続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「麺処 いち林」【渋川】

イメージ 1

◆「麺処 いち林」【渋川】

 ◎「特製煮干しそば」一〇三〇円

 …昨日。
  八月一杯の夏季繁忙期を何とか乗り切り、九月一日から束の間の三連休。
  例年と比べると、忙しさは緩和され、心身の疲労も幾分は軽減された気分だが、
  酒を控え、御医者に掛かり、薬物を処方され、服用している所為も有ろう。
  そんな三連休の中日は、朝早く起床し、九時には家を出る。
  盆も夏休みも関係無く労働を強いられ、実家に顔を出す暇も無く、
  又、呆けてしまった祖母が退院したと言うので、顔見世も兼ねて帰省する。
  どうせ北上するのだからと、折角なので、僕の数少ない趣味である所の、
  「ケータイ国盗り合戦」の「夏の陣」の祠、嵐山の「鬼鎮神社」、
  深谷の「瑠璃光寺」、渋川の「水澤観世音」を盗ろうと巡る。
  順調に盗り進み、渋川市内に正午過ぎに入り、昼御飯を済ませよう。
  目星は付けてあり、其の昔、仕事で渋川を担当していた時分に、
  二度御邪魔した事の有る此方に、二〇一〇年一〇月四日以来、
  実に、六年十一ヶ月振りに、久し振りの再訪を果たす。
  其の昔は「いち林飯店」と名乗っていたが、「麺処 いち林」と変更した様だ。
  店に着けば、建て替えられており、真新しく綺麗に成っている。
  店頭には待ちが発生しており、先客は七、八名と言った具合。
  陽射しも出て来てしまい、焼ける様な中、ヂッと待つ。
  一〇分程で風除室に入れ、設えられた券売機で食券を購入する。
  以前は「醤油味」、「塩味」を頂いたので、今回は「煮干しそば」が良かろう。
  存分に堪能したいので、具の全部乗せの「特製煮干しそば」の食券を購入。
  其れから更に一〇分強待ち、漸く店内に辿り着き、椅子に座って更に待つ。
  食券の回収を受け、麺は「中細」、「手もみ」を選択出来、「中細」で発注。
  逸る気持ちを抑えつつ、一〇分弱で漸くカウンター席へ。
  雪隠をお借りしたり、冷水を呷り、五分強で丼を受け取る。
  其の丼は、具沢山で華やかなのは勿論の事、上品さが溢れ出ている。
  いざ、蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  最近食べ慣れているセメント色とは違い、和の気品溢れる佇まいだ。
  あっさりとしているが、煮干しの風味がふわっと薫り、実に嫋やかだ。
  醤油ダレのキリっとした切れの良さも感じられ、心が穏やかに、優しくなる。
  此の手のラーメンの良さが理解出来る歳廻りに成って来たのだろうか。
  「中細」で御願いした麺は、細麺と言っても良い程で、しなやかさが有る。
  噛むと、バツっと千切れる食感で、其れが何とも心地好く、愉しい歯触りだ。
  中加水程度で、プースーの絡みも良く、際限無く啜れそうだ。
  さて、具に目を転じれば、彩り豊か、具沢山で愉しくなってしまう。
  叉焼は二種類、各二枚ずつ、計四枚入っている。
  周囲が赤い感じの肩ロース肉の叉焼は、ムチッとした弾力が有り、
  燻製の様な香りも感じられ、しっとりとした口当たり。
  バラ肉の叉焼は、「北大塚ラーメン」の其れを思わせる、脂身はプルンプルン、
  赤身の部位はホロっと蕩ける、軟らかくも有り、肉肉しさが感じられる逸品。
  捏ねには軟骨と紫蘇が練り込まれており、コリコリとした食感と、
  紫蘇の風味が印象的で、此方の一押しの具でもある様だ。
  味付け玉子は見ての通り、黄身が蕩ける絶妙な出来栄え。
  麺麻は穂先麺麻で、軟らかく、シャキッとした歯触り。
  他には海苔が三枚、九条葱、刻み紫玉葱。
  プースーが美味しいので、勿論、全て飲み干して完食。

~御負け~
赤城神社(三夜沢赤城神社)。
イメージ 2

イメージ 3

赤城山頂の大沼。
イメージ 4