続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「極楽汁麺 らすた」【代々木】

◆「極楽汁麺 らすた」【代々木】

 …昨日。
  何とか漕ぎ着けた、待ちに待った、週末の連休。
  ブルジョワジーに復帰したは良いものの、毎日熟さないといけない業務が有る為、
  ホスピタりたいと思っても、平日に休む事が不可能に成ってしまったのが困る。
  落ち落ち、病んでも居られない…。
  さて、此の日は珍しく、晩は元同僚の方々と新宿で呑む予定が入った為、
  折角、都内に出るなら一遍に用事を済まそうと、伸び切った頭髪を切り落としに。
  予約は十五時半だが、早目に出て、昼御飯と一寸パイイチ飲らないといけない。
  最近はずっと、高田馬場の「らーめん よし丸」で、叉焼満載のつけ麺だったが、
  前回、昨年十二月一日、多過ぎて苦しくなり、食傷気味に陥ったので回避。
  次なる候補を探し始めると、青春の味で、板橋にも在る「極楽汁麺 百麺」、
  其の流れを汲む、日吉の「極楽汁麺 らすた」の支店が代々木に在ると言う。
  代々木駅は下車した事が無く、代々木のラーメンと言うと、今は無き、
  「代々木ラーメン党」、所謂「木久蔵ラーメン」の印象しか無いが、いざ突入。

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 ◎「ビール(スーパードライ)」五〇〇円
 …代々木駅西口から徒歩二、三分で、黄色に赤字の看板を発見。
  店外の小さな券売機で食券を購入し、曇り硝子の向こうは風の街、
  ではなく、普通に店内で、開けて中に入り、冷水を汲み、狭いので蟹歩きで、
  奥の席に到達し、食券を手渡し、ヨッコイショーイチ。
  程無くして、栓の開いた「スーパードライ」の小瓶がドンと置かれる。
  ん?此れは、洋杯は出て来ないのかしら。
  一応、少し待ってみるが、厨房内からは、何で呑まないの?と言う感じの、
  視線と言うか雰囲気が伝わり、生まれて初めて、此の大きさの瓶を喇叭呑み。
  コカ・コーラの瓶、一九〇ミリリットルを喇叭飲みするのは分かるが、
  麦酒の小瓶、三三四ミリリットルを喇叭呑みと言うのは初めてだ…。
  麦酒の味に違いは無いので、まあ良いか。

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 ◎「まぜらすた」七二〇円
 …さて、ラーメンはと言うと、「極楽汁麺 百麺」は青春の味と言って置き乍ら、
  懐かしの獣臭漂うラーメンではなく、惹かれたのは此の「まぜらすた」。
  所謂、混ぜ蕎麦、和え蕎麦、油蕎麦の類の物だ。
  此方を検索して、此の見栄えに遣られてしまったので。
  「極楽汁麺 百麺」系統は、個人的には否定的だが、「家系」として分類され、
  「家系」解釈の混ぜ蕎麦は、一体どんな物なのか、大いに気に成ってしまった。
  厨房内は男性一名、女性一名の二人体制で、オヨネーズと同じ編成。
  女性店員氏は国籍不明だが、差し詰め、泰王国か越南辺りだろうか。
  そして、麦酒を喇叭呑みで半分弱を呑んだ所で、件の女性店員氏より、
  「マゼラスタデス~」と丼を差し出され、期待が高まる。
  表面には粉チーズが振り掛けられ、此れを全体に馴染む様に、ざっくりと、
  味が均一化しない様、大胆、且つ、海苔にルーシーが染みる様に繊細に。
  菠薐草が混ざり難いが、まあ、良かろう。
  いざ、箸で手繰り、ヅルッと啜ってみる。
  何だろう、此の、初めて味わう感覚は。
  粉チーズが伊太利亜要素を醸し出し、ゲッティーの様な雰囲気も有る。
  テレレは醤油味で、湯煎で温められた香味油も投入されている。
  地鶏と黒豚のスープと謳われており、其の動物系のプースーも入っていよう。
  程好い濃厚さで、家系の混ぜ蕎麦と言うのはこんな感じなのかと堪能。
  麺はと言うと、茹でる前は橙色を帯びており、「特注卵麺」と謳っている。
  家系ラーメン御用達の「染谷製麺所」の物との事で、太さが有り、
  モッチリとした食感で、濃厚なテレレに負けない存在感が有る。
  茹でた後、一度冷水で〆、更に湯掻いているので、引き締まって腰が効いている。
  具は、鮪の油漬け缶詰の様な刻み叉焼、菠薐草、海苔三枚、味付け玉子半個。
  麦酒の摘みとして平らげ、次回は「らすた麺」、「らすつけ」も良いな。
  麦酒は珍しい、牙買加の「レッドストライプ」と言うのも有る様だ。