続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らー麺 厚木本丸亭」【本厚木】

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◆「らー麺 厚木本丸亭」【本厚木】

 ◎「チャーシュー入り塩らー麺」一一五〇円+「味玉」一〇〇円

 …昨日。
  愈愈、今週はBOOK厚木での業務、最初で最大の山場。
  下手をしたら修羅場に成る得るかも知れないので、慎重に、誠心誠意、
  事に当たらないと、最後の最後で豪い目に遭うので神経も磨り減る…。
  其の初日の昨日は、午前中から現場入りし、残務を熟す。
  午後の来るべき瞬間を前に、気分を少しでも軽くしようと、
  気分転換も兼ねて、十二時過ぎに昼御飯を摂りに出る。
  BOOK厚木と言えば、最近は専ら「俺系らーめん 藤本」がお気に入りだが、
  先週は趣きを変えて、「MOJA★MOJA」に初訪店、開拓を試みたので、
  今回も、長らくの宿題と成っていた此方に初潜入。
  「中華そば 麺や食堂」と、其の「俺系らーめん 藤本」との中間に位置し、
  いざ到着してみれば、待ちは愚か、空席が目立ち、入店せよと言う思し召しだ。 
  硝子戸を開けて中に入り、券売機は無い様なので、カウンター席に着席。
  直ぐに女性店員氏が冷水を手に注文を訊きに来る。
  卓上のメニューを眺め、初めてだが、叉焼入りのラーメンにしてみよう。
  最近が具沢山でないと、ストレスが解消出来ない気がして…。
  「チャーシュー入り塩らー麺」と「塩釜焼チャーシュー塩らー麺」が有り、
  初回なので無難に前者を発注してみる。
  すると、「トッピングで味玉をお薦めしていますが如何ですか?」と。
  僕が、人の申し出を断るのが苦手だと知っての事だろうか。
  はい、御願い致します…。
  厨房内は男性二名、女性一名の三人体制で、青い三角定規と同じ編成。
  冷水を呷り、メニューを再度眺めたりして、出来上がりを待つ。
  此方でも月替わりの限定ラーメンを提供している様で、今月はと言うと、
  「寒ブリのグリルの塩らー麺」一二〇〇円と言う代物の様だ。
  さて、一〇分と掛からずに、発注のラーメンが配膳される。
  プースーは透き通り、無色透明と迄は行かないが、綺麗な黄金色だ。
  蓮華を手に取り、先ずは此の、鶏油が浮かんだ煌めくプースーを啜る。
  すっきりとした味わいで、可也、あっさり目の部類に入るだろうか。
  厳選された豚骨を基本に丸鶏を贅沢に使い、丹念に時間を掛けて煮出した、
  清湯スープに極上の昆布と、対馬の焼きあごから煮出した和風スープを加えた、
  「本丸亭」独自の滋味豊かな味わい深い塩ラーメンと言う触れ込み。
  其の前日に絶品の「支那そば 心麺」を頂いているので、何と言うか、
  コク、深味、塩の甘味と旨味共に、若干の物足り無さは否めないか。
  麺は平打ちの縮れ麺。
  表面はツルツルとして、モチッと、プリッとした食感。
  プースーとの絡み、持ち上げは良い。
  麺は、プースーとの均整と相性が大切で、腰が有り、喉越しの良い旨い麺で、
  栃木県は佐野の青竹手打ち麺を特注で、毎日直送して貰っているらしい。
  叉焼は五枚入るが、厚味は然程無く、量感、衝撃度は控え目。
  創業以来使い続けている叉焼ダレで煮込んだと言う、バラ肉を巻いた物。
  蕩ける食感だが、厚さに欠けるので、肉肉しさが欲しい所。
  薦められるが儘に発注した「味玉」はと言うと、限定三〇個と言う。
  醤油ダレに漬け込んだ物ではなく、塩味と言うのを売りにしている模様。
  個人的には、茹で玉子に塩を振り掛けて食べている様な感じがして、
  醤油味の方が好みだが、黄身は半熟でねっとりと濃厚なのは良い。
  具は他に、海老雲吞が一粒、春菊、葱が入る。
  サラッと食べ終え、午後の重たい業務へと戻る。
  後で気付いたが、此方で背広の上っ張りを脱いだ際、万年筆を落とした様で、
  駄目な時は何を遣っても駄目な駄目人間…。