続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華ソバ 櫻坂」【渋谷】

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◆「中華ソバ 櫻坂」【渋谷】

 ◎「焼豚つけソバ」一〇〇〇円

 …昨日は祖母の四十九日法要、納骨の為、朝七時半に出立して帰省。
  颱風の中、十一時からの抱擁、もとい、法要も恙無く終了し、
  運転手の為に呑めず仕舞いの御斎は残らず平らげ、実家に戻り、
  暫しプクマンでルーネーし、晩は店屋物のザーピーをさんざっぱら喰い散らかし、
  土砂降りの中、国道十七号を安全運転で二十一時前に帰宅。
  今朝は颱風は通り過ぎるも、毎度乍ら、電車はしっちゃかめっちゃか。
  時間に余裕を持って家を出て、此の日は朝一でブヤシーに向かう。
  取引先の催しに御呼ばれ、淫靡テーションを受けていたので…。
  無論、淫靡な催しでは断じてない。
  正午から軽食と飲料の提供を受け、十三時過ぎに御開きに。
  池袋へと戻る前に、胃袋に未だ若干の余裕が有るので、満たして帰ろうかしら。
  だから肥えるんだが、此れが、止まらないのよ…。
  千葉県市原市の名店「ちばから」の「渋谷道玄坂店」は生憎の定休日。
  第二候補は、五、六年前、頻繁に通った「ラーメン 凛」へと向かう。
  路地裏の隠れ家の様な場所に辿り着くと、何てこったい!
  颱風が通り過ぎたと言うのに、臨時休業の貼り紙で閉店ガラガラ。
  有り得ん…。
  気を取り直し、次なる候補を文明の利器、携帯電話で検索する。
  「らーめん はやし」が人気が高く、中々に良さ気なので決定。
  勾配のきつい坂道を上って辿り着くと、何てこったい!
  颱風が通り過ぎたと言うのに、臨時休業の貼り紙で閉店ガラガラ。
  有り得ん…。
  風が吹いたら開店を遅らせ、雨が降ったら御休みかい?
  ハメハメハ大王か!
  もう、彼是と検索する気力も無くなり、体力の限界…と千代の富士状態に。
  調べずとも分かる美味しい店は、最早、此方しか残っていない。
  と言う訳で、此れ又、起伏の激しい坂道に息を切らし乍ら、此方に漂着。
  二〇〇九年十二月十五日以来、七年一〇ヶ月振りに御邪魔する。
  十三時半過ぎに流れ着くと、暖簾も出ており、確りと営業している。
  旨い店はちゃんとしているものだな。
  木戸を開けて中に入り、券売機と対峙する。
  此方では「つけソバ」一辺倒だが、祖母の四十九日明けなのでと、
  訳の分からない理由を付け、一〇〇〇円の「焼豚つけソバ」にしてしまおう。
  空腹ではないと言うのに、困ったものだ…。
  食券を手渡し、壁際の席に寝返りは打たずに、普通に着席する。
  厨房内は男性店員氏一名体制で、アサダ二世と同じ編成。
  まあ、一人だからね…。
  冷水を汲み、つけ麺は時間を頂戴しますと言われるも、一〇分程で配膳される。
  此方で「焼豚つけソバ」を頂くのは初めてだが、中々に叉焼が魅惑的だ。
  「らーめん よし丸」を髣髴とさせる大判のバラ肉の叉焼が乗る。
  其の叉焼、否、焼豚をつけ汁に全て移してから頂く。
  麺を手繰り、肉塗れに成ったつけ汁に浸して啜る。
  茶濁したつけ汁は、濃厚魚介系醤油味を謳い、以前と変わらぬ旨さ。
  鯖節と煮干しを使用しているとあって、魚粉がジャリっとしている。
  甘味がやや強めだが、世に蔓延る「またおま」系とは一線を画す。
  表面は油層が構築されており、こってり感が有るが、サラッとした粘度。
  麺は思いの外、細い印象で、中太と言うか、中細と言うか。
  強烈な印象は無いが、太麺の力強さと、細麺のしなかさも兼ね備えており、
  小麦の旨さが感じられ、スルスルと入って行く。
  さて、焼豚がつけ汁に浸かって犇めき合っている。
  箸で持ち上げられない程に軟らかく、ホロホロに崩れてしまう。
  バラ肉の叉焼の見本の様な感じで、赤身、脂身の部位共にトロントロン。
  具は他に、和らぎの有る穂先麺麻、味付け玉子が半個、味わい深い白髪葱。
  最後はジャリジャリした濃厚なプリン体汁をグイッと飲み干す。
  其れにしても、腹がくちい…。