御愉しみは取って置いて、麺に取り掛かろう。
  毎度の自家製の平麺は、茹で時間長目のテロンとした感じ。
  直系の「ラーメン 二郎」らしさを堪能出来る点では、秀逸で旨い。
  表面に多少のざらつきは有るも、往々にしてツルっとした口当たり。
  プースーを吸って、益々、テロンテロンに成って行く。
  麺も八割方が片付いた所で、残りの豚に専念しよう。
  ロースハムの様な感じの部位が三、四枚入り、残りは端っこの様な部位。
  然し、此れが最高だった。
  言うなれば、「ネ申月豕」だ。
  脂身が程好く入り、プルンプルンのトロットロのフワッフワ。
  Nカップの「火暴孚乚」を弄んでいるかの様だ。
  もう、小父さんは逝っても良いよ…。
  勿論、大蒜も存分に摂取出来、十分過ぎる昼餉だ。
  只、瀧の様な大量な汗だけは如何したものか…。
  元関取の様な状態で店を後にする駄目中年。