続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺屋たつみ 喜心」【秩父】

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 ◎「味玉チャーシュー限定つけ麺(ベジ味噌つけめん)」一一六〇円

 …昨日。
  異動後、初めての三連休。
  此処最近はずっと、休日と言えば、土曜日は一週間の疲労の静養に充て、
  日曜日はサザエさん症候群の緩和に努め、日がな一日、臥せっている様な感じ。
  即ち、休日が三日間無いと、静養、休養以外の事が出来ない有様。
  と言う訳で、今週は三連休なので、漸く、其れ以外の事をしてみよう。
  埼玉県民なので、春夏秋冬、夫々の季節で秩父に出掛ける事にしているので、
  冬の秩父の風物詩、芦ヶ久保の氷柱を初めて見物しに行ってみようと思い立つ。
  早起きし、道中の車中の御供に、ⅰPodでドラマ主題歌の寄せ集めを作り、
  一〇時に出立し、東京環状、県道川越日高線、国道二九九号線で正丸峠を抜け、
  横瀬町に辿り着けば、随分と手前から渋滞に巻き込まれ、予想以上の混雑。
  此の儘では予定が狂うので、先に昼御飯を済まそうと、秩父市内へ。
  秩父で食事と言えば、勿論、蕎麦、草鞋カツ丼、豚味噌丼も良いのだが、
  如何しても、ラーメンに食指が動いてしまう…。
  青春の味、「巣鴨ラーメン」の「らーめん屋 いとう」も大いに惹かれるが、
  秩父市内で一番の評判の此方へ、昨年十一月三日以来、三ヶ月半振りに訪問。
  生憎、備え付けの駐車場は満車の為、秩父駅の有料駐車場に停めて突撃。
  木戸を開けて中に入れば、偶さか、席が空いた様で、すんなり行けそうだ。
  此の日のメニューはと言うと、限定メニューのみの提供の様だ。
  「中華そば」は阿波尾鶏で採った出汁と、数種類の魚介スープを合わせ、
  麺は「きたほなみ」と「春よ恋」を混ぜ合わせた、喜多方ラーメン風とな。
  「濃厚鶏白そば」は香味油を「白」の鶏油、「黒」の焦がし大蒜油が選択出来、
  前回頂いた「鯛煮干しつけめん」と、「ベジ味噌つけめん」の四本立て。
  大いに悩んだ結果、「ベジ味噌つけめん」と味付け玉子と叉焼増しの食券を購入。
  着席し、冷水を汲み、長時間運転の疲労を癒しつつ、ヂッと出来上がりを待つ。
  一〇分強で、待望のつけ麺が配膳されるが、相変わらず、豪勢で凄いな。
  麺の上の分厚い炙り叉焼四枚、と言うより、四個、極太麺麻三本、海苔、
  其れ等をつけ汁に移動するが、つけ汁も此れ又、ドロッドロで物凄い。
  液体と言うより、略、固体と言った方が良く、粘度が半端では無い。
  先ずは麺を手繰り、つけ汁に浸すが、どっぷり浸しては最後迄持たないので、
  日本蕎麦の様に、軽く浸す程度に自重するが、浸すと言うより、塗る様な感覚。
  そして、此れを啜れば、味噌の甘味がふわっと感じられ、とろみが濃厚だ。
  「ベジ味噌」と謳う通り、恐らく、「麺処 花田」の様に玉葱やじゃが芋等を、
  動物系の出汁と合わせ、潰し乍ら煮込んで拵えているのだろう。
  其の野菜の甘味も可也強く出ているので、下手をすると味噌の風味より強く、
  確りと、味噌味のつけ麺を頂いているんだと意識し乍ら頂く。
  麺はと言うと、麺の旨さのモチモチ、シコシコを求めて三重層を作っており、
  上下の層はモチモチ感の出る饂飩粉を、中間層はシコシコ感の出る強力粉を、
  夫々使用し、ゲッティーの少し芯が残る食感を追求したと言う自家製麺
  黒い粒子が見え、粉の風味が感じられ、腰と弾力が素晴らしい。
  冷水で確りと〆られ、引き締まって、凛々しさが窺える。
  叉焼はバラ肉を巻いた物で、表面が炙られた香ばしい物。
  厚さは一センチメートル近く有り、つけ汁に浸して熱で戻せば、
  赤身の部位は程好い噛み応えが有るが、脂身の部位はトロンと蕩ける。
  味付けも確りしており、香ばしさと相俟って、結構な存在感を醸し出している。
  肉肉しさが強く、胃袋にヅシンと響く重量感。
  つけ汁には更に、端っこの部位の切り落とし叉焼が入っているので殊更だ。
  麺麻は極太の物が三本入るが、麺麻の味わいと言うより、筍の煮物の様な印象。
  ポリポリ、シャキシャキしているのだが、味わいは春らしい、筍の風味。
  味付け玉子は黄身がねっとりと濃厚で、絶妙な軟らかさと半熟加減。
  案の定、最後はつけ汁が枯渇し、グイっと呷る必要も無くなる。
  此れは腹持ちが良さそうだ…。

~御負け~
芦ヶ久保の氷柱。
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土曜日の晩の「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」。
まぜそば(大)」を「全増し、脂ダブル」で。
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