続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざる」一三五〇円

 …先週日曜日。
  九月と言えども、未だ汗を掻く程に暑く、齷齪と労働している。
  毎晩、二十三時半に帰宅する生活へと逆戻りしている…。
  御陰で、肩の凝りは尋常ではなく、カッチカチのバッキバキ。
  金槌で肩を叩き、筋肉を粉砕したい程だ。
  さて、白銀週間や土曜日も出勤せねば成らず、散髪にすら行けず、
  頭髪も伸び放題で、漸く此の日、僅か一日の休日に隙を見付け、
  切り落としに行くべく、表参道へと向かう。
  と、其の前に、一杯引っ掛け、且つ、ラーメンも啜りたいわね。
  前回は、其の昔、鶴ヶ島に在った時分に足繁く通った「らーめん よし丸」に。
  今回も、此方に御厄介にと思ったが、何てこったい、生憎の日曜日定休…。
  すっかり、行く当てを無くしてしまい、はたと困ってしまう。
  無難に、「九州じゃんがら」にしようか、「らーめん 山頭火」と言うのもな。
  麦酒を呑めるのは有り難いが、ラーメンは些か食傷気味で惹かれない。
  久し振りに「らあめん 満来」で「チャーシューざる」を頂きたいが、
  此方は麦酒が無いので、思わず、う~んと熟考してしまう。
  何れも、帯に短し襷に長しだ…。
  結局、悩みに悩んだ結果、麦酒を諦めて豚肉を取る。
  最近は貧乏を拗らせ、減量中と言う事も有り、すっかり御無沙汰。
  実に、四月二十一日以来、五ヶ月振りで、日曜日に訪れるのは初めて。
  平日も混雑しているが、果たして、日曜日は如何かなと、十二時十五分店着。
  券売機で何時も通り、「チャーシューざる」の食券を購入し、
  行列の最後尾に接続すれば、先客十五名程か。
  此れならば、平日と同じ光景だが、厨房内は三人のみと、二、三人少ない体制。
  土日は平日よりも混雑しないと言う考えでの人員配置なのだろうか。
  然し、見る限り、平日と変わらない繁盛振りで、回転率の低下が心配だ…。
  予想を立てる。
  着席迄が二〇分、配膳迄に一〇分と。
  途中、食券の改札も済ませ、着席したのは十二時三十五分、入店二〇分後。
  其処から冷水を飲み、何だかんだで配膳は十二時四十五分、着席一〇分後。
  おお、見立て通りだな。
  其れにしても、五ヶ月振りの対面だが、此の肉量は心強い。
  早速、つけ汁が此れ以上温くなるのは御免被るので、さっさと頂こう。
  麺を手繰り、肉の隙間に捻じ込む様にして、麺を浸して啜る。
  動物系の出汁の中に、鶏ガラの滋味溢れる旨味がじんわりと浮かび上がり、
  只、優しいだけでなく、がっちりと心を鷲掴みにする魅力に満ちている。
  相変わらず、つけ汁は確りと攪拌はされていない様で、器の底には酢が沈殿し、
  酸味が強い箇所が有ったりするが、味が画一化されていないのも好きだ。
  麺はピロピロ気味のツルツルした多加水の縮れ麺。
  久し振りと言うのも有るが、麺の量が減った様な気がしないでもない。
  代替わりした際に、大幅に減り、ペロッと平らげられる様に成ったが、
  其れ以上に、いとも簡単に啜れてしまったのは、単に腹が減っていただけか…。
  さて、豚だ、豚。
  器に沈んだ細切れ叉焼は、赤身の部位が殆どで、適度な噛み応えが有る。
  そうは言っても、十分に軟らかく、肉肉しさが有って満足だ。
  そして、上に横たわった厚切りの叉焼は、矢張り、圧巻の一言に尽きる。
  脂身が蕩け、プルンプルンで、濃厚で旨い!
  勿論、赤身もふわふわで、繊維に沿って解れ、身悶えしてしまいそう。
  此の儘、悶え死んでも本望だよ…。
  豚肉の持つヴィタミンB壱を摂取し、疲労回復の足しにして、
  つけ汁もグイッと飲み干し、久し振りの旨さを堪能し、散髪に行く駄目中年…。