続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 …昨晩。
  毎年恒例の辛く厳しい夏季繁忙期も、遂に、此の日で終わりを告げる。
  夏らしい事は何も出来ず、盆休みも無く、人間らしさとは何かと考えさせられる。
  そんな過酷な一ヶ月半が終わったので、其の打ち上げにと、
  大宮駅でぶらり途中下車をし、蹴球世界杯の予選放映で五月蠅さが予想される、
  第一希望の「大宮酒場 もつ焼きエビス参」は回避し、一瞬、調子に乗って、
  「焼肉 森林」で豪勢に牛タンと思うも、月末の赤貧が目に見えるので自重し、
  「かしら屋 大宮西口店」にするも、衰えは隠せず、「カシラ」三本で御馳走様。
  二十一時四十五分に退店し、〆に向かう。
  何時もならば「ジャンクガレッジ」に落ち着くのだが、東口に渡る元気も無く、
  其の儘、電車に乗車し、日進の此方へ雪崩れ込む。

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 ◎「瓶ビール(中)」五〇〇円
 …二十二時半の閉店を前に、三〇分前に滑り込む。
  券売機で食券を一通り購入して着席。
  「かしら屋 大宮西口店」でホッピー三杯、酎ハイを一杯呷ったが、
  仕上げにと、偶には麦酒も頂いてみたい。
  最近、すっかり酒を呑まなくなったので、呑める時は確りと肝臓を傷めたい。
  苦味の効いたプリン体が、既にへべのレケのポンコツには矢鱈と効く。
  御通しの麺麻をポリポリ齧り乍ら、ラーメンの出来上がり迄を繫ぐ。

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 ◎「濃厚煮干しそば(並)」七五〇円
 …さて、ラーメンはと言うと、最近は専ら、「濃厚煮干しそば」。
  夏季限定の「冷やし担々麺」も魅惑的だが、此のセメント色には敵わない。
  昨秋十一月にプースーが替わって以降、此方のラーメンは進化した。
  より、煮干しの味わいが濃く成り、ガツンとパンチの効いた味わいに成り、
  すっかり御執心で、つけ麺よりも、ラーメンの方がしっくり来ている。
  勿論、「濃厚煮干しつけ麺」も引っ繰り返る程に旨いのだがね…。
  麦酒も三分の二を呷った所で、御店主が丼を手元へと置いて呉れる。
  濛々と立ち上る煮干しの風味が鼻腔を擽り、〆に相応しい佇まいだ。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  とろみが有り、正に煮干しのポタージュと形容したいプースーは、
  片口鰮と平子煮干しを使用している様で、煮干しの旨味が押し寄せる。
  煮干しの蘞みや雑味が、長所として活きており、煮干しはこうでないと駄目だ。
  仄かな苦味が、麦酒の苦味とも相俟って、酒の摘みとしても成り立つプースー。
  麺は細麺で、「三河製麺」製と思しき物。
  バツっと言う切れ味の良い食感で、モソっとした感じが好み。
  欲を言えば、替え玉で「スーパー粉落とし」、「湯気通し」で頂いてみたい。
  具の「低温調理鶏チャーシュー」はしっとりと、ムチッとした食感。
  「豚チャーシュー」は脂身はトロンと、赤身はホロっと、味付けも確りと。
  ショリショリの刻み玉葱、麺麻、海苔、鳴門、三つ葉と、彩り豊かだ。
  最後はプースーを残らず飲み干し、養分を漏れ無く摂取する。
  矢張り、此のセメント色は偉大だな。