続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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 ◎「トリパイタンメン」八五〇円

 …水曜日。
  刻一刻と、来るべき時が迫っており、其れに向けて、粛々と進めるのみ。
  嗚呼、年明け、後厄の僕は、一体、如何成っているのだろうか…。
  其の前に、重たい、敗戦処理の様な仕事が待っているので、
  憂鬱極まりない毎日を、過ごし続けざるを得ないのが辛い。
  さて、話は遡って一昨日。
  此の日も朝から池袋に出向き、残務を熟し、午後から出掛ける暮らし振り。
  十三時を過ぎ、仕事を切り上げ、BOOK厚木へと向かう。
  と、其の前に、昼御飯を済ませてしまおう。
  気付けば十一月に突入しており、今月も恒例の此方で御愉しみを味わわねば。
  店に着き、店頭の貼り紙を確認すると、「トリパイタンメン」とな。
  念の為、今年のラーメンを復習しよう。
  一月は「酸味と辛味のハーモニー さんらーたん。」、
  二月は「キノコの味噌らーめん マリオ」、三月は「黒胡麻担々つけ麺」、
  四月は「バーニャカウダ風あえ麺 ニルバーニャ」、五月は「Orion」、
  六月は「ネギ推し」、七月は「冷やしオムめん」、八月は「雲丹あえ」、
  九月は「キーマカレー風つけ麺」、先月は「冷やさない中華」と来て、
  今月は、此方の基本である鶏白湯とタンメンを組み合わせた代物の様だ。
  券売機で食券を購入し、木戸を開けて中に入り、空席にヨッコイショーイチ。
  食券を手渡し、冷水を受け取り、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内は男性三人体制で、横山ホットブラザーズと同じ編成。
  一〇分弱で、限定ラーメンの御出座しだ。
  其の名の通り、タンメンを鶏白湯で拵えたと言った感じだ。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  鶏白湯だけあり、僅かにとろみが有り、此方の「白鶏らーめん」の様だ。
  然し、其れとは決定的に異なるのが、炒め野菜の香ばしさが尋常ではない。
  炒め野菜の油の風味がプースーにも移り、何とも馨しい。
  滑らかな口当たりで、濃厚でペトッとした感じが唇を覆う。
  丸で、石破 茂さんのポマード頭の様だ…。
  麺は中細と言った感じの真っ直ぐな麺で、粉の旨味が感じられる。
  此れも「三河製麺」製なのだろうか、市販の生ラーメンの様な風味が有る。
  個人的には好きな味わいだ。
  香ばしさ満点の炒め野菜は、萌やし、キャベツ、人参、玉葱、韮、木耳、鳴門、
  そして、短冊状の鶏肉、恐らくは一度煮込んで火を通した物で構成されている。
  其の上に、そぼろ状の鶏肉が盛り付けられており、鶏が主役だと主張している。
  うん、此れは当たりだな。
  先月の「冷さない中華」は微妙だったが、史上最高の八月の「雲丹あえ」、
  毎年十二月恒例「カキとほうれん草のらーめん the オイスターズ」に次ぐ、
  素晴らしい会心作ではなかろうか。
  最後はプースーを全て飲み干し、一年の締め括りである来月、
  「カキとほうれん草のらーめん the オイスターズ」に出会いたい。