◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円
…先週火曜日。
昨日の土曜日は出勤の為、遅れ馳せ乍ら、今週も何とか漕ぎ着けた休日。
疲労困憊が甚だしい…。
毎日、酒と薬を飲み乍ら、何とか心身を保って生きている。
最近は酒の量、食べる量が増えて、良くない傾向に向かっている気がする…。
さて、話は遡って火曜日。
朝一で池袋へと出社し、緊張でガチガチの中、評価面談を終え、
解放感一杯で昼休憩を迎え、良し、打ち上げだとばかりに、此方へと向かう。
前週、六年三ヶ月振りに御邪魔すれば、こんなに旨かったのかと見事に嵌り、
二日連続で訪れてしまい、すっかり虜に成ってしまっているので…。
小雨そぼ降る中、店に着けば、先客は一〇名弱だろうか。
思いの外、回転も良く、一〇分程で券売機に辿り着き、店内に入れる。
食券を購入し、食券を提示し、麺は「普通で」と告げ、着席を待つ。
其れから一〇分弱で、冷水を汲み、奥から二番目の席に通される。
厨房内は先週同様の男性二人体制で、ジローズと同じ編成。
程無くして、無料の乗せ物を訊かれ、グッと堪え、大蒜は入れられないので、
「野菜、脂で」と確りと告げ、五分後、其の丼を受け取る。
五日振りの対面だが、矢張り、何とも魅惑的、蠱惑的な佇まいに心躍る。
逸る気持ちを抑えつつ、蓮華を手に取り、いざプースー。
「あ゛ー」っと思わず声を漏らしてしまいそうな旨さだ。
此の乳化度合が絶妙、絶品で、「八王子野猿街道店2」の様なド乳化も良いが、
醤油ダレの味わいも感じられ、均整の取れた、抜群の比率とでも言おうか。
すっかり魅せられ、此れこそ、最上級の惚れ方さ~Zokkonn!
野菜の山には、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けて頂く。
茹で加減はシャキシャキが強めで、個人的には、もう少しクタクタ寄り、
若しくは、クッタクタの方が好みだが、痘痕も靨と迄は言わないが、
嵌ってしまえば、好みじゃなくても、良く感じられてしまう。
今回も背脂が塊で入り、コロコロとして存在感が有り、甘味、油分を摂取。
液体油も悪くはないのだが、具と見紛うばかりの背脂の方が断然良いな。
麺を引っ張り上げれば、ピンと真っ直ぐな、太く、確りとした物。
茹で加減は普通で御願いしたが、十分な程の腰と弾力で、護謨の様な食感。
さて、豚に取り掛かろう。
今回は端っこの部位が二つ入り、確りと味付けされており、塩っぱさを感じる。
あ、褒め言葉なので悪しからず…。
厚味や大きさが売りと言う様な派手さや暴力さ加減は無いが、
赤身の部位は適度な弾力と食感が有り、脂身の部位はプルンと蕩ける旨さ。
目を瞑り、ずっと噛み締めていたい程で、此れを摘みに一杯飲りたい…。
大蒜無しで頂いたが、其れでも十分に旨いのだから、此れに大蒜が入ったら、
途轍も無い破壊力を見せ付けられるのだろうな。
直近の僕の夢だな…。