続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺屋たつみ 喜心」【秩父】

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 ◎「味玉チャーシューつけめん(鯛煮干し使用)」一一六〇円

 …昨日からの四連休の二日目。
  昨晩は「フレンチバル セゾニエ」で晩餐をし、白葡萄酒を呷り、帰って轟沈。
  文化の日の今日は、悉く、関係各所から断られたので、ひっそりとブーチチへ。
  朝は九時に自宅を出立し、東京環状、県道川越日高線、国道二九九号線を駆使し、
  若干の紅葉渋滞に巻き込まれつつ、正午に秩父市内に辿り着く。
  取り立てて、何処に行こうと言う当ては無いのだが、先ずは腹拵え。
  秩父に来たら、先ずは必ず、此方の様子を窺う様にしているのだが、
  最近は駐車場が満車で振られっ放しで、第二候補、僕の青春の味である、
  旧「巣鴨ラーメン」、現在の「らーめん屋 いとう」に御邪魔する事が多いが、
  今回は、混んでいても、待ってでも入ろうと誓ってみる。
  駐車場は生憎の満車で、秩父駅周辺で時間貸し駐車場を探すも見付からず、
  暫くぐるぐる廻った後、再度戻れば、運良く一台の空きが出来て助かる。
  店に着き、待ちも無く、木戸を開けて中に入り、先ずは券売機で食券を購入。
  事前にメニューを調べ、今日は「濃厚鯛煮干しそば」、「濃厚鶏塩そば」、
  「秩父吉田の味噌らーめん」、「つけめん(鯛煮干し使用)」との事なので、
  此方では初めて頂く鯛煮干しを使用したつけ麺が良かろうと、
  贅沢にも、味付け玉子、叉焼が入った最高級の物にしてみよう。
  数分待ち、席が空き、カウンター席にヨッコイショーイチ。
  冷水を汲み、呷り、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内は男性二名、女性一名で、ハイファイセットと同じ編成。
  一〇分程で、麺の皿、つけ汁の器を順番に受け取る。
  おおっ、麺の上は具沢山で、分厚い叉焼が威圧的に寝そべっている。
  叉焼を始めとした具を全て、つけ汁に移してから頂く事にしよう。
  麺を手繰り、つけ汁に浸し、此れを勢い良く啜る。
  つけ汁はとろみが有り、濃厚の部類に入るだろうか。
  前回、二〇一四年九月八日も「味玉チャーシューつけめん」を頂いたが、
  其の時は「豚骨魚介」と言う括りだったが、其れとは勿論、異なる味わい。
  基本のプースーは鶏白湯だろう。
  鶏ガラ、丸鶏、モミジ、鶏皮を強火で一〇時間以上炊いたと謳っており、
  此れに鯛煮干しの出汁を加えているのだろうな。
  通常の煮干しよりも柔らかな印象で、ぽってりとした、ともすれば、
  重たく感じるつけ汁を、和風な、上品な感じへと変化させている。
  麺はと言うと、麺の旨さのモチモチ、シコシコを求めて三重層を作っており、
  上下の層はモチモチ感の出る饂飩粉を、中間層はシコシコ感の出る強力粉を、
  夫々使用し、ゲッティーの少し芯が残る食感を追求したと言う自家製麺
  中太で、表面はツルツルとしているが、つけ汁がべっとりと纏わり付く。
  冷水できっちりと〆られ、狙い通りの食感が堪能出来る。
  さて、心丈夫なのが具だ。
  叉焼はバラ肉を巻いた物で、表面が炙られた香ばしい物。
  厚さは一センチメートル近く有り、つけ汁に浸して熱で戻せば、
  赤身の部位は程好い噛み応えが有るが、脂身の部位はトロンと蕩ける。
  味付けも確りしており、香ばしさと相俟って、結構な存在感を醸し出している。
  つけ汁には更に、端っこの部位の切り落とし叉焼が入り、肉肉しさ満載だ。
  麺麻は極太の物が三本入るが、麺麻の味わいと言うより、筍の煮物の様な印象。
  ポリポリ、シャキシャキしているのだが、味わいは春らしい、筍の風味。
  味付け玉子は黄身がねっとりと濃厚で、絶妙な軟らかさと半熟加減。
  他には海苔、白髪葱が入り、最後はつけ汁をグイッと飲み干す。
  スープ割りなんぞ、女々しい真似はしない。
  其れにしても、此れだけ具沢山だと、流石に腹がくちい…。

~御負け~
旧・吉田町の椋神社
秩父事件の発端、秩父困民党の決起集会が行われた事でも有名。
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偶さか、例祭で獅子舞の奉納が行われていた聖神社
和同開珎鋳造の契機と成った事でも有名。
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