…今週も待ちに待った、待望の週末の休日。
昨晩は職場の歓送迎会に参加するも、普段、周りとは全く関係の無い、
村八分の様な仕事を独りでしているので、馴染める筈も無く、
周囲の絡み辛いと言う雰囲気も感じつつ、只管、麦酒を呷り続ける始末…。
二十一時半過ぎに御開きに成るも、二次会が有る訳でもなく、大人しく帰路に。
大宮駅での乗り換えの序に、ぶらり途中下車し、「ジャンクガレッジ」でも…、
と思うも、何だか腹がくちく、乗り気ではないので普通に帰宅。
今朝は八時過ぎに起床し、風呂に入り、極めて自堕落に過ごす。
何の遣る気も起こらず、正午も過ぎ、寝床で転寝をしたり、如何にも駄目人間。
十三時半を廻り、昼御飯を摂りに出るのも億劫で、ゴロゴロして居たいのだが、
明日は祖母の四十九日法要の為、期日前投票に行こうと、国民の義務を理由に、
重たい腰を擡げ、勇気を振り絞って、身支度を整えて雨の屋外へ。
投票の前に腹拵えとばかりに、毎度の此方へ…。
…十四時の少し前に到着すれば、空席が有り、すんなりと入店。
券売機で食券を購入し、空席にヨッコイショーイチ。
食券を提示し、瓶麦酒とコップを受け取り、手酌で始める。
昨晩、しこたま麦酒を呷ったが、矢張り、心置き無く呑むのとでは雲泥の差。
冷えて、苦味の効いたプリン体は、きっぱりと旨い。
…ラーメンはと言うと、最近は専ら、「濃厚煮干しそば」だったが、
今回は気紛れで「濃厚煮干しつけ麺」を、昨年十二月十九日以来頂いてみよう。
理由は別段無いのだが…。
限定一〇食の「蛤の汐そば」と言うのも有るが、煮干しには勝てない。
其れにしても、今週はと言うと、月曜日は「麺場 七人の侍」、
昼御飯に限っては極めて充実した食生活を送れて、実に幸せだ。
飽く迄も、充実して幸せなのは昼食だけの話だが…。
さて、麦酒を三分の二程を呷った所で、つけ麺の御出座しだ。
「特製仕様」なので具沢山で、何とも心丈夫だ。
具を全てつけ汁に移してから、いざ啜ろう。
具を一度につけ汁に投入すると、温度が下がって云々と言う様な事は、
ラーメンに造詣の深い美食家の方々ではないので、小さい事は気にしない。
麺を手繰り、つけ汁にドヴンと浸し過ぎない様にして啜る。
此方の煮干しは、片口鰮と平子煮干しを使用と言う触れ込みで、
昨年十一月のスープ改変で、煮干しの味わいが強調、強化され、殊更良い。
粘度は高目で、ドロッとした感じだが、一般的な「またおま」系とは一線を画す。
麺はと言うと、全粒粉を使用した「全粒麺」と、能書きには記されている。
北海道産全粒粉を丁寧に石臼で粗挽きした小麦粉と、
天然鹹水を使用した希少な粉で、栄養価も大変高く、鉄分、ヴィタミンＢ壱、
食物繊維が豊富に含まれ、全粒粉独特の風味、甘味、食感の有る麺と言う。
麺には黒い粒々が見え、風味豊かで、腰が効いていて、モチッとしている。
三〇〇グラムと言う量が、然程多く感じない程にスルスル入って来る。
具の「豚チャーシュー」は薄目の物が四枚入る。
味付けは昨秋の改変前から変わらずに宜しく、蕩ける旨さで馨しい。
「低温調理鶏チャーシュー」は胸肉で、しっとりとした軟らかさが光る物が二枚。
御通しでも頂いた麺麻は三本入り、ポリポリとした食感で、相変わらず秀逸。
味付け玉子は黄身がピュッと飛び出す程の半熟加減で、ねっとりと濃厚だ。
他には鳴門、海苔、三つ葉、つけ汁の器には刻み玉葱が沈む。
〆はつけ汁をグイッと飲み干し、選挙に向かうポンコツおぢさん…。
