続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「大戸屋 ごはん処」【加茂宮】

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◆「大戸屋 ごはん処」【加茂宮】
 
 ◎「四元豚のロースかつ定食」八九五円
 
 …昨日から元日迄の四連休も、早くも二日目。
  もう、早くもサザエさん症候群で、気分が塞ぎ勝ち。
  世間様、ブルジョワジー様は九連休だと浮かれ狂っていると言うのに。
  気分の浮き沈みが激しくて困る。
  些細な事で一喜一憂し、些末な出来事で著しく気分を害する。
  道理で胃痛がする訳だ…。
  今朝は九時過ぎに起き出すも、午前中は何もする気が起こらず。
  一年労働し、襤褸雑巾の様な惨めな姿に成ったのだから、折角の年末年始、
  面倒な事は一切したくないが、尤も、そんな気力も持ち合わせていないが…。
  正午を過ぎても、何だか腰が重たく、動き出せそうな気配が見られない。
  十三時を廻り、愈愈、そろそろ昼御飯を食べないと、晩御飯に障るので、
  仕方無く、ヨッコイショーイチと、痛む腰を擦り乍ら行動を始める。
  年末の買い出しをと思うが、何を購入すれば良いかも浮かばず、
  同時に、何を食べようかと言う物も浮かばず、参ってしまう。
  食べたい物が決まっている時は決断、行動が早いのだが、
  何も決まっていない時は、考える気力も起こらず、優柔不断極まりない。
  正直、何でも良いのだから…。
  取り敢えず、商業施設に行けば如何にか成るだろうと向かう。
  何処も彼処も混んでいて反吐が出る。
  飲食店の中で、待たずに済みそうな所にしよう。
  第一希望の「スシロー」は十五分待ちで敢え無く断念し、他を当たる。
  豚カツも良いかなと、「坂井精肉店」と言う店を覗くも、
  豚カツなのに七〇〇円と言う安さが不安感を齎し、回避。
  無難に「大戸屋」が在り、待たずに入れる様なので御厄介に成る。
  席に通され、メニューを眺めると、先程、脳内を過った豚カツが引っ掛かる。
  メニューが多過ぎて、彼是と考えるのも面倒なので、豚カツに決めちまおう。
  本当、乗り気で「此れ食べたい!」と言う物以外は、何の興味も無い。
  歳を取って来ている証拠か、自分の興味の有る物以外、如何でも良い。
  興味の無い事で彼是と悩んで、脳味噌が疲労するのが嫌。
  発注を済ませ、ヴォーっと配膳されるのを待つのみ。
  十五分程で運ばれて来て、大きな感動も無く、食事を開始する。
  檸檬を搾り、卓上のソースを此れでもかとばかりにぶっ掛ける。
  今更だが、「三元豚」は聞いた事が有るが、「四元豚」とは何ぞや。
  「五元豚」、「六元豚」も居るのか?
  調べてみると、日本で多く流通している豚肉「三元豚」は、国産、
  輸入を問わず「大ヨークシャー」、「ランドレース」、「デュロック」、
  と言う三品種の掛け合わせが一般的で、此れにもう一種を掛け合わせると、
  「四元豚」と言う括りに成る様だが、何を掛けた豚かは不明…。
  取り敢えず、頂いてみよう。
  此の「四元豚のロースかつ定食」には山椒塩が付いていると言うので、
  一切れ分だけ、ソースを掛けずに残して置いた。
  其の山椒塩を塗して頂けば、其の名の通り、山椒と塩だ。
  焼き鳥でも天麩羅でも、通を気取ってか何だか知らないが、
  塩で食べる風潮と言うのは何なんだろうか。
  焼き鳥はタレ、天麩羅は天つゆじゃ駄目なのか、今の世の中…。
  まあ、好き好きで良いけど、食通振るのはいけ好かない
  其れはさて置き、ロース肉の端っこと言うのは夢と希望の塊だ。
  何せ、脂身が存在するから。
  ストレスなのか、胃痛はするが、豚の脂身を我慢して迄、長生きしたくない。
  さて、残りは全てソースと辛子で頂く。
  矢張り、此の食べ方が一番だ。
  此の肉は、毎日店で切っていると言う事で、其れだけで鮮度が変わる。
  赤身の部位は確りとした噛み応えが有り、噛み締め甲斐が有る。
  決して、硬いと言うのではなく、引き締まっていると言った方が正しい。
  何だかんだ、食べ始めると勢いが付くもので、あっと言う間に平らげる。
  豚カツも飲み物だから。
  そんな食べ方だから、胃を傷め付けるのだろう。
  もう良いさ、早く逝っても。
  働きたくないし…。