続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「大ぶた入りラーメン」九〇〇円

 …水曜日。
  火曜日から新部署に着任し、外勤や蟹工船乗船ではないにも拘わらず、
  何だか違った疲労感が有り、眼精疲労と脳の疲労と言った感じ。
  此の歳に成って、何かを一から覚える、習得すると言うのは気力が要る。
  未だ、果たして務まるかと言う不安は払拭されておらず、此れからが正念場…。
  さて、話は遡って水曜日。
  着任二日目の此の日は、何方からも昼御飯の誘いも無いので独りで出る。
  前週、「ぶた入りラーメン」を発注したが、豚が増されていなかった此方へ。
  「*」の塩梅もやや改善され、「ラーメン 痔瘻」とは言わせない…。
  異動で、此方への距離も大幅に短縮され、五分程で到着。
  店外に待ちは無く、満席だが、店内にも待ちが無いと言う奇跡。
  直ぐ様、券売機で「ぶた入り」の釦を押して食券を購入し、冷水を汲み、
  蓮華を取り、数十秒待った後、一番奥の席にヨッコイショーイチ。
  食券を提示し、麺の硬さを訊かれ、「普通で」と御願いする。
  厨房内は、何時もの助手氏が調理担当、何時もの調理担当氏が助手と、てれこ。
  相変わらず、習近平の手下が客として紛れ込んでいる様で、メニューも読めず、
  助手氏が「分かりますか?」と訊くも、まあ、其れすら通じないわね…。
  其れは兎も角、一〇分程で無料の乗せ物を訊かれ、「脂で」と告げる。
  其れから間も無く、目の前にドンと、何時もより大きい、「大」の丼が。
  すると助手氏が、「材料余っちゃったんで。食べられなければ残して下さい」と。
  えっ!?如何言う事?
  食券を購入、提示した所迄は「小」だったが、気付いたら「大」に早変わり。
  「材料が余っちゃった」のではなく、「間違えて作っちゃった」のだろう。
  否、前週、豚を入れ忘れた其の御詫びと言う事か?
  其れにしても、流石に直系「二郎」で「大」は、後にも先にも未経験の童貞…。
  丼を持った途端、ズシンと伝わる重量感に赤旗、もとい、白旗が上がりそう。
  僕は共産主義者じゃないので…。
  良し、こう成ったら、何も考えず、一心不乱に丼を空ける事だけに没頭しよう。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーを啜ろう。
  何時に無く、乳化が進んだ感じで、円やかでコクの有る味わい。
  とろみすら感じられ、表面には油層が構築され、見事に舌を撃ち抜かれる。
  非乳化のスッキリとした、醤油ダレの際立ったプースーも良いが、此れも秀逸。
  野菜はと言うと、茹で加減は安定したシャキシャキ寄りで、さっぱりしている。
  卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けずとも、其れを補って余り有る、
  大量のデロンとした味付け脂が、威圧的に横たわっている。
  此れと一緒に頂けば、さっぱりの中に脂の味の濃さとコッテリ感、甘味が加わる。
  最早、此れは具として立派に成立している。
  麺を手繰り、引っ張り上げれば、此れ又、結構な量が入っている…。
  ムチッとして、硬めで発注しなくとも、十分に腰と弾力が堪能出来る。
  粉の風味が感じられ、ツルツルとし過ぎず、ややザラッとした食感も有る。
  すっかり御馴染みの此の麺に、すっかり虜に成っている。
  前回、「ぶた入り」にも拘わらず、増されていなかった豚はと言うと、
  今回は確りと入っており、厚味も其処其処有り、切り方は大雑把な印象。
  肉肉しさは有るのだが、残念乍ら、筋張った硬い部位も多々有り、
  噛み千切るのに難儀し、噛み切れずに其の儘、どっくむしか無い。
  プースーを余り啜ると腹がくちくなるので控え目にした御蔭で、何とか、
  全て平らげ、腹はパンパン、ぽっこり臨月状態で午後の業務に戻るポンコツ…。