続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「創作料理 洋庖丁」【池袋】

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◆「創作料理 洋庖丁」【池袋】

 ◎「からし焼定食(並)」七六〇円

 …月曜日。
  今週も長い一週間を終え、何とか週末の休日に、やっとの思いで漕ぎ着ける。
  今週は比較的、此処が駄目、彼処が駄目、此処が違う、彼処が違うと、
  駄目を出される事は少なかったが、最後の最後、金曜日の晩に味噌が付き、
  どんよりとした気分で、三連休を過ごさねば成らない辺り、未だ駄目だな。
  本当、自分は知恵遅れなのではないと疑い、色々と調べてしまう…。
  まあ、約束を忘れたり、時間を守れなかったり、ヂッとして居られない、
  と言う様な事は無いので、知恵遅れではないと思うが…。
  さて、話は遡って月曜日。
  週明けの月曜日は、すべき仕事が多いのだが、前週末から準備をしていたので、
  先週月曜日の様な業務の遅れは無く、時間的には順調に事が進んで安堵する。
  此れ以上、駄目を出され続けると、僕の心が持たないので…。
  此の日も十四時を前に、唯一の息抜きである昼御飯を摂りに出る。
  最近は「伝説のすた丼屋」で「すたみなライス」を定食で頂くのが好きで、
  ふと思い立ち、年末の十二月二十二日に、十八、九年振りに頂いた、
  「からし焼肉」を頂きたくなり、北口へと亡命し、此方の「池袋店」へ。
  昔は「大山店」、十二月は「板橋店」で頂き、「池袋店」は初潜入。
  店内に入り、此方は食券式の様で、直ちに券売機で食券を購入する。
  券売機の左上は「スタミナ焼定食」で、「からし焼」は一押しではない様だ。
  女中さんに食券を手渡し、カウンター席に冷水が配され、ヨッコイショーイチ。
  厨房内は男性二名、女性二名体制で、サーカスと同じ編成。
  其の中の女性店員氏は浅黒く、国籍不明の外国籍で、飲食店では御馴染みの光景。
  付け合わせの盛り付けをした序に、其のカレー味のゲッティーを摘み食い…。
  まあ、空腹だったのだろう。
  斯く言う僕も空腹で、一〇分程で「からし焼」、御飯、味噌汁が差し出される。
  一ヶ月半振りの再会だが、矢張り、腕白は此の手の物は好きだな。
  さて、先ずは御飯に卓上の胡麻塩を振り掛けてから頂こう。
  「からし焼」は黒胡椒をたっぷりと身に纏い、ヒリリとした爽やかな辛味で、
  更には、大蒜の風味がガツンと来て、此れぞ、腕白の昼御飯と言った趣き。
  生の大蒜を撹拌機に掛け、水を加え、液状にする事で、満遍無く、
  確りと全体に味が馴染み、行き渡ると言う。
  そして、塩、二種類を調合した旨味調味料で炒め、料理酒で香り付けし、
  最後に黒胡椒をたっぷり掛けて仕上げると言う逸品。
  豚肉も程好い薄さで、ごわごわ、パサパサせず、しっとりと潤いを保っている。
  絶妙な塩加減と言うのは、最近、頓に、此の世で一番旨いのではとさえ思う。
  更には、御飯も胡麻塩で塩塗れで、高血圧患者には持って来い。
  付け合わせのカレー味のゲッティーも素晴らしく、摘み喰いしたく成るわね。
  太麺で確りとした味付けで、大蒜、塩、旨味調味料、人造バターで拵えると言う。
  千切りの甘藍は、残念乍らサウザンアイランドドレッシング。
  どの辺が南の島なのかは不明だが、橙色のフレンチドレッシングには劣る。
  味噌汁は豚汁で、いやはや、腕白の心をグッと鷲掴みだ。
  確りと平らげ、大蒜臭を撒き散らし乍ら、午後の業務にしょんぼり戻る…。