続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「刀削麺 XI’AN 大宮店」【大宮】

 
 …昨日、漸く仕事始めで出勤し、今日からは又しても四連休を宛がう。
  十六日の着任を前に、業務も殆ど片付き、引き継ぐ事も無く、随分と身軽なので、
  今の内、休める内に代休を消化して置こうと言う寸法。
  明日の四十二回目の誕生日を前に、後厄の厄除けも兼ね、初詣に出掛ける。
  大宮市民は矢張り、何をさて置いても、氷川神社を詣でないと始まらない。
  正午前に大宮駅に降り立ち、先ずは腹拵え、昼御飯と洒落込もう。
  折角なので、ラーメンの食べ始めをと思うも、何れも帯に短し襷に長し。
  偶には趣きを変えて、刀削麺を生まれて初めて頂いてみようと、
  氷川神社へ向かう一の宮通りから脇に一本入った此方へ初訪店。
  以前は「刀削麺の王様」と名乗っていたが、業態変更をしたのか、
  「XI’AN 刀削麺」と替わるが、「串八珍」の系列の様だ…。
 
イメージ 1
 
◎「生ビール(中ジョッキ サッポロ黒ラベル)」四〇〇円+
  「自家製ラー油をかけたザーサイ(搾菜)」三〇〇円
 …一階席は満席の様で、階段をえっちらおっちら上がり、二階席へ通される。
  テーブル席にヨッコイショーイチし、メニューを眺め、先ずは酒と摘みを発注。
  麦酒と、多種多様な摘みの中からサッと出て来そうな搾菜を。
  先に麦酒が配膳され、グイっと呷り、喉を湿らせ、其の苦味と爽快感を味わう。
  程無くして、搾菜も到着し、ポリポリと摘む。
  流石は「桃屋」とは訳が違い、風味、食感も良く、辣油のコクと辛味も良い。
  上には白髪葱と胡荽が乗り、香味も強め。
 
イメージ 2
 
◎「豆板醤で和えたネギチャーシュー麺(葱油刀削麺)」七八〇円+「大盛り」無料
 …麦酒を三分の二程を呑んだ所で、意外と早く、発注していたラーメンの御出座し。
  見た目は何やら、ラーメンと言うより、棊子麺、饂飩と言った感じ。
  一旦、麦酒と搾菜を脇に置いておいて、先ずは蓮華でプースーから啜ろう。
  やや澄んでおり、一口啜ると、あっさりとした味わいに、結構確りと、
  酸味がガツンと感じられ、すっきりとした淡麗系の仕上がり。
  遠くの方で、八角理事長、もとい、八角茴香の様な中華人民共和国料理特有の、
  香辛料の風味が感じられるが、個人的には苦手だが、仄かに薫る程度。
  此れ以上強く成ったら鼻に付いてしまって駄目だろうと言う、ギリギリで絶妙。
  麺はと言うと、おおっ、此れが刀削麺と言う奴か。
  中華人民共和国山西省で生まれた、中華人民共和国五大麺の一つで、
  水で練った小麦粉の塊を、くの字に曲がった刀で麺を削り出す調理法で、
  削り出された麺は弧を描いて空中を舞い、煮え滾る茹で釜に飛び込み、
  熟練調理人は一分間に一〇〇本の麺を削ると言い、高度な技術を要す職人技とな。
  此れと啜ると、チュルン、プルンとして、噛むとモチッとした不思議な食感。
  麺の断面や厚味は不揃いで、恰も、佐野青竹打ちラーメンの様な口当たり。
  そして、モッチリとした食感は、餺飥、紐革、饂飩の様な感覚すら有る。
  大盛りで四八〇グラムと言うが、そんな量感は無く、スルスルと入って来る。
  具はと言うと、豆板醤で和えたと言う葱叉焼で、此れが実に旨い。
  叉焼はプースーの熱でトロントロンに蕩け、歯が不要な程に軟らかい。
  ピリ辛で辛過ぎず、プースーの酸味とも混ざり合い、うん、良いな。
  此れにも勿論、胡荽が乗り、泰王国料理っぽさも、ふと感じられる。
  最後はプースーも飲み干し、ラーメン食べ始めにしては奇を衒い過ぎたかなと、
  頂く前はそう思ったが、頂いてみると、此れは此れで再訪有りだな。
 
~御負け~
イメージ 3
 
後厄の厄除けにと、五〇〇〇円もの大金を叩いて厄払いをして貰う。
其れにしても何だな。
こんな神聖な拝殿だが、彼方此方でビービー泣き喚く馬鹿が多いの何の。
五秒とヂッと静かにして居られないのは明らかなのに、如何して、
此の様な霊験灼かな聖域に、五月蠅いだけでストレスしか齎さない、
縁起の悪い餓鬼を連れ込むのか、さっぱり神経が分からない。
ギャーギャー囂しく、折角の祈祷の御利益も相当に薄らいでしまう。
首に縄でも付けて、山門の柱に括り付けて置けば良いだけなのに、
如何して馬鹿な親と言うのは自分勝手で身勝手、周囲の迷惑を顧みないのだろう。
親として失格なのは当たり前なのは勿論、人間としての人格も相当に疑わしい。
新年早々、非常識、不道徳な輩や、縁起の悪い餓鬼に迷惑を蒙り、
不吉、不愉快でしかない四十一歳の最終日だ。
嗚呼、忌々しい!