◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】
◎「タイ風ヌードル タイフーン（ひや）」八二〇円
…九月一日。
七月、八月の地獄の様な夏休み期間の四十七日間を終え、蟹工船を下船し、
一先ず、此の日は平穏な一日を過ごせそうだと、池袋へと出掛ける。
朝から溜まった残務を遣っ付け、十三時を前に、昼御飯を摂ろう。
何時もなら、「ラーメン 二郎」と決まっているのだが、月も改まったので、
毎月の御愉しみの此方の限定ラーメンを、早々に頂こうと思い立つ。
店に着き、店頭の貼り紙で確認する。
其の名も「タイ風ヌードル タイフーン」とな。
まあ、駄洒落だわね。
一応、今年の限定メニューを振り返って置こう。
一月は「とろーりチーズのチゲらーめん」、二月は「トリミソラシド」、
三月は「とりちゃんぽん。」、四月は「トマトつけ」、
五月は「くまもと応援 鶏まーゆ」、
六月は「ハニーマスタードあえ麺 とりのプーさん」、
七月は「冷やし中華始めました 梅雨梅梅（つゆばいばい）」、
先月は「あっさり冷やし塩らーめん」と来て今月だ。
食券を購入し、店内に入り、カウンター席に腰掛け、食券を提示すると、
冷たいのと、温かいのが選択出来ると言う。
分からないので、何方が御薦めかと訊いてみると、温かいのも良いが、
冷やで頂くのを想定して作ったと言うので、暑い事だし、冷やで御願いする。
出て来た其れは、香草も乗り、泰料理っぽさが醸し出されている。
先ずは、冷たいプースーを一口啜る。
鶏清湯のすっきりとした味わいは、物足り無さを感じる程で、薄い印象。
先月の「あっさり冷やし塩らーめん」に塩気が全く無かったので、
恐らく塩ダレを入れ忘れられたのだろうと言う悪夢が再来するかの様だ。
冷たさがより一層さっぱり感、清涼感を演出しているが、
高血圧の僕からしたら薄味過ぎるので、御好みでと別皿で出された、
甘辛ソースとやらを早々に投入し、味を濃くしてみる。
おっ、更に泰料理っぽさが強まり、此の方が個人的には好みだ。
麺は真っ直ぐの細麺で、スルスルとした啜り心地が良く、喉越しが秀逸。
具はと言うと、豪快に鶏肉がドンと鎮座している。
今調べてみたら、「海南鶏飯」と呼ばれる鶏肉御飯らしい。
道理で、立派な鶏肉が乗っている訳だ。
具は他に香草、葱、小さい赤茄子。
更新記事が溜まっているので、短めにサラッとで御勘弁を。
