続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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 ◎「カキとほうれん草のらーめん the オイスターズ」八五〇円
 
 …木曜日。
  今週は月曜日から、最後の蟹工船乗船生活をBOOK厚木で過ごし、
  四年にも及ぶ、不慣れな、過酷な、辛く厳しい生活も残り僅かだ。
  丸で、最近話題の朝鮮民主主義人民共和国の漁船の様な感じだったな…。
  さて、話は遡って一昨日。
  此の日は一週間振りの池袋での勤務で、朝から残務を熟す。
  十三時を過ぎ、今月は既に、散髪、忘年会、歓送迎会と立て続けに有り、
  とっくの疾うに、予予、金が無ぇ状態なので、毎週の御愉しみである所の、
  「ラーメン二郎 池袋東口店」は断念せざるを得ないが、毎月恒例、
  此方の限定ラーメンだけは、二〇一五年一月からは三十五ヶ月連続で頂き、
  連続記録を更新しないといけないので、迷わず馳せ参じる。
  十三時二〇分に到着すれば、何時もより三〇分早い所為も有り、
  待ちが発生している様だが、回避する訳には行かないので突撃しよう。
  店頭の貼り紙を確認すれば、予定通り、十二月は毎年此れだ。
  一年の締め括り、「カキとほうれん草のらーめん the オイスターズ」。
  念の為、今年のラーメンを復習しよう。
  一月は「酸味と辛味のハーモニー さんらーたん。」、
  二月は「キノコの味噌らーめん マリオ」、三月は「黒胡麻担々つけ麺」、
  四月は「バーニャカウダ風あえ麺 ニルバーニャ」、五月は「Orion」、
  六月は「ネギ推し」、七月は「冷やしオムめん」、八月は「雲丹あえ」、
  九月は「キーマカレー風つけ麺」、一〇月は「冷やさない中華」、
  先月は「トリパイタンメン」と来て、もう、一年も御終いだ。
  食券を購入し、木戸を開けて中に入り、回転した様で、空席に挟まる。
  食券を提示し、温い水を受け取り、出来上がりをヂッと待つ。
  さて、一〇分程で、今年を統べ括るラーメンの御出座し。
  此れで三年連続、四回目の此のラーメンだ。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  此方の売り、主役である鶏白湯のぽってりとした中に、牡蠣の風味が馨しい。
  僅かにとろみが有り、重た過ぎず、円やかで滑らか、和みの感じられる味わい。
  揚げ葱の香ばしさも、何とも絶妙だ。
  啜れば、濃厚でペトッとした感じが唇を覆う。
  丸で、故・橋本龍太郎元総理大臣のポマード頭に熱いベーゼをしたかの様。
  此の、政治家のポマード頭の比喩も、そろそろ喩えが尽きて来たな…。
  麺は真っ直ぐの細麺で、しなやかさを兼ね備え、パツッと千切れる噛み応え。
  昨年はもう少し低加水の博多ラーメンを髣髴とさせる様な感じだったが、
  茹で加減だけの違いか、将又、別の麺なのかは分からない。
  ラーメンヲタク、美食家でもないので悪しからず…。
  牡蠣はぷっくりとした物で、火が通り過ぎて軟らかさが害われる事も無く、
  軟らかく、中はチュルンとして、生みの牛乳たる所以を味わえる。
  大きさ、先週の「塩そば専門店 桑ばら」の「牡蠣の中華そば」程ではないが、
  四粒入り、八五〇円ならば十分で、貝フェチとしては嬉しい限りだ。
  具は他に菠薐草、木耳、葱、糸唐辛子。
  最後はプースーを全て飲み干し、牡蠣の養分、亜鉛を漏れ無く摂取して退店し、
  午後、来年一月十六日付けの内示を受ける本厄オヂサン…。