◆「韓国焼肉居酒屋 鶏足山」【大宮】
…昨晩。
昨日は、先週末土曜日、日曜日と出勤した代休の初日。
日曜日の晩に、拙宅で御近所さんと呑んだ際、旨いレバーを食べたい話に成り、
即、翌日に、御近所さん行き付けの大韓民国料理店に御案内頂く事に。
新鮮な牛レバーを、一番美味しい食べ方で頂ける。
其れだけで心躍ってしまう…。
◎「生ビール」五九四円
…十八時半過ぎに御近所さんと合流し、辿り着いた此方。
陽気な、大韓民国人の御店主に出迎えられ、先ずは麦酒から頂こう。
蒸し暑さや、日頃のストレスや憂さ、疲労感を取っ払おう。
グイッと、喉を大きく開いて、食道目掛けて流し込む様にして呑む。
御通しは、細切りの沢庵を、胡麻油の効いたテレレで和えた物。
…発注は全て御近所さんに御任せで。
余計な口出しは無用だ…。
先ずは、朝鮮漬けから出て来る。
辛味、甘味、酸味、均整が取れており、中々の味わい。
…続いては、牛の三番目の胃袋、センマイ。
コリコリとした歯触りと、見るからに嫌らしい肉襞が何とも猥褻だ。
こう言う内臓肉には、何とも言えない卑猥さが有るな。
味噌ダレは個人的には、もう少し甘味が有ると有難い。
◎「ホッピー」五九四円
…麦酒は一杯で止し、効率的に酔えるホッピーへと替える。
勿論、ホッピーは黒ではなく、白で。
勿論、ギャルは黒に限るが…。
…今度は、牛とデープキッスをさせて呉れる様だ。
七輪の炭火で炙り、其の時を待つ。
此方の名物は「絶品厚切りタンステーキ」の様だが、此れは通常の牛舌。
程好く炙り、決して焼き過ぎない状態で頬張る。
噛み応えが有り、サックリと千切れる軟らかさではないが、肉肉しい。
…「美味しいレバー、有りますか?」と訊けば出て来る裏メニュー。
此のレバーが御目当て、此れを頂く為だけに遣って来た様なものだ。
七輪は有る。
同時に、胡麻油と葱の微塵切りのテレレも出て来る。
食べ方は客の自由だ。
プルンとして、レバーの濃厚な旨味、そして、臭味の無い風味が最高だ。
長生きはしてみるものだ。
嗚呼、無駄にでも生きていて良かった…。
…センマイに続いては、一番目の胃袋、ミノの御出座し。
味噌ダレで和えられている。
此れ又、確りとした噛み応えで、口内で随分と長持ちする。
…偶には僕の希望も通して貰い、焼肉で欠かせない内臓肉を発注させて貰う。
焼肉に於いて、カルビは無くても我慢出来るが、腹身が無いと駄目だ。
言わずもがなの横隔膜。
此方も、もっと軟らかさを求めたが、肉肉しい歯応えと弾力が有る。
…又しても御替わり。
延々と此れだけを食べていたい程。
血が滴る様な感じに、心躍ってしまうのは、身体が欲している証拠か。
兎に角、レバーの旨さがヴィンヴィンと伝わって来る。
…店長氏が御薦めと言う、此のカルビを発注する様だ。
何を以ってして「ダイナミック」なのかは、全く以って不明だが、
ピリ辛の味噌ダレで和えられており、此れには思わず御飯を発注。
白米と合う事、此の上無いな。
…そろそろ〆に向かう前に、御近所さんの発注。
アフラック、もとい、プルダックと言う代物の様だ。
「プル」とは朝鮮語で「辛い」、「ダック」は「鶏」らしい。
先程の「ダイナミックカルビ」と同じ、ピリ辛の味噌ダレの様だ。
即ち、此のピリ辛の味噌ダレがダイナミックなのか…。
此れ又、御飯が御飯がススムさん。
…〆は、常連の御近所さんの為にと、店長氏が裏メニューを出して呉れる。
大韓民国風の焼き饂飩がではないか。
饂飩、豚バラ肉、野菜が、ピリ辛のテレレで炒め合わされている。
そして、食べ終わった焼き饂飩の残ったテレレに、白米を投入して、
おやぢ、もとい、おぢや風にして食べると言う。
此れに生玉子が入ると、もっと最高だろうな…。
麦酒一杯、ホッピー六杯で、おぢさんは疾うに廃人と化す…。